ゆうわファミリーカウンセリング新潟  臨床心理士 赤坂正人  新潟市西区     

こころの心理相談で臨床心理士による公園カウンセリング、訪問カウンセリング、面会交流の相談・援助などを行なっています

瀬尾まいこ『僕の明日を照らして』(2010、筑摩書房)を読んで-虐待に負けないユーモアと村上ワールドとの共通性を味わう(再録)

2018年05月22日 | 小説を読む
 2011年秋、私は当時も村上ワールドに夢中になっていたようで、そんな中で瀬尾まいこさんのこの小説にも感心をしたらしく、ブログが残っていました。
 参考までに再録します(一部を修正しました)。
    *  *  *
 あいかわらず村上ワールドを読んでいます。
 最近は『羊をめぐる冒険』(2004、講談社文庫)や『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』(2010、新潮文庫)などなど…。
 『羊をめぐる冒険』は久しぶりにきちんと読んだのですが、舞台が札幌だけでなく、私のふるさとである旭川もちょこっとだけ出てきていることに気づいて嬉しかったです。
 さて、瀬尾さんですが、こちらも村上さんに負けずに面白かったです。
 『僕の明日を照らして』は虐待を扱っていて、かなりシリアスな内容ですが、瀬尾さん特有のユーモアと優しさがあちこちにちりばめられていて、読んだあとにほのぼのとした気持ちと少しの勇気とたくさんの元気がもらえる本でした。
 瀬尾さんの本は『卵の緒』にしても『幸福の食卓』や『天国はまだ遠く』などにしても、いずれも哀しさの中に独特のユーモアと優しさと温かさとそして小さな希望が描かれていて、このあたりは少し質が異なるものの、村上さんとの共通点があるような気がします(作風はだいぶ違いますが、何か根本にあるユーモアの感覚みたいなものが似ているような気がしますが、どうでしょうか?)。
 今後も注目をしてゆきたい小説家の1人だなと思いました。
 今日もいい小説が読めて、おしいい晩酌が楽しめそうです。
 

『新潟県』 ジャンルのランキング
コメント   この記事についてブログを書く
« 村上春樹『村上春樹・雑文集... | トップ | 岩宮恵子『思春期をめぐる冒... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

小説を読む」カテゴリの最新記事