手帳なわたし

手帳オタクな私。若い時からその時々の生活のスタイルに合わせて手帳を選び、使い方を工夫してきました。私の今の究極をご紹介。

変人ぶりは想定を超える!〜BBCドラマ『SHERLOCK(シャーロック)(2010)』

2023-08-23 | ドラマ・映画・漫画・youtube
(↑写真はwikipediaよりお借りしました)



夫もわたしも子供の頃から、

コナン・ドイルの

「シャーロックホームズシリーズ」のファン。

夫もわたしも

子供向けの当時新しく発刊された

ホームズシリーズの本を買ってもらってました。

結婚して同じ本を持ってたことに気づいたのですよ。


さらに夫は、

シャーロック・ホームズといえば、

ジェレミー・ブレッド主演の

『シャーロック・ホームズの冒険』が大好きで、

わたしの弟がそれを知り、

自分も好きで買っていたDVDを

夫にプレゼントしてくれたこともあります。


とにかく、わたしたち世代にとって

シャーロック・ホームズは、

子供の頃には本で、大人になってからはドラマで、

とても身近に感じた探偵の一人ではないでしょうか。


この度、コロナで家にこもってたとき、

何気なく見始めたのが

映画『SHERLOCK(シャーロック)忌まわしき花嫁』でした。




こちらの映画は、

1800年代のリアルホームズと、

今のホームズが行ったり来たりするので、

ちょいと分かりにくい構成になってて、

一度では理解できませんでした。


この映画の元となった

ドラマ『SHERLOCK(シャーロック)』を見てから

この映画を見るべきでしたね。

そうすると、分かりやすかったかもです。





ベネディクト・ティモシー・カールトン・カンバーバッチが

演ずるホームズは、

現代を舞台にした若いホームズで、

ITを使いまくる

変人中の変人。

これを見たら、

もう福山くん演ずる『ガリレオ』なんて変人と全く呼べない。

レベチ過ぎです。


彼自身の言葉で言えば、

偏屈な「高機能社会不適合者」。

人に対して超KYで、

無礼千万。

見た目もとても病的。

でも、「ザ・天才」です。

そんな感じが、

表情からしゃべり方から体の動きから

ほとばしってる(笑)。

カンバーバッチは、

本来彼の持つ上品さ(なんとイングランド王リチャード3世の血縁とか)

シャープさも相まって、

その感じを本当にうまく演じていて、

彼=ホームズといった感じ。


こんな変人がそばにいたら、

失礼極まりないし、

かなりイライラするだろうなと思うけれど、

外野から見ていると、

何だか愛すべき可愛い人物に見えちゃうから不思議。

一見ロボットのように無機質な

孤高の人に見えて、

実はちょびっと情もあり、失敗もし、

普通の人以上に普通の人にも見えることもある。


いやあ、

こんなホームズもアリだなと思わせてしまう

「勢いとパンチ」があります。


そして相棒のワトソン博士。

同じくイギリスの俳優、

マーチン・フリーマンが演じていますが、

ホームズと正反対の誠実で実直な人格。

アフガニスタン戦争で

心と体に傷を受けてイギリスに帰ってきた設定で、

ホームズと出会うことで、それが癒されていきます。

ホームズはホームズで、

自分をそのまま理解し受け止めるワトソンの

大きな懐に受け止められ、

初めて「友」と呼べる人と出会え、

同じく人生が変わっていくのですね。


この二人の関係がすごく興味深いです。


そして、

とにかく、ホームズの宿敵のモリアーティが怖い。

怖すぎる。

童顔で、

とても可愛い顔のアンドリュー・スコットが演じていますが、

その童顔が超怖い。

賢すぎる殺人鬼。

ネジがかなりの本数吹っ飛んでる感じで、

彼を見ていると、ホームズがまともに見えてしまう。

やばいです、彼。


さらには、シャーロックの実兄のマイクロフト・ホームズ。

マーク・デイティスが演じています。

イギリス政府の中枢にいて、

国を動かす力も持ってる彼、

シャーロックとはあまり仲が良くありません。

小さい時からシャーロックを馬鹿呼ばわりする、

頭脳の明晰さにおいては弟を凌駕する力を持つ彼ですが、

一方で彼を助けたり、

弟の力を認め、

それを国家のために使おうとする部分もあったります。


結局は、シャーロック、

モリアーティ、マイクロフト三つ巴の

賢さを競うレースに

見ているものが振り回されてる感じかな(笑)。
(本当は四つ巴??笑)


シーズン1からシーズン4まであり、

2010年から2017年まで続きました。

かなり評価の高いドラマです。


ワンシーズン3話くらいで短いですが、

1話の長さが90分と映画並み。

1話1話に見応えがあります。


これはあり得ないだろう〜と思うシーンも満載ですが、

違和感なくどっぷりその世界に浸って見られるのは、

さすがBBCドラマ!


イギリス・ロンドンの街の風景も楽しく、

興味深いのは、

毎回イントロで出てくるロンドンの街の映像。

「SANYO」とか「TDK」とかのネオン広告が出てくるのですよ〜。

どちらもこの『シャーロック』が作られた2010年頃、

かなり揺れ動いていたメーカーですね。

時代を感じます。


また同じく街並みを見ていて、

新婚旅行で「ベーカー街221b」、

正確にいえば「シャーロック・ホームズミュージアム」に

行ったことを思い出してました。


旅行最後の日、

空港に行く直前の午前、

夫はどうしてもここに行きたくて、

わたしたちは荷物を抱えてあの黒タクシーに乗り、

ベーカー街に行きました。

ところが、

このミュージアムの開く時間が10時だったか11時だったか。

まだ開いていない時間で、

開く時間を待ってたら飛行機に間に合わないと言う状況。

夫がダメもとで、

事情を話して中を見せてもらえないか交渉したら、

ご親切にもいらしたスタッフさんが

なんとなんと開けてくださったのです。

短い時間でしたが、

わたしたちは2Fの部屋に入り、

その雰囲気を楽しめました。

土産物も買いました〜。

イギリスで受けた一番の親切がここででした。


しかしながら、今回の『シャーロック』のロケ地は

この場所ではないとのこと。

外観は、ユーストン・スクエア駅近くの

「SPEEDY`S SANDWICH BAR & CAFE」だそうですね。


こんなのをちょいちょい改めて調べてると、

再度ロンドンに行きたくなりました〜。



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コメント (8)
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