そんな風にも見えるトクサです。
中3の担任は美術の教師だった。
ひょうひょうとしていていかにも芸術家風情であった。
なんでかわからないが
その教師が描いた直筆の色紙が出てきた。
おそらく卒業祝にクラス全員に配ったものだろう。
はて?
4月2日では卒業時ではないではないか。
なぜ私のところにコレがある?
ま、それはともかく
色紙には校舎の絵と校歌の冒頭のフレーズが描かれている。
校歌の作詞はあの「荒城の月」の土井晩翠なのだ。
それよりわが母校にはシンボルの欅を謳った
在校生、卒業生の誰もが暗唱できる詩がある。
結構な長さだが、
誰かが「けやきよ!」と号令をかければ必ず群唱となる詩である。
卒業して何十年経っても覚えている。
それは朝礼のとき3年間生徒会長の号令「けやきよ!」にはじまって
全校生が群唱を行っていたからだ。
詩は卒業生が在校時に作った格調高いもので
作者はのちにお茶の水女子大学に進学したと聞けばなるほどとも思う。
母親との合作だそうだが。
母校を誇れる一編の詩…校庭には詩碑が立つ。