けやきの詩

ガロのご主人の趣味はミニ盆栽。
店内には毎日違う盆栽が並べられています。
ミニ盆栽はすぐに水を吸ってしまうため
朝晩水やりをしなくてはいけない。
手をかけています。
画像はけやきです。
こんなに小さいのに大木にも負けない風格があるのが不思議です。


ところで、reinが卒業した中学校のシンボルはけやきでした。
冬のコートにけやきのアップリケをつけて通いました。
そしてＯＢの永山みのりさんが在学中に作ったけやきの詩は卒業した今でも
ほとんどの人がソラで朗唱することができるんです。
というのは、朝礼時に生徒会長の「けやきよ」の呼びかけに続いて
全校生が斉唱するのが習わしだったから。
在学中に何百回繰り返したことか…。

この教育は一生モノ。
素晴らしいと思います。

校庭の片隅にこの「けやき」の詩碑が立っています。
校庭のシンボルだったケヤキは残念ながら数年前に朽ち果てました。
今は代替わりしているようです。


けやき　

けやきよ　その昔
揚土(あげつち＝学校の所在地)の丘にひそかに根を下ろした頃
お前は小さいかれんな双葉
氷雨に耐え　嵐に息をこらし
土にしがみついて生きてきた
年ごとに重ねた年輪は
厳しく苦しい修業のシンボル
不屈の魂を私はたたえる
いまはたくましく　しかもおちついて
完成した人間のように
豊かな徳と風格を備え
大空に永遠の光を放つ
無言の師よ　私は仰ぐ

このような詩を擁する中学校で学べたことは
誰もが誇りとするところでしょう。