映画館で、オダギリジョー、柴咲コウ、田中 泯 出演、犬童一心 監督作品「メゾン・ド・ヒミコ」を観ました。
●ストーリー
塗装会社に勤める吉田沙織(柴咲コウ)は、亡くなった母の医療費を親戚に借り、借金を抱え、風俗への転職を真剣に考えていた。
そんなある雨の日、沙織が勤める会社に、岸本春彦(オダギリジョー)と名乗る、若くて美しい男がやって来る。彼は、沙織が幼い頃に出て行った父親・吉田照雄(田中 泯)の恋人だった。
春彦は、父の照雄が癌を患い、余命が残り少ない事を沙織に告げ、照雄がゲイの為に建てた老人ホーム・
「メゾン・ド・ヒミコ」で働く事を沙織に頼みに来たのだった。
沙織は、母と自分を捨て、我がままに生きてきた、父親のことを許せずにいたが、春彦が提示した「日曜だけの勤務で、日給3万円」と言う条件の良さと、遺産の話しに心が動いてしまい、日曜日の朝、生まれて初めて「メゾン・ド・ヒミコ」を訪れるのであるが…。
●感想
病気で親と死に別れるという、誰にでもいつかは起こりうる切ない題材を基にして、新しい人々との出会いや知人が老いて行く事の悲しさ等を、暗くなり過ぎない犬童監督独特の表現で観せてくれる味のある作品だと思います。
私がこの作品の好きなところを挙げるならば、まずはキャスティングの上手さですね。
オダギリジョー、柴咲コウ、田中 泯 、そしてゲイ役の人々、全てがピッタリはまっていて違和感を全然感じませんでした。
この作品を観る前は、「たそがれ清兵衛」の剣客イメージを田中 泯さんには強く持っており、正直言って「この配役はどうなんだろう?」と不安を持っていたのですが、ふたを開けて見ると、私の心配は杞憂に過ぎず、田中 泯さんの落ち着きのある演技は、癌を患いながらも少しも動揺を見せない「卑弥呼」にピッタリで劇中一番輝いて観えました。
逆に、この作品で残念なところは、物語中盤辺りで、沙織とゲイメンバーの一人の山崎(青山吉良)が色々なコスプレ衣装を着替え、はしゃぎ回り、そのままの衣装でダンスホールに出かけて行くシーンがあるのですが、この一連のシーンは全体の流れから見て、ちょっと浮いてしまっているように思えるのでカットし、代わりに卑弥呼と沙織の母親との過去のエピソードシーンを入れて、二人の関係をもっと詳しく描いて欲しかったと思います。
それでも、肝心なラストシーンは、ちょっとお茶目な微笑ましいエピソードで終わっているので、私にとって記憶に残る作品になりました。
●採点
私のこの作品に対する評価は70点です。
私の中での、犬童一心監督の代表作といえば、「ジョゼと虎と魚たち」なので、どうしてもこの作品と比較して観てしまうのですが、残念ながら「メゾン・ド・ヒミコ」で、「ジョゼと虎と魚たち」以上の感動を得ることはできませんでした。
しかし、こういった人の感情の機微を上手に描く犬童作品が私は大好きなので、これからも犬童一心監督には「メゾン・ド・ヒミコ」や「ジョゼと虎と魚たち」の様なオリジナル脚本での感動できる作品をたくさん作って欲しいと思っています。
だから、この作品は犬童一心監督ファンの方と我がままに生きているゲイの身内を持っている方におすすめ致します。
最後にどうでもいいことなんですが、「メイクダウンをしているとは言っても、やっぱり柴咲コウはカワイイじゃん!」って思ってしまったのは私だけでしょうか?
