【ガチンコセッション 第6回レポート】
【みね】
■2週間での達成事項
①研究者、院生の方の勉強会でのプレゼン
②学会への参加
③卒論を書きあげる
④年の近い先輩とキャリアについて話す
この2週間は、アカデミックな場面での活動が多かったです。
この1年間、アカデミックな活動は「今しかできないこと」、「やりたいこと」として高い優先順位をつけてきたので、その集大成ということもあって多くの時間を割きました。
特に、自分よりはるかに能力も実績もある学者の方々の前で意見を発表し、大学の学部レベルでは学ぶことのできない話を聞いたことがよい経験になりました。
「できる範囲」を越えて行動したことが達成事項だと思います。
また、日々の生活のレベルでは、⑤日々のフィードバックを継続したこと、に加え、⑥他人の感情にアプローチすること、を意識しました。
相手の感情を考え、そのときに最も適したコミュニケーションをとること、長期的に良い人間関係を気づくこと、を目指しました。
このように考えたきっかけとして、今後のキャリアでも重要だと感じた一節を引用します。
・ダニエル・ゴールマンの『EQ こころの知能指数』「第10章 職場のEQ」より
「たとえばここに、科学系シンクタンクとして世界的に有名なベル研究所の花形研究員について調べた資料がある。ベル研究所で働く技術者や科学者は、みなトップレベルの知能指数を持つ人たちだ。それでも、その中で花形研究員人になる者もいれば、平均的な仕事しかできないものもいる。
・・・「花形」を他の研究員と比較してみた意外だったのは、両者の間にこれといって差異のないことだった。
・・・ところが詳しくインタビューしてみると、花形研究員は仕事上の人間関係がふつうの研究員とは決定的にちがうことが明らかになった。花形研究員は仕事上重要な人間とのあいだに親密なネットワークを維持している。大ピンチに遭遇したとき即席の問題解決チームや危機管理チームの一員になってもらわなくてはならない人々と良好な人間関係を保つよう心掛けているおかげで、花形研究員は仕事をスムーズに運ぶことができるのだ。」
■3カ月の振り返り、成長できたこと
この3か月、青木さんのセッションを通じて、精神的に成長することができたと感じています。
具体的には以下の3点です。
①これまで直線的な価値観に凝り固まっていたことに気づいたこと。
②感情の重要性に気づいたこと。
③自分の考えや仮説に基づいて積極的に行動したこと。
①これまで直線的な価値観に凝り固まっていたことに気づいたこと。
大学生活の中で、サークル活動、投資、インターン、グラミン銀行など様々な活動をしてきました。
そうした活動を「成功」させるため、無意識のうちに「先を見通して課題を設定し、それに向けて準備する」という行動パターンが身についていました。
また、「成功」の基準が客観的な、または他人からの評価になることが多く、「周囲から期待に応える」ことばかりを追いかけるようになっていました。
短期的な成果や中身の決まったプロジェクトでは、このような直線的な価値観が有効なことが多いかもしれません。
しかし、長い目で見たとき、この価値観が自分の限界を設定し、堅苦しい考え方、生き方を生んでいたかもしれません。
そこのことに気づけたことが、第一の成長です。
自由にやりたいことを決められる場面でも、無意識のうちに、「~するべきだ」、「~しなければならない」と考えていたこと。
それによって、将来に対して漠然とした焦りを感じていたこと。
もっと自由に考えたり、自然体で物事に臨んだりすることで、むしろパフォーマンスが上がることがあると思えるようになったこと(逆のことばかり考えていなかったと気づいたこと)が大きな収穫です。
②感情の重要性に気づいたこと。
これまでの価値観が絶対ではないことに気づいた後、新しい行動をいくつか起こしてみましたが、そうした行動と自分の考える将来の目標についてかみ合わない部分があることを感じていました。
このモヤモヤ感を、「感情」というキーワードで取り払うことができました。
・今の行動は自分がこうしたいと思うから取り組んでいて、直接将来のためになるとは限らない。
