北鎌倉発!人生を変える青木理恵のコーチング

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イメージを持つということ

2005年03月10日 | 2013~10年 北鎌倉、ロンドン生活
「もしもウサギにコーチがいたら」の著者であり、第一線で活躍されている伊藤守さんのセミナーに行ってきました。印象的な言葉は、クライアントに具体的なイメージを持たせることが出来た時こそ、良い結果が出せるということです。
例として、プロゴルファーのお話をしてくださいました。
よくゴルファーは、ボールを打つ前に時間をたっぷりとっていますが、あの時間はボールの飛ぶ方向、キレ、伸び、フォームなどのイメージを作っている大切な時間なのだそうです。
時々仕切りなおしているのは、イメージがうまく作れなかった時。最初から作り直します。

さて、ピアノを弾く前、私たちは何を考えているのでしょう。
私の場合、無心もしくは、気合を入れる。テンポに注意しようとか先生の注意をもう1度思い出すなど。何も考えずに弾き出す事もしばしばあります。
もし、ここで、曲のイメージを作ってから弾いたら、演奏も変わってくるのではないでしょうか?
きっと、プロのピアニストはやっているのかもしれません。
でも、私たちも取り入れてみたらなんだか演奏が生き生きと楽しくなりそうですね。
皆さんは、演奏前に何を考えますか?

春と一緒に娘が帰ってきます。

2005年03月08日 | 2013~10年 北鎌倉、ロンドン生活
ボストンのGROTON SCHOOLに留学している15歳の娘が、春休みで帰ってきます。
GROTONは、ボストン西にある、ルーズベルト大統領の出身校である伝統あるプレップスクールです。
2年前の今頃は、帰国受験を終え、日本の中学校へ進学するものと思っていましたから、あれから半年で情報収集、学校探し、試験に面接を終え、今やGROTONの一員になっているのは不思議な気持ちがします。
コーチングの「聞く」というセッションでレセプターのことを習った時、ああこれだったんだ!と目から鱗が落ちました。
人は、脳の中のレセプターで、受け取ると決めた情報だけキャッチしてくる。
情報を全部取り込んでしまうのではなく、選んでくるそうです。
本当にやりたい事や興味あることをレセプターがキャッチすると行動に起こすことが出来ます。

あの時の状況を思い出すと
1.帰国受験を終えた帰りの飛行機でアメリカのトップ校に通う現役高校生の岡崎玲子さんの書いた
 「レイコ@チョート校」という本と出合い、寮のある学校の存在を知る。
2.興味を持って、チョートローズマリーホール校を訪問。
3.ますます興味が出て、いろいろな学校を訪問。
4.日本の学校へ行くことは自分にとって妥協だったことに気づく。
5.本当に生きたい学校はGROTONと決め、受験。

たった1人で13歳から出すことは、親としても勇気の要ることだったけれど、すばらしい学校で娘が
成長する姿を見るのは嬉しいこと!
そして、娘とは、コーチとクライアントとの関係でもあるんですよ!

http://www.groton.org/
で、校長先生や生徒たちのビデオを見ることができます。


自分の価値

2005年03月06日 | 2013~10年 北鎌倉、ロンドン生活
今日もまだ寒い日が続きます。
先ほどテレビで横浜市長が、「自分の価値は、自分で高めないと。人が高めてくれる訳ではない」
と、熱く語っていました。
思わず、ぎくっ!
自分の価値を高めるには、リスクを負ってでも挑戦して自分を変えていく必要があるのに 私はそこまでやっているだろうか。
守りに入ったり、言い訳したり、怠けていることが心地良かったりしていないか。
 考えつつも、デイジーさんの事を思い浮かべていました。

