ドラマー涼の激辛ブログ『Eat with fire!』

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麻婆豆腐 まとめと補足

2011年07月27日 | グルメ・食品
テレビ『百識王』をご覧になってここを訪問されたみなさまへ。

激辛ドラマー涼こと、藤崎涼です。
僕は麻婆豆腐研究家でも調理師でもありません。
ただのドラマーです。
自分で「達人」と言うのはおこがましいというか抵抗がありましたが、
あれは演出上の肩書きなのでご容赦を(笑)
僕は、自家製の激辛麻婆豆腐を朝飯に食べる程に麻婆豆腐が好きです。
『マニア』には違いありません。
わざわざ検索してこのページを見つけた貴方も、きっと麻婆豆腐マニアに違いありませんね(笑)

僕は十数年程前、本場四川の麻婆豆腐の素で作った麻婆豆腐を食べて以来、四川風麻婆豆腐にハマりました。
それまでは、日本式の『マーボードーフ』しか食べた事がなかったので、それは衝撃でした。
それからというもの、本場の麻婆豆腐についての研究をするようになり、市販の麻婆豆腐をいろいろ食べたり、いろいろなお店を食べ歩いたり、自分でレシピを研究したりしています。 

そんな感じで、僕が汗かきということと、麻婆豆腐好きということで、今回の番組のオファーをいただいたわけです。
ちなみに、たまに激辛系の番組のオファーをいただきますが、チャレンジ系はお断りしてます。
僕は、超激辛の怖さも知っていますし、痛い目に遭った事や、死にかけた事もありますので。
辛い料理は、辛くしようと思えばいくらでも辛くできます。
でも、食べる方の限度は必ずあるので、調子に乗って限度を超えると本当にひどい目に遭います。はい。(死ぬ人もいますから)

あ、話それましたね。
今回の番組では、麻婆豆腐の味を追求するというよりも、『麻婆豆腐へのこだわり』というものに重点をおいて、麻婆豆腐にこだわっていると思われるお店を紹介させていただきました。
お味に関しては、ひとそれぞれでしょうから、「この店!」と紹介するのはとても難しいです。
味の感じ方は人それぞれで、千差万別十人十色ですから。
例えば、キュウリを生のまま「おいしい!」とボリボリ食べる人がいる反面、『吐きそうになる』と毛嫌いする人(僕ですが)もいます。 
それくらいに味の感じ方は人それぞれです。
味の感じ方は、その人の食環境や、生まれて今まで食べてきた物等に大きく影響されますよね。

そして、料理全般にも言えることですが、麻婆豆腐は、食材、作り手、季節、作り方によって味が大きく変わります。
いろいろと食べ歩いてて気づきましたが、当然同じ店にも何度も行ったりするのですが、同じ店でも日によって味が違ったり(おそらくシェフや食材の違い?)することも多々あります。
もちろん、食べる側の気分や体調でも、味の感じ方は大きく変わったりもします。
なので、「紹介されたお店に行ってみたけど、口に合わなかったよ」などという苦情は受け付けませんよ~ 

今回の番組では、辛さや味ではなく、『麻婆豆腐へのこだわり』という視点で選んだお店を紹介してみました。
もちろん他にも紹介したい店は何軒かありましたが、限られた番組枠の中、しぼるのが大変でした。
ということで、今回は基本中の基本である『陳麻婆豆腐店』への取材は、あえて割愛しました。(紹介のみ)
『陳麻婆豆腐店』は、麻婆豆腐の元祖を継承しているお店でありますし、本場四川の麻婆豆腐を語るには絶対に外せない、基本の味です。
今はなき、台場の『陳麻婆豆腐店』は、出店当初はすごくおいしかった。
ひき肉も「松坂牛」を使っていて、豆腐やお米等の食材にはこだわってたみたいです。
でも、いつしか支店が増え始め、松阪牛の文字も消え、開店当初よりは味も少し落ちた気がします。(まあ、慣れたのもあるかもしれないけど)
とは言っても、普通においしいんですけどね。 
『陳麻婆豆腐店』も、店やシェフによって味が変わります。葉ニンニクも入ってたり入ってなかったり。
番組で紹介したラゾーナ川崎店は、辛さの調節はしてくれませんが、安く食べれるのでおすすめです。

今回の番組は『滝汗』もテーマでしたので、各店には『可能な限り辛く』とお願いして作っていただきました。
といっても、僕は普段から麻婆豆腐を注文する時は「出来る限り辛く」とオーダーしています。
僕は『激辛マニア』でもありますので!
真の激辛麻婆豆腐と呼べる店はありませんけどね。 
結局は自分で作るのが一番辛くておいしい(自画自賛w)。
辛さだけで言えば、名古屋の某店や原宿の某店(辛いというよりも『麻』がすごいだけ)がそこそこ辛いですが、取材拒否の店だったり、僕個人的にもあまり好きではない店なので....

