中国迷爺爺の日記

中国好き独居老人の折々の思い

コブシの実

2007-07-14 08:26:33 | 身辺雑記
 コブシの木の下を歩いている時に、ふと見上げると葉の間に何やら変わった形のものが目に止った。よく見ると形はさまざまだが、実だった。


  帰ってから調べてみると、この実はパイナップルや桑の実と同じように1つの花にある複数の子房(めしべの基部)から由来した集合果というもので、コブシの場合は袋果というものが多数集合したものと言う。それにしても、普通の植物の実とは違って、それぞれの形も大きさも違っているのはおもしろい。

何かの幼虫のようだ


時間がたつと色づくのか、実によって色が違うのか。


まるで鳥のように見える。


 コブシの名の由来は花や蕾が拳のようだからと言われるが、この凸凹している実の形が由来だとも言う。何となくこの方が説得力があるように思う。

 実を割ると、中には白く丸い種子がある。「果実は秋に熟し開裂、白糸で赤い種子を釣りさげる」(広辞苑)そうだから、ぜひ観察しよう。