デイジーさんは、コーチングのクライアントです。
1年後の大きな目標に向けて、今の自分を変えたいと思っています。
始めは、何をどう変えたら良いのかわからず言葉につまっていたデイジーさんも質問を重ねるうち自分の考えが整理出来るようになってきました。
そして「今までは、先生のおっしゃることを直していくのが精一杯だったけれど、これからは自分の音楽を自分の考えを信じて作り上げ、自信を持って演奏なければいけないと思う」という頼もしい言葉が出てきました。
「自分の音楽ってどういうことですか?」
「これこそ自分の音楽だという演奏を聴いたことがある?」
「それを聴いてどう思った?」
「今、どんな力が欲しい?」
「そんな力を身につけるために何が出来る?」
「それなら出来そうだね。明日から早速やってみよう!」

私は、質問を投げかけ、デイジーさんも自分の力で動き出そうとしています。
それは、リスクを負うことかもしれないけれど、頑張って欲しい。
ずっと横にいて彼女の完成されたイメージに演奏が近づくまで応援し続けようと思いました。


目標を変える時

2005年03月04日 | 2013~10年 北鎌倉、ロンドン生活
こんな雪の日は、NYの冬を思い出します。暖炉に火を入れて、薪のパチパチはぜる音や香りに包まれて練習したな~。
でも、今の我がレッスン室も結構気に入っています。まず、築40年の古さが落ち着いた雰囲気をかもし出していますし、山に囲まれとても静かです。難点は寒いことでしょうか。

昨日は、長谷の塚田先生の整体に行って肩を診て頂きました。
「首を暖めボーとした時間を作ることと脱力してなるべく腕を使わないこと。
ピアノ?だめだめ!と言ってもお仕事ですから無理でしょうな~」と言われてしまいました。
そうか。。。
こうなったら、目標を調整するしかありません。
私の大きな目標は、4年後にイタリアのベートーベンのセミナーに行くこと。
今年の目標は、デュオとソロでコンペティションに参加することです。
計画を立てて、行動していたのですが、やはり、この調子ではコンペティションは心理的にも無理そうです。
私は、こんな時のために用意しておいた3つの選択の中をじっくりと見つめ直します。

1.コンペティションはデュオだけにする。
2.コンペティションはやめて、ベートーベンのチェロソナタ全楽章をやる。
3.1と2の両方。

コーチングでは、予定どおりに進まなかった場合、挫折感を持つことなくすばやく次の効果的な行動に結び付けられるようこのような選択技を用意しておきます。
私が選んだのは3.
すぐに楽譜を注文し、落ち込むことなく行動に移すことが出来ました。


具体的な目標を持っていますか?

2005年03月01日 | 2013~10年 北鎌倉、ロンドン生活
NYでの音楽仲間のYさんがフリージアの花束を抱えてピアノを弾きにやってきました。今日は月に1度の連弾の日。ベートーヴェンの弦楽四重奏を連弾用にアレンジした曲を弾いています。Yさんは、経験豊かで音楽的な方なので一緒に合わせると自分の音楽性まで高められるような気がします。「なあに?あら、これ、いいわね~」
私のレッスン室の壁に貼ってある生徒さんが書いた小さな今年の目標カードを見つけました。

「きれいな音を出したい。曲の色を感じながら楽しく弾きたい」(60代でピアノにカムバックされた方)
この方は、音色を求めて自らタッチにも気をつけるようになってきました。

「受験で受かるように頑張りたい。ピアノはもっと上手になりたい」(中学受験のみーちゃん)
「今までやってきたことを暖めなおして殻を破りたい」(みーちゃんのお母様)
受験勉強だけでも大変なのに 始めたばかりのピアノにも向上心を持っていたことを知り、こちらが考えさせられました。また、お母様もPTAや2人の子供達の送り迎えでお忙しいのに とても前向きです。殻破りのための具体的な目標やチャンスを作らなければ!と思います。

「ゆとりを持って楽しくレッスン」(レオノさん80歳)
せっかちなで性格で、まちがえると悔しがっていましたが、やっと失敗しても「ダメですな~」と大笑いできるようになってきました。

上手にするのがすべてではない。テイラーーメイドのレッスンをしよう。
レッスンでこのカードを見るたびに生徒さんの夢や希望を大切にしていこうと思います。