[ITmedia News] 2ちゃんネタは誰のもの? スレ紹介ブログの閉鎖相次ぐ
2ちゃんねるの中に埋もれた"優秀"なスレッドを紹介する「スレ紹介」サイトが閉鎖に追いやられているという話です。もともとは不特定多数の匿名の人が著作権を持つ書き込みを勝手に利用し、そしてアフィリエイトで月に何十万も儲けているというあたりが2ちゃんねる住民の反感を食らっている、という構図でしょう。
スレ紹介サイトの先駆けは「スレの杜」あたりでしょう。2001年頃から存在していたと思います。ただ最近は、いわゆる「dat落ち」の影響で過去ログをしばらくの間見ることができない(有料)ということもあり、単にリンクを張るだけではなくて、スレの中身も抜粋した上で一緒に載せる形式に落ち着いています。さすがに「引用」とはいえないでしょう。
匿名書き込みにも著作権はあるなんて話もありましたなぁ。あとは、電車男バブルに始まる、スレの内容をそのまま本としたビジネスにも関連するかもしれません。
本来なら管理人であるひろゆき氏が取り仕切ればまだうまくビジネス化できそうなものを、
こうした状況に、2ちゃんねるの管理人である西村博之氏は傍観の構えだ。この問題をテーマにしたスレッドにいったんは「2ちゃんになんらかの貢献をすればいいんじゃない」と書き込んだようだが、その後は動きを見せていない。5月31日、西村氏は編集部の取材に対して「どういうオチになるのかなぁ、、と観客席から見てますー」とコメント。依然、傍観を決め込んでいる。
と、半ば遊んでいるというか著作権がらみのいざこざを広い目で見ているというか、そんな感じですからねぇ。
もっと話を広げると、検索エンジンが表示する「スニペット」は著作権侵害じゃないのかどうか、
増殖Webのようなものは2ちゃんのスレで金儲けしているのと一緒の構図じゃないのか、などなどとつながっていきそうです。個人的には、この2ちゃんのスレの話はそう簡単な話ではないと思ってます。