死と生

10月13日・・・
今朝方祖父が他界しました。
学生の頃は、まだ生きていた祖母と祖父と3人で生活したこともありました。
祖母が亡くなり、８０歳を過ぎた祖父はそれでも東京で一人暮らしをしていました。
だんだんと呆けてきて、そして骨折・・・私の母の住む田舎町へとついに引越し。
元気に薪割りするほどになっていましたが、
約2年前に脳梗塞に倒れ、重度の麻痺と高次脳機能障害。
ほとんど寝たきりの状態になってしましました。
自宅と特養施設を行き来しつつ、今年の夏には口腔摂取困難になり入院、
そして老健施設に移り、最近は呼吸苦で再び入院。
医師には覚悟するように言われていました。
そして、今日永眠しました。

祖母はひ孫を1人しか見れなかった。
祖父は10人も見た。
そして私の11人目になるひ孫を見せたかった。
今朝訃報の電話をしてきた父も「引き換えになるとは思っていたが・・・」
と言っていました。

最近私のbabyは胎動激しく、私の顔が歪むくらいの強い蹴り？突き？をしてきます。
Babyが宿ったことを祖父に伝えた時もすでに、理解できる状況ではありませんでしたが、それでも11人目を見るまでは頑張って欲しいと願っていました。
明日、祖父に会いに行くつもりでしたが、間に合いませんでした。

なくなる命と誕生する命。
いざ目の前にすると、やはりとても不思議です。

祖父は好きなように生きてきた人で、大往生の人生だったと思います。
とはいえ、やはり悲しいものです。

私は明日で31週目に入ります。
ふと、祖父の命を分けてもらってこのbabyが宿ったのかなぁなんて思ったりもしました。

最後のお別れをしに行ってきます。