きょうのおひとり様昼ごはんはお醤油の油いためごはん。
これは中3の時、隣の席になったヨシカワクンのお弁当を思い出して作ったもの。
彼は毎日ご飯を炒めてお醤油で味付けしただけのお弁当を持ってきた。
おかずはなく、それだけだ。
四角のアルミの大きなお弁当箱にぎっしりと詰められていた。
何重もの新聞紙できっちり包んであっても
いつも油が染み出ていて
それを確かビニール袋かなにかに入れていた。
お母さんは働いていてきっと忙しいのだろうと思った。
花街の母かもしれなかった。
お弁当をおいしそうに残さず食べ終えると
お母さんが包んでくれたように元通りきちんとしまった。
そんな光景が妙に懐かしく思い出されたので、
きょうはヨシカワクンのお弁当のレシピを再現してみたのだ。
五香粉やごま油を使っての中華風アレンジだが。
懐かしくも悲しくもうれしいランチ…。