ライステラスカフェ ~ ブラウンズフィールド

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次世代田植え

2010-05-02 05:39:29 | 田んぼ・畑・収穫祭*レポ
今日は、GW3日目。
知り合いの田んぼでなにやら面白い田植えをやるというので、見学がてらお手伝いに行ってきました。


さて、これはなんでしょう。
ビニールから出すと、シート状の綿がロールされていて、巨大なトイレットペーバーのよう。
実は、このシートには種もみが一定の間隔で点蒔きされています。これを田んぼに敷いていき、お米を直播き栽培する製品なのです。
その名も「布マルチシート」。

早速作業開始。

このようにロールをコロコロと引っ張ります。一巻約10kgだそうですが、あまり重さは感じません。
隣のシートと10cmくらい重ねていき、その糊しろに水を撒いて、風などでめくれないようにします。
韋駄天ウーファー・キムキムもお手伝い。



3時間ほどで作業終了です。田んぼは、一面コットンカラー。
シート内の籾は一週間ほどで芽が出てくるそうですが、雑草はシートに阻まれて、ほとんど生えてこないとのこと。
除草剤などの農薬を使用する必要はありません。
コットンは約50日ほどで微生物などによって自然分解し、土壌の養分となります。
この田んぼは無農薬でやっているので、生き物がたくさん見られました。シート下でも問題なく、元気に生きているそうです。


これは近くの田んぼの様子。
除草剤を使っているので雑草が全くなく、見た目はきれいなのですが、生き物も極端に少ないです。うーん。

発芽と田植えが一度にでき、芽だし用のハウスや田植機が不要。
コストの問題などありますが、なにより雑草取りの重労働から解放されるのは、画期的です。
近い将来、田植え時期には、春の風物詩として真っ白い田んぼを見ることになるのでしょうか。

次世代「農」の可能性を考えた一日でした。

Y

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