アスペルガー症候群・ひろとの不思議な毎日・2

アスペルガー症候群と診断を受け1年6か月間不登校も経験した息子(15歳・高校1年生)との楽しい&不思議な毎日を綴ります。

なぜ?

2011-09-26 20:11:07 | 中学2年生

急に、秋になってしまった陽気で半そででは過ごせないようになりました。寝るときも布団を掛けるようになって。

そうそう、今日のタイトル。

美術のテストが戻ってきました。「友情」というテーマで絵を描くテストで前にブログで綴った例の「ドラえもん」の絵。

先生も???状態だったらしい.。

息子の絵の感想のところに先生のコメントが書いてあって「なぜ、ドラえもんなの?なぜ、いろんな色なの????」って。

一応、絵を見たら、ドラえもんが手をつないで輪を作っている絵で、色もきれいに塗ってありました。色々な色のドラえもんが出現していたけれど。

友情ということで、手をつないで、輪を作ったと母は思います。

ここは不思議君の発想で、友情って人間に対して、息子はあまり深く感じていないと思います。同じ興味が合うと、遊ぶけれど、心の底からっていう友人はいない感じがします。広く浅くという感じだし、友人と遊ぶことも自分から誘ってまではしないし。

なので、息子の場合はドラえもんの方が、興味があって親しみがあって友情を感じるのだと母は思います。

昨日も、誰とも遊ぶ気がなかったのですが、息子の携帯が鳴って。

友達が窓の下を見てって言って、我が家に来てしまって。疲れているから出かけたくないと言って我が家で遊んでいました。

一人のほうが、気楽だし、自分の邪魔もされないし、好きなことが出来るから良いと言っています。部活と学習でへとへとなのもあるけれど。あまり、友人にたいして執着というものを感じない息子です。

息子、ひと一倍、超がつくくらい相手がどう思っているか考えてしまうし、息子自身は何か話す前に一度頭の中で考えてから言葉を出す特性があって。みんなとテンポが違うようです。なので何も考えずに言いたいことをすぐに口に出す人は苦手。そういう子が遊ぶ時ににいるとさっさと帰ってきてしまう。

存在感があるようなないような不思議な感じの雰囲気を持っていて、それでいて、きちんと考えてから言葉を口にするので、芯が通っていて。周りをよく観察もしているので、周りの人のことを冷静に捉えられる。

母にはない感性の持ち主の息子だなぁって思います。

なので、今回の美術の絵も人間ではなくて「ドラえもん」を描いたのだと母は思います。