アスペルガー症候群・ひろとの不思議な毎日・2

アスペルガー症候群と診断を受け1年6か月間不登校も経験した息子(15歳・高校1年生)との楽しい&不思議な毎日を綴ります。

この頃の息子

2012-04-17 20:36:59 | 中学3年生

先日の土曜日は部活

日曜日は、初めてプロバスケットの試合の観戦に行ってきました。普段は数人と遊びに出かけると途中で一人行動をしてしまう息子が、この日は最後まで、みんなと一緒に過ごすことができました

途中、メールが来て、「みんなと夜ごはんを食べてから帰宅するので、遅くなります」「プロの試合はとても素晴らしかったです。」って

あんなに1年生の前半はいじめにあって大変でしたが、現在では、仲間として無難に過ごせるようになっています

部活は、終わりよければすべてよし!って感じです~。

大会でも、重要な試合に出してもらえるようになってきたりして。でも、息子は最初のころは身長が小さかったので、結局は、すべてのポジションを経て・・・現在は大きい選手のポジションの練習をしているそうです。「大変だよ~」って言っています。

 

ちょっと前の話。

先輩の卒業式の日。今でも、制服のボタンをもらったりということがあるようで。息子はもらってくることがなかったのですが、後輩から、「ひろ先輩、来年の卒業の時、ひろ先輩のボタンか名札をください」ってもう、予約されたそうです~。息子は、「ボタンがないと、高校説明会に行けないから、名札ならいいよ」って話したそうです。息子のことを、そういう感じに思ってくれる後輩がいるなんて、びっくりです。息子は、後輩の話はあまりしなくて、先輩の話はよくしてくれるし、一緒に下校したり、遊んでもらったり、メル友だったり、お土産をいただいたりって感じ。

きっと、そんな息子なので、先輩が優しくしてくれたことを今度は後輩に同じようにふるまっているのかなぁって感じます

 

それと、話はかわりますが。

息子は、この頃自分から「アスペルガー症候群」のことを母に話してくれることが多くなっています。

母はそんなに詳しくは説明をしていなかったのですが、なんだかこの頃の息子はとっても詳しい

母が仕事でいないときに、PCで検索して調べたのかなぁって思います。

息子にとってのこの「アスペルガー症候群」。

イメージは、けっこうプラスらしい

自分はなんだか特別な脳の構造で、得した気分みたいです。

でも、「俺って、特別に秀でていることってないよね~。もっとアスペルガーなら秀でたかもしれないよ。ちょっと残念だけど、これから何か見つかるかもね」とか言っています。

学校で困ったことがあったら、先生には「僕はアスペルガーなので、わかりません」って言うとも教えてくれました。

人間と付き合うのが好きでないことや、本が大好きで1日で1冊を読み終えてしまうことも特徴なのだと言っています。

ここのところ、周りとの違いに自分で気がついて。

で、たどりついたのが自分には違った面があるって、自覚したのだと思います。

それでも、これが自分だし、一人ひとり違うのだからと思っているそうです。

 

なんだか、こんなにも肯定的に考えていける息子って素敵だなぁって思えています

 

特性のためにマイナス的なことも多々ありますが、それを上回る、母にはない思考や不思議さがあって

この頃の息子は、自分を客観的にみることが出来て、周りも冷静にみることができて。

一緒に過ごしていて、とっても楽になりました。

こんな日が来るなんて、小さいころは考えられなかったなぁ