『激辛マニア』の視点からいうと、今回紹介したお店は、辛さレベルに関してははどの店も『激辛』には満たないものである事は付け加えておきます。(まあ、激辛グルメは『辛ければなんでもいい』というものではありませんからね)
しかし、番組中では、辛いと言っている真田佑馬くんと高田翔くんがほとんど汗をかかなかったのに対して、『全然辛くない』と言っている激辛マニアの2人(僕と古川good-cool竜也さん)がダラダラ滝汗をかいているという、見た目は変な結果になりましたが...。
よく勘違いされるののですが、辛いから汗をかいているわけではないのです。 
ただ、暑いだけなのです(笑)


とりあえず補足として、番組で紹介したお店をあらためてと、そして今回は紹介しきれなかったお店を下記にご紹介します。
(いずれも、そのお店の料理長もしくはオーナーシェフに作っていただくのを前提としています。)


=直城(なおき)@高輪=
シェフの山下直城さんは、中華料理の料理人の家庭に生まれ育ち、上野毛の『吉華』で修行後に、本場の成都で1年間修行してきたという方。その後、ご実家の四川料理店(東京町田『随息居』)を経て、高輪にご自分のお店『直城』を開店。
麻婆豆腐研究にも余念がなく『陳麻婆豆腐』を極める為に色々と研究をされていらっしゃる。
現在でも、新しい四川料理や四川料理においての新しい流行(?)等も研究されていらっしゃるようです。
そして奥さんも四川の方なのです。
本場四川で、四川料理の極意と、奥さんまでもモノにしてこられたという、
まさに本場を知っている料理人だと思います。
お店で出す麻婆豆腐は、日本人向けに少しアレンジしているようです。
今回の収録では、日本人向けと、本場風の2種類を作っていただきました。


=スーツァンレストラン陳@渋谷=
日本に麻婆豆腐を広めた陳健民さんの息子、陳健一さんの四川飯店グループのお店。
四川飯店グループの総料理長である菰田欣也さんがここのシェフです。
菰田さんは、19歳の頃から陳健一さんの下で働き、32歳で総料理長に就任。
忠実な四川料理を再現する為に、現在でも四川にも足を運び技術を学んでいらっしゃる。
そして、第5回中国料理世界大会では、日本人初の金賞を受賞。
四川飯店グループの麻婆豆腐は、各店食べ歩いたけど、やはり作り手によって味が全然違う。
(食材の違いもあるだろう)
菰田さんに作っていただいた麻婆豆腐は、本場の麻婆豆腐をさらにアレンジして洗練させたという感じで、さすがに絶品でした。
この味には『負けた!』と思いました(笑)
しかし、ここの『激辛麻婆豆腐』は、単品でも2,772円します。 普通の陳麻婆豆腐でも2,425円(税・サ込)。
この値段を出すんだから、おいしくなくちゃウソですね!
食材も厳選された最高なものを使っているようです。(豆腐はお店専用の特注品)



=珍々(ぜんぜん)@小岩=
本場四川の家庭料理が味わえるお店だと思っていただいていいかもしれません。
小岩の住宅街にあり、元々寿司屋だった店舗をそのまま使っています。
中華料理というと大火力で大鍋を振るっているイメージがありますが、
寿司屋のガラスケースが残るカウンターの奥には、家庭用の小さいコンロがあるのみ。
僕的には『麻婆豆腐は豆板醤が命』だと思っていましたが、その豆板醤さえも使わずに調理するお店。
お店の店主である黄革(ファングー)さんは、本場重慶出身。
特に料理についてどこかで修行したとか言うわけではなく、お父さんの作っている料理を見ながら覚えたとの事。
調味料は、醤油と塩以外はすべて手作りしているそうです。
そして、唐辛子や花椒は本場四川からご自分で取り寄せているらしいです。
唐辛子は本場四川の高山でしか採れない貴重な唐辛子を使っているとの事。
これぞまさに『こだわりの中国のお母さんの味』なのでしょう。



