先日、生まれて初めて「ファミリーミュージカル」というものを観た。『イッツフォーリーズ』というミュージカル劇団の公演である。その劇団に所属する宮川君という役者と、以前一緒の舞台に出た事があり、彼からお知らせが来た。舞台のお知らせというのは、たいていメールで来るもので、面倒だったり、時間やお金に余裕が無かったら「まぁ、いいや」と無視してしまう。だけど宮川君の場合、わりとギリギリに、突然電話をかけてくるのだ。
そして電話と言うのは断りづらい。。
「あ、明日とか、お暇じゃないですか?」とか突然言われても、幸か不幸か、暇なのだ。お金もまぁ、1本芝居を観たらもうキリキリ舞い!!!!というほどでもない。だから、まぁ、つまり、、、観に行けちゃうのだ。。
宮川君という役者は、以前ご一緒した時も面白い人だなぁ・・・とは思ったけど、その後、お芝居の宣伝が来るたびに、改めて「面白い人だなぁ」と思う。彼はまだ22歳とか23歳とか、うろ覚えだけど、俺よりかなり若いのは確かだ。以前、彼が出演する舞台のお知らせが電話で来て、あちゃ~…と思って電話に出ると、例のごとく「あ、明日とか、お暇じゃないですか?」と言う。まぁ、暇なんすよね。そして観に行けるとしたら、まさに明日くらいしか時間がない。そういうスケジュールを彼に伝えると、彼はこのようにおっしゃる。
「あ、明日の前売りチケットはもう完売しちゃったのです。当日券も、若干出る・・・かもしれない、という感じで、入れるかどうか微妙なのですが、あの、観に来て頂ければ・・・」
というね、さすがにこの僕もね、「なにそれ?」って言っちゃいましたよね。なんか、やっぱりチケットノルマとかあるんでしょうな。みなさん大変だわ。観に行ってあげたいけどね、「入れるかどうか微妙」な舞台にね、さすがに、行けないっす。その時は俺も本番を間近に控えていたので、心の中で「宮川君ごめん」とつぶやいて観には行きませんでした。
それが去年のお話で、続いて先日のお話です。再び宮川君から電話がきました。
「あ、明日とかお暇じゃないですか?」
舞台のお誘いである。お誘いは別にいいんだけど、いくらなんでもギリギリすぎるだろう。なんで毎回「明日」なんだろう。「来週」とかならまだ可能性が高いだろうに。まぁ、お知らせを送る相手として、最後の手段的の人間なんでしょうな。わかるよ、その気持ち。最後の手段に入れてもらえただけありがたいよ。
そして今回も舞台のお誘いで、彼が所属するミュージカル劇団の公演である。前回のお知らせは「入れるかどうか微妙なんですが…」という事だったが、今回もなかなかに宮川節が炸裂したお誘いだった。
「あ、僕は、その、出ないんですけど、観に来て下さい」
え????出ないの??????
「出なくても、その、ノルマが・・・」
と言う事らしい。劇団というものは大変だ。どの劇団もこうやってがんばっているのだ。その時の俺は、舞台の本番が終わって、少し時間に余裕が出来ていたので、電話までかけてきてくれるというのは素直に嬉しいしね、お人好しかもしれないけど、観に行くことに。「チケットはいくらなの?」と聞くと、「3000円です!!!!」とのこと。あら、なんかミュージカルって言うから、もっと高いのかと思ってたら、思ったよりもリーズナブルじゃないか。ファミリーミュージカルだからかな。さらに彼は「あ、でも、ちょっと、もしかしたら、関係者割り引き的な、その、ある、か、かも、しれない、で、すす」と、なんだろう、電話口で誰かにナイフでも向けられてんのかな?というほどの落ちつかなさだけど、まぁ、そういう事なので、次の日、劇場がある六本木へ、人生初、ファミリーミュージカルを観に行く。
そして電話と言うのは断りづらい。。
「あ、明日とか、お暇じゃないですか?」とか突然言われても、幸か不幸か、暇なのだ。お金もまぁ、1本芝居を観たらもうキリキリ舞い!!!!というほどでもない。だから、まぁ、つまり、、、観に行けちゃうのだ。。
宮川君という役者は、以前ご一緒した時も面白い人だなぁ・・・とは思ったけど、その後、お芝居の宣伝が来るたびに、改めて「面白い人だなぁ」と思う。彼はまだ22歳とか23歳とか、うろ覚えだけど、俺よりかなり若いのは確かだ。以前、彼が出演する舞台のお知らせが電話で来て、あちゃ~…と思って電話に出ると、例のごとく「あ、明日とか、お暇じゃないですか?」と言う。まぁ、暇なんすよね。そして観に行けるとしたら、まさに明日くらいしか時間がない。そういうスケジュールを彼に伝えると、彼はこのようにおっしゃる。
「あ、明日の前売りチケットはもう完売しちゃったのです。当日券も、若干出る・・・かもしれない、という感じで、入れるかどうか微妙なのですが、あの、観に来て頂ければ・・・」
というね、さすがにこの僕もね、「なにそれ?」って言っちゃいましたよね。なんか、やっぱりチケットノルマとかあるんでしょうな。みなさん大変だわ。観に行ってあげたいけどね、「入れるかどうか微妙」な舞台にね、さすがに、行けないっす。その時は俺も本番を間近に控えていたので、心の中で「宮川君ごめん」とつぶやいて観には行きませんでした。
それが去年のお話で、続いて先日のお話です。再び宮川君から電話がきました。
「あ、明日とかお暇じゃないですか?」
舞台のお誘いである。お誘いは別にいいんだけど、いくらなんでもギリギリすぎるだろう。なんで毎回「明日」なんだろう。「来週」とかならまだ可能性が高いだろうに。まぁ、お知らせを送る相手として、最後の手段的の人間なんでしょうな。わかるよ、その気持ち。最後の手段に入れてもらえただけありがたいよ。
そして今回も舞台のお誘いで、彼が所属するミュージカル劇団の公演である。前回のお知らせは「入れるかどうか微妙なんですが…」という事だったが、今回もなかなかに宮川節が炸裂したお誘いだった。
「あ、僕は、その、出ないんですけど、観に来て下さい」
え????出ないの??????
「出なくても、その、ノルマが・・・」
と言う事らしい。劇団というものは大変だ。どの劇団もこうやってがんばっているのだ。その時の俺は、舞台の本番が終わって、少し時間に余裕が出来ていたので、電話までかけてきてくれるというのは素直に嬉しいしね、お人好しかもしれないけど、観に行くことに。「チケットはいくらなの?」と聞くと、「3000円です!!!!」とのこと。あら、なんかミュージカルって言うから、もっと高いのかと思ってたら、思ったよりもリーズナブルじゃないか。ファミリーミュージカルだからかな。さらに彼は「あ、でも、ちょっと、もしかしたら、関係者割り引き的な、その、ある、か、かも、しれない、で、すす」と、なんだろう、電話口で誰かにナイフでも向けられてんのかな?というほどの落ちつかなさだけど、まぁ、そういう事なので、次の日、劇場がある六本木へ、人生初、ファミリーミュージカルを観に行く。