それでは、また何か観たら書き込みします。
●ストーリー
塗装会社に勤める吉田沙織(柴咲コウ)は、亡くなった母の医療費を親戚に借り、借金を抱え、風俗への転職を真剣に考えていた。
そんなある雨の日、沙織が勤める会社に、岸本春彦(オダギリジョー)と名乗る、若くて美しい男がやって来る。彼は、沙織が幼い頃に出て行った父親・吉田照雄(田中 泯)の恋人だった。
春彦は、父の照雄が癌を患い、余命が残り少ない事を沙織に告げ、照雄がゲイの為に建てた老人ホーム・
「メゾン・ド・ヒミコ」で働く事を沙織に頼みに来たのだった。
沙織は、母と自分を捨て、我がままに生きてきた、父親のことを許せずにいたが、春彦が提示した「日曜だけの勤務で、日給3万円」と言う条件の良さと、遺産の話しに心が動いてしまい、日曜日の朝、生まれて初めて「メゾン・ド・ヒミコ」を訪れるのであるが…。
●感想
病気で親と死に別れるという、誰にでもいつかは起こりうる切ない題材を基にして、新しい人々との出会いや知人が老いて行く事の悲しさ等を、暗くなり過ぎない犬童監督独特の表現で観せてくれる味のある作品だと思います。
私がこの作品の好きなところを挙げるならば、まずはキャスティングの上手さですね。
オダギリジョー、柴咲コウ、田中 泯 、そしてゲイ役の人々、全てがピッタリはまっていて違和感を全然感じませんでした。
この作品を観る前は、「たそがれ清兵衛」の剣客イメージを田中 泯さんには強く持っており、正直言って「この配役はどうなんだろう?」と不安を持っていたのですが、ふたを開けて見ると、私の心配は杞憂に過ぎず、田中 泯さんの落ち着きのある演技は、癌を患いながらも少しも動揺を見せない「卑弥呼」にピッタリで劇中一番輝いて観えました。
逆に、この作品で残念なところは、物語中盤辺りで、沙織とゲイメンバーの一人の山崎(青山吉良)が色々なコスプレ衣装を着替え、はしゃぎ回り、そのままの衣装でダンスホールに出かけて行くシーンがあるのですが、この一連のシーンは全体の流れから見て、ちょっと浮いてしまっているように思えるのでカットし、代わりに卑弥呼と沙織の母親との過去のエピソードシーンを入れて、二人の関係をもっと詳しく描いて欲しかったと思います。
それでも、肝心なラストシーンは、ちょっとお茶目な微笑ましいエピソードで終わっているので、私にとって記憶に残る作品になりました。
●採点
私のこの作品に対する評価は70点です。
私の中での、犬童一心監督の代表作といえば、「ジョゼと虎と魚たち」なので、どうしてもこの作品と比較して観てしまうのですが、残念ながら「メゾン・ド・ヒミコ」で、「ジョゼと虎と魚たち」以上の感動を得ることはできませんでした。
しかし、こういった人の感情の機微を上手に描く犬童作品が私は大好きなので、これからも犬童一心監督には「メゾン・ド・ヒミコ」や「ジョゼと虎と魚たち」の様なオリジナル脚本での感動できる作品をたくさん作って欲しいと思っています。
だから、この作品は犬童一心監督ファンの方と我がままに生きているゲイの身内を持っている方におすすめ致します。
最後にどうでもいいことなんですが、「メイクダウンをしているとは言っても、やっぱり柴咲コウはカワイイじゃん!」って思ってしまったのは私だけでしょうか?
それでは、また何か観たら書き込みします。
お久しぶりです。この間、映画メゾンドヒミコを見て、今日記事を書いたので、もしかしたらRohi-taさまも見てらっしゃるかな?とお邪魔しました。そうしたら、見てらっしゃるのを発見☆コメントと、トラバでお邪魔させて頂きました。
ヒミコ。やさしい映画で楽しかったです。ジョゼは、みたかったけど見逃した映画で、ちょっと残念(私あまりビデオ借りないタイプでして...苦笑)です。
メゾン・ド・ヒミコ楽しまれたみたいで良かったです。
私としては「ジョゼ~」も観て欲しいなぁと思っています。
何か良い映画を観たらコメント下さいませ。
それでは、また!
コメントありがとうございましたv風邪の心配もして頂いてあいがとうございます。治ってますーv
「ジョゼ~」はい、いつか機会を作ってみたいですねぇv
「8月のクリスマス」、Rohi-taさま行かれるのですよね。
それをお聞きしたら、私も見てみたいなぁって思っちゃいましたvではでは。
「8月のクリスマス」は近々行きますよ!
行ったらすぐに、ブログに書きますので、よかったらチェックしててください。
それでは、これからも身体に気を付けてください。
おやすみなさい。