その他紹介したかったお店。

=趙楊(ちょうよう)@銀座=
ここも紹介したかったんですが、時間の関係で紹介できなくて非常に残念!!
四川省成都出身の趙楊(ちょうよう)さんがシェフ。
中国の「錦江賓館」を経て「金牛賓館」の料理長を務めたあと、来日。
八王子に自分のお店を開店し、後に新橋に移転。
現在は新橋から移転して銀座にお店を構えるが、お値段も高くなり、気軽に行けなくなってしまった感がある。
グルメ雑誌で麻婆豆腐特集があると、この方は必ずといっていいほど登場します。
氏は、元祖麻婆豆腐の『幻の調理法』を知っていると言われ、
その『幻の麻婆豆腐』は本来はコース料理(高い)でしか食べられないようです。
食材は、自ら中国で買いつけているとの事。


その他、"再度訪問してみたい"と思っている店は、下記のとおり。

四川飯店(赤坂)ここは一応基本ですね。僕が訪問した時は『?』でしたが、今度は陳健一さんご本人に作っていただきたい。

枉駕(東久留米)オーナー夫妻の接客がよかった。味もおいしい。

芝蘭(板橋)ここも有名店ですね。銀座や神楽坂にも支店を出した。(そっちは行ってないけど)

巴蜀(神田岩本町)「はしょく」と読みます。 穴場的な感じで意外とおいしかった。

飄香(銀座) 本店は代々木上原ですが、本店に訪問したとき、ランチタイムに麻婆豆腐を出してなくてフラれっぱなし。結局、銀座に出店した時に、銀座で麻婆豆腐ランチをいただきました。上品な感じの麻婆豆腐。ここのシェフも確か四川で修行してたはず。

虎穴(馬喰横山)上品系でなかなか本格的ですが、僕が訪問した時はランチで麻婆豆腐を出してなかったのが残念。なので、わざわざ夜に出直しました。 白飯がないのがイタい。 麻婆豆腐には白飯でしょ!!

楊(十条)中国の家庭の味という感じです。最近、店舗が増えた為かオーナーの楊さんに作ってもらってないなぁ。他のシェフが作るとまた味が違うかも...

京華樓(神奈川・横浜中華街)ここは本格的でけっこうおいしい。

松の樹(神奈川県・川崎)汁なし担々麺が目当てで行きましたが、麻婆豆腐もなかなかでした。

辣辣~LaLa~(広島県広島市)上品な感じでおいしかった。ホルモン麻婆豆腐も意外にイケます。値段が安いのがいい。

郫濾(愛知県名古屋市)一度しか行ってませんが、上品な感じでおいしかったです。

担担(大阪・天神橋)遠いので1回しか行った事ないけど、麻婆豆腐も担担面(担々麺)も本格的でおいしかった。

その他は訪問した店リスト(『四川風、もしくは陳麻婆豆腐など、本場風麻婆豆腐を謳っているお店)をご参考ください。


その他、麻婆豆腐について研究(?)してまとめたページを簡単に紹介しますので、興味のある方はどうぞ!
ここで言う麻婆豆腐は、日本式の麻婆豆腐ではなく、陳麻婆豆腐、四川式麻婆豆腐、正宗麻婆豆腐、麻辣豆腐などと呼ばれる、本場中国四川風の麻婆豆腐を指します。

今まで訪問した店リスト(四川風、もしくは陳麻婆豆腐など、本場四川風麻婆豆腐を謳っているお店。 日本式麻婆豆腐の店は基本的に除いてあります)





☆その他、麻婆豆腐に関するブログは、このブログの右上(PCの場合)、もしくは左上にある検索窓に『麻婆豆腐』とキーワードを打ち込んでいただき、『このブログ内』で検索すると、いろいろ出てきます。
ご参考までに。



長文、読んでいただきありがとうございました!
ここまで完読された貴方は、本当に麻婆豆腐が好きなんでしょうね(笑)
少しでも麻婆豆腐が好きな人の参考になれば幸いです。
また、「このお店は絶対行っとけ」などの情報がありましたら教えてください!



