和菓子の大吾さんの爾比久良(にいくら)を初めて記事にしたとき用いたのが
「断面の美」であった。
かつては開店前に整理券をもらいに行き、
開店後も並ばなくてはならないほど爾比久良の人気はすごかった。
近所ばかりでなく、遠くからも電車やバスに乗って買いに来ていた。
「断面の美」については
先代の店主からよくぞ言ってくれたと褒められた。
そんなことを思い出したのは
恵方巻の断面を見たからか。
今年の恵方巻の断面はこんな感じ。
7種の具を巻くとよい、とのことだったので
たまご、かんぴょう、シイタケ、菜の花、カニカマ、いくら、削り節の甘辛煮
以上を巻いてみた。
いつも濃すぎてしまうので、全体的に薄味に仕立てたら
ほどよい味になった。
東北東を向いて無心に食べた。