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ゆうわファミリーカウンセリング新潟 (じーじ臨床心理士・赤坂正人)     

こころと暮らしの困りごと・悩みごと相談で、じーじ臨床心理士が公園カウンセリングや原っぱカウンセリングなどをやっています

第一次世界大戦とフロイトさん、ユングさん-精神分析に学ぶ

2025年06月30日 | 心理臨床を考える

 2011年6月のブログです

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 最近、フロイトさんとユングさんの本を読んだり、話を聞いたりしていて、フロイトさんとユングさんにとっての第一次世界大戦のショックや衝撃の大きなということに改めて考えさせられました。

 フロイトさんが死の本能を考えたのもそうですし、ユングさんが『赤の書』という本を書いたのも第一次世界大戦の衝撃が大きかったと思いました。

 日本ではやや遠くの出来事と捉えがちだったと思いますが、もっともっと思想的衝撃としての第一次世界大戦を考えてみる必要があるのかもしれないなと思ったりしています。

 戦争は厭な出来事ですが、それも人間がしでかすおろかな、しかし、なかなか避けがたい出来事なのかもしれません。

 戦争反対と唱えることは簡単ですが、戦争に簡単に至ってしまう人間のおろかさや弱さ、あるいは、人間の業というようなものを深く考えていく必要があるのかもしれません。         (2011.6 記)

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 2024年夏の追記です

 そういえば、フロイトさんとアインシュタインさんの対話が本になっていて、読んだことがあります(フロイト(中山元訳)『人はなぜ戦争をするのか-エロスとタナトス』2008・光文社文庫)。

 お二人が知恵をしぼって戦争などの争いについて考察をされていて、なかなか参考になります。

 しかしながら、やはり戦争などは、理性よりは感情が優位の行動だな、とじーじなどは考えていて、憎悪や恐怖、不安などの感情をどれだけうまくそれぞれのこころの中で統合できるのかが大切になってくるのではないのかな、と思ったりしています。

 じーじの大きなテーマである組織と個人の問題と同様、理性と戦争の問題も大きなテーマだなと感じています。        (2024.8 記)

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 同日の追記です

 アメリカの大統領選挙で、憎悪と分断をあおる候補が銃撃をされました。

 憎悪と分断をあおることは簡単で、人気も出るのかもしれないですが、それだけでは真の平和にはほど遠いのではないかと思います。     

    

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 ゆうわファミリーカウンセリング新潟(じーじ臨床心理士・赤坂正人)のご紹介

 経歴 

 1954年、北海道函館市に生まれ、旭川市で育つ。

 1970年、旭川東高校に進学するも、1年で落ちこぼれる。 

 1973年、某四流私立大学文学部社会学科に入学。新聞配達をしながら、時々、大学に通うが、落ちこぼれる。 

 1977年、家庭裁判所調査官補採用試験に合格。浦和家庭裁判所、新潟家庭裁判所、同長岡支部、同新発田支部で司法臨床に従事するが、落ちこぼれる。

 1995年頃、家族療法学会や日本語臨床研究会、精神分析学会、遊戯療法学会などで学ぶ。 

 2014年、定年間近に放送大学大学院(臨床心理学プログラム・修士課程)を修了。 

 2017年、臨床心理士になり、個人開業をする。

 仕事  心理相談、カウンセリング、心理療法、家族療法、遊戯療法、メールカウンセリング、面会交流の援助などを相談、研究しています。

 所属学会 精神分析学会、遊戯療法学会

 論文 「家庭裁判所における別れた親子の試行的面会」(2006・『臨床心理学』)、「家庭裁判所での別れた親子の試行的面会」(2011・『遊戯療法学研究』)ほか 

 住所  新潟市西区

 mail   yuwa0421family@gmail.com  


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