・しかし、その時々の感情をコントロールすることで、主観的にも、客観的な成果でも、より充実した日々を過ごすことができる。
・そうしたわずかな達成事項の積み重ねが、最終的に大きなプラスになる。
と考えることにしました。
これまでが、「直線的で予測可能な成長」だったとすると、今回気づいたのは「曲線的で予測できない成長」の可能性でした。
また、感情は他人についても当てはまり、相手の理性ばかりではなく、感情も考えて行動することで、より良い人間関係を気づくことができることを改めて感じています。
感情面へのアプローチは、結局のところ、主観的なもので自己満足に終わってしまいそうな気もしていましたが、今ではそうではないと感じています。
例えば、最近もっとも長い時間を割いている活動として、卒論があります。
これまで、本とコンピュータに向かって黙々と勉強をしていた卒論も、義務ではなくやりたいこととして取り組んだり、視野を広げて周囲の人の助言やフィードバックを求めてみると、全く違った景色が見えてきました。
ポジティブな気持ちのときとそうでないときには明らかに進み具合が違いますし、指導教官の教授だけでなく、他の先生や先輩や友人からもフィードバックやアイデアをもらうことで一人の力以上の成果が出せそうです。
そして今は、来月の提出に向けて最後の仕上げをしているところです。
③自分の考えや仮説に基づいて積極的に行動したこと。
考えを考えで終わらせず、行動に移せたことも成長の一つです。
必ずしも客観的な評価があるわけではなく、主観的な成功を目指した挑戦も、やりがいがあるものだと、考えられるようになったため、行動のハードルが下がったのだと思います。
具体的には、先輩、社会人、学者、多くの方にお会いすることができ、そうした方々の意見、考え方を聞いたこと、また、自分の考えをアウトプットしてフィードバックをもらうことができたこと、が主な行動とその成果でした。
■2011年、どんな年にしたいか
「変化を利用して成長する一年」にしたいと考えています。
卒業、就職、支店配属など、変化の多い一年になると思います。
そうした変化を受け身でとらえるのではなく、成長の場として積極的に利用したいと考えています。
そして、スキルや知識の面だけでなく、人間的にも、人間関係の面でも、ロールモデルと考える方に近づけるように、そして自分に誇りを持てるように行動したいと思います。
困難なことに対して、どのような姿勢で臨むのかによって結果は大きく違っているはずです。
ポジティブに、時にはネガティブな感情を受け入れつつ、臨機応変に行動する一年にしたいと考えています。
■ガチンコ後発隊に贈るエールの言葉
偉そうなことは言えませんが、自分が課題だと思うことに対して、時間をかけて向き合ってみてください。
僕自身、この3か月でどの程度成長することができたのかは正直なところ分かりませんが、普段は表に出ない自分の内面について立ち止まって考えてみたことは、非常に価値のある時間だったと思っています。
また、恥ずかしいと思わずに、なんでも積極的にブログでアウトプットしていくとよいと思います笑!
頑張ってください!!応援しています!!
みねさん
とても楽しい3カ月でした。
みねさんの中に眠っていたやる気のもととなる「楽しさ」「面白さ」「可能性」に火をつけることができたからです。
優秀な人は一杯いるけれど、「この人と仕事をしてみたい」と思わせる人は少ないかもしれません。
100%の期待に答えるみねさんでは、私は満足しないでしょう。
ガチンコの洗礼を受けたからには、100%のラインを超える男になって欲しいな。
100%のラインを越えるには、周囲の人を唸らせるサプライズが必要です。
周囲の人が作った枠をぶち壊して、世界級のみねさんになってください。
モデルとしている立派な先輩に近づいてください。
みねさんなら、絶対に出来るから。
そして、例のプロジェクトの進捗状態も知らせてね。
夫に教えてあげたら、「ルノアール???いいなあ~。俺も受けたいよ」と言っていました。
さらに成長して、NYに会いに来てね。