2021年11月のブログです
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「毒親」という言葉を時々きく。
しかし、じーじはこの言葉が嫌いだ。
「毒親」と呼ばれてもしょうがないような親御さんがいることはわかるが、「毒親」という言葉は使いたくない。
理由は「毒親」のような親御さんでも、親には違いないからだ。
誰も好き好んで子どもを虐待する親はいない。
親御さんの性格と育ちから、子どもに感情的に当たったり、暴力を振るったりするわけだが、そういう親御さんでも子どもへの愛情はとても強い。
ただ、愛情の表現が、下手だったり、拙かったりするだけだ。
しかも、子どもは、そんな親御さんでも、うちの親は…、といいつつ、できればまた一緒に生活をしたいものだと願うものが多い。
戻ったところで、また同じことの繰り返しになることが多いが、子どもが親を慕う気持ちの強さにはこころを打たれる。
そんな親を「毒親」ということはできない。
親は親だ。
親御さんにも十分な心的援助をして、子どもの切ない気持ちの実現に繋げたいと思う。 (2021.11 記)