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ゆうわファミリーカウンセリング新潟 (じーじ臨床心理士・赤坂正人)     

こころと暮らしの困りごと・悩みごと相談で、じーじ臨床心理士が公園カウンセリングや原っぱカウンセリングなどをやっています

岩宮恵子『好きなのにはワケがある』筑摩書房・2013-「トトロ」と「安心感」について考察をしてみる

2025年03月28日 | 子どもの臨床に学ぶ

 2014年のブログです

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 最近,3歳になる孫娘が遊びに来ると,『トトロ』のCDを聴きながら『トトロ』の絵本を読んでいます。

 あらためて読んでみると,興味深い場面が数多くあって,楽しいですし,何か心が豊かになる感じがしていて,孫娘に感謝です。

 本書はじーじの大好きな(?)岩宮さんの宮崎アニメ論です。

 さすがに岩宮さんだけあって,いろいろと感心させられる視点でいっぱいです。

 特に,じーじは『トトロ論』が興味深かったです。

 しかし,他にもいろいろと,宮崎アニメについての新鮮な視点の提供があります。

 今後,さらに孫娘と一緒に宮崎アニメを楽しみながら,ゆっくりと味わいつつ,観ていきたいなと思いました。          (2014.10 記)

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 2023年12月の追記です

 今から9年前の文章です。

 上の孫娘が3歳の時で、下の孫娘はまだ生まれていませんでした。

 その後、下の孫娘が生まれて、『トトロ』のさつきとメイのような姉妹になり、じーじはあやしいトトロ(?)をめざしてきたような気がします。

 じーじはトトロのようなかわいい顔はしていませんが、大きなおなかはそっくりです(?)。

 ぬいぐるみのような大きなおなかは何か安心感をもたらすかもしれません。

 『トトロ』は、お母さんが病気になった時の不安感とそれを乗り越える物語かもしれません。

 親の不在と不安。

 子どもたちには大きな試練です。

 そんな不安な子どもたちに安心感をもたらすものをアニメがうまく表現してくれているようです。

 子どもたちにとって、いつまでも大切な存在として残るのではないでしょうか。            (2023.12 記)

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 ゆうわファミリーカウンセリング新潟(じーじ臨床心理士・赤坂正人)のご紹介

 経歴 

 1954年、北海道函館市に生まれ、旭川市で育つ。

 1970年、旭川東高校に進学するも、1年で落ちこぼれる。 

 1973年、某四流私立大学文学部社会学科に入学。新聞配達をしながら、時々、大学に通うが、落ちこぼれる。 

 1977年、家庭裁判所調査官補採用試験に合格。浦和家庭裁判所、新潟家庭裁判所、同長岡支部、同新発田支部で司法臨床に従事するが、落ちこぼれる。

 1995年頃、家族療法学会や日本語臨床研究会、精神分析学会、遊戯療法学会などで学ぶ。 

 2014年、定年間近に放送大学大学院(臨床心理学プログラム・修士課程)を修了。 

 2017年、臨床心理士になり、個人開業をする。

 仕事 個人開業で、心理相談、カウンセリング、心理療法、家族療法、遊戯療法、メールカウンセリング、面会交流の援助などを相談、研究しています。

 所属学会 精神分析学会、遊戯療法学会

 論文「家庭裁判所における別れた親子の試行的面会」(2006・『臨床心理学』)、「家庭裁判所での別れた親子の試行的面会」(2011・『遊戯療法学研究』)ほか 

 住所 新潟市西区

 mail  yuwa0421family@gmail.com  


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