ゆうわファミリーカウンセリング新潟 (じーじ臨床心理士・赤坂正人)     

こころと暮らしの困りごと・悩みごと相談で、じーじ臨床心理士が公園カウンセリングや訪問カウンセリングなどをやっています。

メールカウンセリング,その難しさと可能性-カウンセリングを考える

2024年07月16日 | カウンセリングを考える

 2018年のブログです

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 じーじがメールカウンセリングを始めて数年になりますが,当初は参考になる文献もあまりなく,自己流にはじめて,対応にあたふたしたりして,なかなかたいへんでした。

 そして,そういういろいろな経験や試行錯誤,勉強などを経て,その形は少しずつ変化してきています。

 今,じーじが行なっているメールカウンセリングの形は,メールをいただいてからお互いに1週間程度の期間を置いてメールの返信をするというのが第一番の原則です。

 やや気の短いかたや悩みで苦しんでいらっしゃるかたには少し大変かもしれませんが,往復で2週間程度の間にお互いの考えや想いや感情がじっくりと「熟成」するような感じがします。

 そういう方法でご自分の心のあり方やお考えやお気持ちをゆっくりと見つめなおしたり,考えなおしたり,感じなおしたりしてみたいという人にはよい方法ではないかと考えています。

 料金は1往信700円です。

 なお,月収15万円未満のかたや特別なご事情のあるかたには,場合によってはさらに料金の割引も相談させていただきますので,遠慮なくお問い合わせください。

 ちなみに,消費税には反対なのと,計算がややこしいので,いただきません。

 お問い合わせ,ご相談,ご予約はメール yuwa0421family@gmail.com までご連絡ください。     (2018.3 記)

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 2024年夏の追記です

 メールカウンセリングについて、経験を踏まえてさらに少し書いてみます。

 メールでのご相談をいただくと、その中身をよく読ませていただき、なぞり(下坂幸三さんの用語です)、そして、要約をしてお返しします。

 それで間違っていないようなら、要約の中に読みとれそうな反復がないかどうか検討します。

 クライエントさんのご相談の中に、たまに反復が見つかることがあると、そこから新しい意味や見方、物語が見つからないかどうかが大切になります。

 しかし、それにカウンセラーだけが気づいても仕方ないので、クライエントさんに合わせて先走らないようにゆっくりと提示します。

 反復の気づきと、それへの新しい見方がクライエントさんの腑に落ちるかどうかが、ポイントになりますので、クライエントさんのメールの内容を尊重して、話し合いを深めていくことになります。

 その繰り返しが、メールカウンセリングになるのかな、と今は考えています。

 経験と実践、そして、考察がまだまだ不十分です。さらに、勉強を続けていきたいと考えています。     (2024.7 記)

 

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