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13 コメント

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仙台 (時間は逆転せず)
2011-07-27 01:18:53
仙台にくることがあれば、竹竹の激辛麻婆を食べてみてくたさーい。
麻婆焼きそばも最高です!
返信する
見ました (UA)
2011-07-27 02:05:49
テレビ見てきました。麻婆豆腐大すきなのでもう見てるだけでおいしそうでどうしようかと思っちゃいました。自家製麻婆豆腐の写真もおいしそうですね。いろいろ勉強になりました。ありがとうございました。
返信する
番組見させていただきました。 (Cicci)
2011-07-27 02:10:13
いろいろよくご存じで、流石!と思いました。
激辛が好きというより食べることが好きなんだなって感じました。
厨房を覗いている涼さんの瞳が嬉しそうでしたね。

このブログを読んで、涼さんの食へのこだわりを感じました。
辛いのはちょっと苦手ですが、食べたくなりました。
返信する
書き忘れました (Cicci )
2011-07-27 02:25:38
涼さんの麻婆豆腐、上手にできてますね。
美味しそう!
返信する
初めまして☆ (まさお)
2011-07-27 03:28:47
百織王、拝見しました!

麻婆豆腐、めちゃめちゃテンション上がります↑
僕が麻婆豆腐にハマったのは、フランチャイズ?(チェーン店?)でもある陳麻家の陳麻飯です♪
辛いものが特に好きな訳ではなかったんですが、一気に好きになりました!

ぜひいつか紹介されてたお店にも行ってみたいです☆
返信する
百識王みました。 (青龍)
2011-07-27 03:38:14
見てたら食べたくなったので昼食か夕食を麻婆豆腐にしようと思います

陳麻家の麻婆豆腐好きです。
返信する
こんにちは (まあぼう)
2011-07-27 04:28:54
百識王見てコメントします。 
普段なにげに食べている麻婆豆腐ですがあんなに奥深い物だったとは驚きました。
とても勉強になりました。
そして、あの映像はずるいですよ。いますぐにでも麻婆豆腐が食べたくなりました。
これからも頑張ってくださいね!
返信する
Unknown (めい)
2011-07-27 16:05:33
たまたま見てたらりょうさんがでててびっくり。
ドラム叩ぃてるかと思ったら、あとはずっと食べてましたね
でもずっとスティックを持ってましたね
からそうでしたけどとっても食べたくなりました
返信する
百識王 (ドラマー涼こと藤崎涼)
2011-07-27 23:23:03
完全地デジ化で、お肌の映りを気にしています、藤崎涼です。 なにせ、どアップのシーンがありましたから。
どちらかというと、ロケの前日に寝ていなかったので、目の下のクマのほうが気になりました(笑)

いやはや、ドラムのシーンでも、叩く前から滝汗まみれだったんですが、本編でも麻婆豆腐を食べる前からすでに滝汗をかいている自分には笑いました。
暑がりなのでしょうがないですね(笑) 
ま、適役だったとは思いますが!

やっぱり、検索してたどり着かれる方はいらっしゃるんですね。 
びっくりしました。
みなさまコメントありがとうございます!


>時間は逆転せずさま
早速の情報ありがとうございます!
仙台に行った時は必ず訪問します。
麻婆やきそばもおもしろそうですね!

>UAさま
あの映像は、麻婆豆腐に興味ない人でもソソられるんじゃないかと思いました!
僕もあらためて見てて、何度も「うまそー」ってつぶやいてました(笑)

>Cicciさま
そうですね、激辛というよりは食べるのが好きです。
だからダイエットには苦労してます(笑)
僕が好きな食べ物は全部ハイカロリーなので!
辛いだけじゃダメなんです、辛くておいしいが基本です。 
自分で作ってもおいしいの作れますよ!!

>まさおさま
あの映像は、麻婆豆腐好きなら一発でノックアウトですね。
僕もあらためてノックアウトされました(笑)
陳麻家も今やフランチャイズですが、古くからありますよね。
麻婆豆腐は奥が深いのでぜひいろいろ食べ歩いてみてください!

>青龍さま
あれを見てたら食べたくなるのは無理ありません。
僕も夕食に麻婆豆腐を食べたばかりだったんですが、
あれを見てまた食べたくなりました。
麻婆豆腐連食ありです!!

>まあぼうさま
僕もあのお仕事のおかげで色々勉強になったんです(笑)
でも、本業のほうをもっと頑張りたいと思います(笑)
辛い麻婆豆腐を食べて夏を乗り切りましょう!

>めいさま
登場シーンで、ドラム叩いたまではよかったんですけどね...。
しかし、その後もドラマーである事をアピールしていました(笑)
辛くておいしい麻婆豆腐はやみつきになりますよ!
返信する
コメントありがとうございました。 (まき)
2011-08-15 06:52:16
初めまして。
昨晩はコメントありがとうございました。

補足記事ありがとうございます。

今回番組でご紹介頂いたお店へは行ってみたいと思っていますので、時間を見つけて行きたいと思います。


厚かましくもコメント残させて頂き失礼しました。



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