ライン出版編集部

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『青天を衝け』が終わって思うこと

2021-12-28 15:45:28 | Weblog

常磐線の開通に渋沢栄一が関係するということを今夏初めて知った。
横浜で建設会社(現在の東亜建設工業)を興した浅野総一郎は
常磐炭坑の石炭を運ぶために常磐線を敷設し、
それを渋沢が援助したのだという。

上の絵は浅野が経営した常磐炭鉱社の火力発電所の煙突である。
実家の窓から描いたものらしい(小学生低学年)。
こんな景色を見て育った。
毎日見ていた煙突が渋沢栄一につながるとは思いもよらぬことであった。
周辺の住民はただ発電所、発電所と呼んでいたのだから。

母が保管していた子ども時代の作品集が山ほどあったが
こちらに運んできたのはごくわずか。
手元に残したなかの一枚が煙突の絵であった。

渋沢栄一がドラマにならなかったら
単なる「発電所」で終わっていたことだろう。
そしてこの絵もブログで語るほどのものではなかった。
長生きはするものである。


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