この日、私は仕事日だった。
だから、夕方のウルトラマン2号(保育園4歳男児)の
お迎えは夫の仕事。
彼らが帰宅して間もなくウルトラマン1号(小学一年生)も
放課後クラブから帰宅。
彼らがウルトラマンビデオを1本観ている間に
夫は夕食のテーブルセッティング。
何故夕食の支度ではなくセッティングか。
それはウルトラの母が朝準備しておいた
その日の子どもの夕食をセットするだけだから・・。
でも、具だくさんの味噌汁を温め、
冷凍ご飯を解凍する、というのは夫の仕事。
その日は、カルシウムを食べさせるという
ウルトラの母の思いで、
味噌汁には煮干しが丸のまま入っていた。
(丸のままって、私たち夫婦のテイストではない・・・・)
夕食が始まる。
「おじいちゃん、煮干しが入っているよ。
これ取っちゃっていい?」(ウルトラマン1号)
「だめだよ。食べなきゃ」(夫)
「煮干し、煮干しが・・・。
おじいちゃん食べて」(ウルトラマン1号)
「僕のも食べて」(ウルトラマン2号)
「じゃあ、煮干しは残していいから
(何しろ丸のままだしなあ・・・)、
味噌汁は飲むんだぞ」(夫)
しかし、ウルトラマンたちは
普段はさっさと飲む味噌汁に手をつけなかった。
こりゃあ、まずいっと思った夫は、
煮干しがなければ味噌汁は飲むだろうと考え・・・、
結局、二人分の煮干しを食べた。
食事が終わって一段落した頃
ウルトラの母帰宅。
しばらくして、子どもたちに聞いた。
「煮干し食べた??」(ウルトラの母)
「・・・・・」(ウルトラマンたち)
ウルトラの母は気づいた。
彼らが食べなかったことを。
でも、この日、少し余裕のあった母は
ウルトラマンたちをしかり飛ばすことはなかった(ホッ、笑)
夫はそれを見て、今日の状況を説明した。
「おとうさん、貴重なカルシウム源だから、
食べさせてね。でも、まあ難しいか。
私が言えば食べるから、明日の朝、
その味噌汁また飲ませるときに、食べさすわ。」(ウルトラの母)
そして次の朝。
味噌汁を温め直したウルトラの母は気づいた。
「味噌汁がすえている!」(ウルトラの母)
(夫は、前日に味噌汁に一度火を通すのを忘れた!
と言っていた・・・)
ということで、その煮干し入り味噌汁はおじゃんに。
新たに今回は丸の煮干し入りではない味噌汁を
作り直したという。
この日は朝の食事の準備は夕食の準備で手いっぱいで、
煮干しを丸のままじっくり煮た味噌汁を
つくる時間はなかったようだ。
ウルトラマンたちはこの日は
丸の煮干しを食べさせられることは免れた。
ウルトラマンたちにとっての
力関係の把握は・・・・、
ウルトラの父>ウルトラの母>ウルトラの祖母>ウルトラの祖父
煮干しを丸のまま、黙って食べるのは父と母のところだけ。
祖父と祖母の前では
「えーっ!!」と言いながら私たちの様子を見る。
「食べたの?」と母に聞かれれば
今までだったら、すぐにモジモジしたけれど、
「・・・・・・」とだんまりを通す。
ほんと、面白い。
そして、大きくなったなって思う。
ふと、ウルトラの母の声なき声が聞こえてきた。
「だって、なんでもいい、いいじゃだめでしょ。
それじゃ、子ども育たないわよね。
お母さんだって、私たちの母親してた時は
そうだったじゃない!」
色んな大人がいる。
そこでどんな自分を出すのか。
子どもは無意識だろうが、そんな勉強しているのかなって。
それにしても、祖父母って立場って面白いって
益々思うこの頃なのでした。
だから、夕方のウルトラマン2号(保育園4歳男児)の
お迎えは夫の仕事。
彼らが帰宅して間もなくウルトラマン1号(小学一年生)も
放課後クラブから帰宅。
彼らがウルトラマンビデオを1本観ている間に
夫は夕食のテーブルセッティング。
何故夕食の支度ではなくセッティングか。
それはウルトラの母が朝準備しておいた
その日の子どもの夕食をセットするだけだから・・。
でも、具だくさんの味噌汁を温め、
冷凍ご飯を解凍する、というのは夫の仕事。
その日は、カルシウムを食べさせるという
ウルトラの母の思いで、
味噌汁には煮干しが丸のまま入っていた。
(丸のままって、私たち夫婦のテイストではない・・・・)
夕食が始まる。
「おじいちゃん、煮干しが入っているよ。
これ取っちゃっていい?」(ウルトラマン1号)
「だめだよ。食べなきゃ」(夫)
「煮干し、煮干しが・・・。
おじいちゃん食べて」(ウルトラマン1号)
「僕のも食べて」(ウルトラマン2号)
「じゃあ、煮干しは残していいから
(何しろ丸のままだしなあ・・・)、
味噌汁は飲むんだぞ」(夫)
しかし、ウルトラマンたちは
普段はさっさと飲む味噌汁に手をつけなかった。
こりゃあ、まずいっと思った夫は、
煮干しがなければ味噌汁は飲むだろうと考え・・・、
結局、二人分の煮干しを食べた。
食事が終わって一段落した頃
ウルトラの母帰宅。
しばらくして、子どもたちに聞いた。
「煮干し食べた??」(ウルトラの母)
「・・・・・」(ウルトラマンたち)
ウルトラの母は気づいた。
彼らが食べなかったことを。
でも、この日、少し余裕のあった母は
ウルトラマンたちをしかり飛ばすことはなかった(ホッ、笑)
夫はそれを見て、今日の状況を説明した。
「おとうさん、貴重なカルシウム源だから、
食べさせてね。でも、まあ難しいか。
私が言えば食べるから、明日の朝、
その味噌汁また飲ませるときに、食べさすわ。」(ウルトラの母)
そして次の朝。
味噌汁を温め直したウルトラの母は気づいた。
「味噌汁がすえている!」(ウルトラの母)
(夫は、前日に味噌汁に一度火を通すのを忘れた!
と言っていた・・・)
ということで、その煮干し入り味噌汁はおじゃんに。
新たに今回は丸の煮干し入りではない味噌汁を
作り直したという。
この日は朝の食事の準備は夕食の準備で手いっぱいで、
煮干しを丸のままじっくり煮た味噌汁を
つくる時間はなかったようだ。
ウルトラマンたちはこの日は
丸の煮干しを食べさせられることは免れた。
ウルトラマンたちにとっての
力関係の把握は・・・・、
ウルトラの父>ウルトラの母>ウルトラの祖母>ウルトラの祖父
煮干しを丸のまま、黙って食べるのは父と母のところだけ。
祖父と祖母の前では
「えーっ!!」と言いながら私たちの様子を見る。
「食べたの?」と母に聞かれれば
今までだったら、すぐにモジモジしたけれど、
「・・・・・・」とだんまりを通す。
ほんと、面白い。
そして、大きくなったなって思う。
ふと、ウルトラの母の声なき声が聞こえてきた。
「だって、なんでもいい、いいじゃだめでしょ。
それじゃ、子ども育たないわよね。
お母さんだって、私たちの母親してた時は
そうだったじゃない!」
色んな大人がいる。
そこでどんな自分を出すのか。
子どもは無意識だろうが、そんな勉強しているのかなって。
それにしても、祖父母って立場って面白いって
益々思うこの頃なのでした。