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ナイト・オブ・ザ・スカイ

2006-02-07 23:23:50 | 映画 ナ行
試写会で、出演:ブノワ・マジメル/クロヴィス・コルニヤック/ジェラルディン・ペラス/フィリップ・トレトン/原作:アルベール・ユデルゾ/ジャン=ミシェル・シャルリエ/脚本:ジル・マランソン/監督:ジェラール・ピレス/作品『ナイト・オブ・ザ・スカイ』を観ました。

●ストーリー
イギリスの航空ショーに参加していたフランスの主力戦闘機ミラージュ2000が突然、ショーの最中でデモンストレーションを中止し、会場から飛び去ってしまう。

このミラージュ2000を追ってフランス空軍のマルシェリ大尉(ブノワ・マジメル)とヴァロワ大尉(クロヴィス・コルニアック)がスクランブル発進し、旅客機の影に隠れレーダーから逃れている機体を発見する。

マルシェリ達に発見された事に気付いたミラージュのパイロットは旅客機から離れ、突然ドッグファイトを仕掛けて来た。

このミラージュの思いがけない行動に油断したヴァロワは背後をとられ、ロックオンされ危機に陥ってしまう。

この非常事態に司令部から追撃中止命令が下るが、ヴァロワの身を守る為にマルシェリは敵機を撃墜してしまう。

基地に戻ったマルシェリとヴァロワは司令部の命令に背いた責任を問われフランス空軍から軍籍を剥奪されてしまうのだが、この事件の裏には巧妙に仕組まれた陰謀が潜んでいたのだった……。

●感想
CGやVFXを使わず、本物の戦闘機・ミラージュ2000による迫力のある映像は「見応え有り!」で「トップ・ガン」に優るとも劣らない素晴らしい出来でした。

主人公のマルシェリを演じたブノワ・マジメルを始め、空軍のパイロット達はそんなに男前ではないのですが、そこがかえってリアル感があり、良かったと思います。

ストーリーの序盤でフランス空軍に2人のアメリカ人女性パイロットが訓練の為にやってくるのですが、この2人の使い方が上手く、「アメリカ絶対正義主義」として描いてないのがフランス映画らしいと思いました。

ストーリーはオーソドックスではありますが少し捻りが有り、ミラージュ2000に乗ったパイロットの目線で「これでもか!」というくらいに音速のアクションが繰り広げられるので、自分があたかも戦闘機を操縦しているような感じになり、小学生の時の夢がパイロットだった私は大いに満足致しました!

●採点
私のこの作品に対する評価は75点です。

正直言ってあまり期待していなかったのですが、久々に丁寧に作り上げられた戦闘機アクションムービーだったので「観て良かった!」と思いました。

始めの頃はミラージュ2000の機体がそれほどカッコ良く思えなかったのですが、観終わる頃には、すっかりファンになってしまいました。

いや~、やっぱり戦闘機はいいですね!スピードがあって美しくて、男のロマンがたくさん詰まってますね~!

特にミラージュ2000が音速の壁を越える瞬間に出来る飛行機雲の映像には迫力があり、ビックリしてしまいました!

と言う訳でこの作品は、戦闘機好きな方や空を音速で飛び回る疑似体験をしたいと思っている方におすすめ致します。

最後にどうでもいいことなんですが「日本の航空自衛隊じゃ~、ここまでの協力はしてくれないだろうなぁ~」と思い、フランス空軍の太っ腹な協力ぶりに拍手を送りたくなったのは私だけでしょうか?

それでは、また何か観たら書き込みます。


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