徒然なるままに~のんびり、ゆったり、こまやかに

猪突猛進型の60代。そして卵巣がんですっ転んで8年。目指すはのんびり、ゆったり、細やかな生活!無理かなー(#^.^#)

28年ぶりの再会ーDebbieさんの来日!③ー京都2泊3日の旅(一日目)

2018-03-29 12:12:28 | 団塊世代夫婦の一コマ
3月25日、桜満開。
温暖化?
今年、桜は卒業式の花となった。

閑話休題。

さて、話をDebbieさんの来日に戻そう。

Debbieさんはアメリカ人。
30年近く前、私たち家族が
アメリカ南部の小さな町に住んでいた時、
いつも助けてくれた大恩人。
(このことは前回、前々回のブログに書かせていただいている)

来日半ばの二泊三日で京都旅行を予定していた。
京都旅行、といっても
私たちにとっては50年後の修学旅行というわけで、
ここ3,4年に1度は京都を訪れている。

どこがいいかなあ、
一般的な修学旅行コースではつまらないし・・・、

そうだ、デビーさんは植物がとても好きだったっけ。
コペンハーゲンのチボリ公園に行って
そこの植物を堪能するのが夢だといっていた。
それもつい数年前、叶えている。

そこで、日本庭園を味わってもらおうと、
そんなことを中心に予定を立てていた。

ところが、前回も述べたように、
Debbieさんはstep daughterのリサさんが持たせてくれた
「Cool Japan Guide」を読んで、

行ってみたいところがはっきりしたようだった。

彼女が一番に言ったのは「伏見稲荷」。
あのだだーっと並んだ鳥居に興味をもったらしい。

それと「金閣寺」。
私たちは、そうきたかーと思った。

やっぱり、米国にはないもの。
そして、彼女にとって日本らしさを感じられるものが
いいのかもしれない。

そこで一気に予定変更。

一日目:新幹線で京都へ
 新幹線初体験
 富士山を見る
 駅弁体験

 宿から金閣寺へ(バスで移動)
 夕方は青蓮院のライトアップを味わう
 夕食はライトアップ地域のどこかで

二日目:一日京都市内
 午前中 伏見稲荷へ(頂上まで登る)
 午後  清水寺及びその周辺
 夜   宿近くの居酒屋

三日目:午前は京都市内、午後の新幹線で帰路へ
 午前中 相国寺見学(法堂、承天閣等)
 昼   再び駅弁体験
 午後  新幹線乗車で帰路へ

このうち「赤」で書いたものが、
デビーさんの見たいもの、
「青」が私たちがDebbieさんに
どうしても味わってもらいたいものだ。

一日目。
快晴!!
これは富士山を見るための必須条件。
昨日昇ったスカイツリーでは
残念ながら富士山だけは見えなかったという。

でも今日は大丈夫。
車窓を通してだんだんに大きくなる富士山。
遂にベストショットを得ることに!

こうして2枚ほど撮ったDebbieさん、
あれっ、動かなくなった・・・。
爆睡が始まったのでした。
15時間の時差から来る眠気を
富士山を撮るまではと、頑張っていたのですもの。

琵琶湖を過ぎたあたりで目を覚ましたDebbieさん、
「しまった、駅弁を食べ損ねた!」と一言。
この駅弁は、帰りの新幹線までお預けとなった。

夕方、地下鉄に乗って東山へ。
そこから青蓮院に向かう。
これは以前私が感激したライトアップで、
なんとしてもデビーさんに見てもらいたかった。
お庭もみることができるし、
生け花のライトアップもあるし。

青蓮院の竹林、
そして知恩院の三門のライトアップは
彼女にとってとても印象的だったようだ。

竹林を下からライトアップすると
それはなんともいえない幽玄な雰囲気を醸し出す。
「これはすごいわねえ・・」とデビーさん。

知恩院の三門。

これにもDebbieさんは感銘を受けたようだった。
屋根の造作そのものが彼女の心を奪った。

しばしその二つの余韻に浸りながら歩く。
円山公園の生花のライトアップは
「なるほど」という程度。
先程の二つに圧倒された感。

Debbiesさんが好きだという庭園やお花。
そんなものに焦点を当てて
京都そぞろ歩きを組んでいたけれど、
ちょっぴり私たちの組み立てがずれていたかもしれない・・・
などと思いながら、夕闇の道をゆっくり歩いた。

だが、一つ、忘れていたことがあった。
夕食のことだ。
日本的なものは疲れているときには難しいかも、
と思っていたので、いろいろ考えた。が、
結局私たちが最終的に辿りついたのは・・

祇園を出たところ、四条通にある
「タリーズコーヒー」なのでした。

疲れているときは食べなれたものが一番!
というのが私たちの考えだったけれど・・。

皆で大笑いしながらのタリーズ夕食と相成りました。

さあ、明日は伏見稲荷と清水寺!!
外国の人の一番人気というスポット。
どうなりますことやら。(つづく)