川崎の多摩区の南菅中学校で2010年6月24日に起きたいじめ自殺の件で、各団体の皆様方に支援をしてくださるよう、宜しくお願い致します。 今まで数多くのいじめによる自殺をした生徒が、たとえ遺書を残しても、いじめの認定も曖昧にするばかりではなく、いつの間にか風化してしまい、年が過ぎれば忘れられてしまう。 その繰り返しが多くの子供達がいじめに遭い、自殺までしてしまう大きな原因を作っている。 今回の遺書を残し、いじめ自殺をした生徒に対して、我々は生徒の名誉を守ると共に、絶対に無駄死にはさせない。 彼が死を以て何を訴えたいのか、学校・教育委員会は真摯に受け止め、事実関係をはっきりさせる為に、我々は徹底的に争う構えでいる。 そうしなければ今まで数多くのいじめによる原因で自殺をした、それも中には家族や友人宛に遺書を残して逝った事に、我々は謙虚に受け止め、絶対にいじめや自殺をしてはいけない環境を作って、やる事が我々の責務だと思っております。 その為には、今回の生徒は友人をいじめから守るために立ち上がり逆に矛先が自分に向けられ、やりきれなかった。 その為に死を以て訴えた。今まで二十数年こどものいじめや自殺の問題に遺族と共に闘ってきた我々としては、今回の、いじめを受けた友人を助けるために立ち上がった正義感の強い生徒の意志を我々が社会に呼びかけたい。 今まで、いじめや自殺を繰り返し、起きている大きな原因は、何回も前から言ってる通り、いじめの現場は学校である事。事件が起きた時には直ぐに事実関係を把握し、何よりも正しい対応をすると共に、遺族に対して事実関係を正直に話しをする。そこに絶対ごまかしをやってはいけない。 何故、学校や教師は事件後、学校の生徒達に緘口令を敷いたり事実を隠蔽する行為を決まってやる。 この繰り返しがいじめ撲滅が出来ない大きな原因である事を認識しなければならない。学校や教師が一番怖れるのは、いじめの存在を認めると、自分達の管理や教育の責任を問われる。だからその為にいじめを見てみぬ振りをし、隠蔽に走る。結局は管理責任の回避しかない。 本当に自殺をした生徒の遺族の事を考えた事あるのか。いつもそこで止まってしまう。そこからが教育委員会が、いじめと自殺との因果関係を持ち出す事によって民事裁判。それからが遺族にとっては大変な重い負担となり、長い年数を戦うことになる。 大体が途中でリタイアをするか、納得できない状態で和解に持ちもまれるか、その繰り返しが学校現場に隠蔽や事なかれ主義を横行させる一因となっている。 これでは学校現場でいじめや自殺を撲滅することが出来るわけが無い。今回は二度とこう事件が起きないよう教師達は聖職者としての自覚を持つと同時に人間として、生徒たちに教師という手本を見せると同時に、いじめは悪だというしっかりした善悪の価値基準を自ら責任と自覚を持って、やって良い事悪い事をしっかり教えなければならない。 こんな事、社会の常識なんですけどね。それに学校内に於いては、子供を生命・安全を第一とし、何か問題が生じた時には、校長先生を先頭に教師達が一枚岩になって、問題解決を図らなければいけない。 最後に全国の学校で増々急増している校内暴力には必ずいじめの問題が関わっている。それに対して教師は使命感と気概を持って先頭に立って戦うことも必要であることを自覚してもらいたい。 |