[長谷川櫂選]
(青梅市・津田洋行)
〇 原発を睨んで立つは原爆忌
真に残念な事に、今年の原爆忌での広島市長・松井一實氏の挨拶は、推薦母体の自公連立政権を気にするあまり「原発を睨んで立つは原爆忌」という具合には行かなかったようです。
彼は元々厚生官僚なので、今年の原爆忌の市長挨拶で、解釈改憲問題や原発再稼働問題にまで踏み込んで欲しいと期待するのは無理だったのかも知れません。
しかし、「広島の仇は長崎で」という諺もありますから、私たち良識者は、長崎市長の挨拶や被爆者代表のそれに大いに期待することにしましょう。
ところで、今年の広島原爆忌での安倍首相の挨拶は、昨年のそれと瓜二つのコピペだったと言うではありませんか!
彼も亦、おぼちゃん症候群のウィルスに感染してしまったのでありましょうか?
それともう一点、週刊誌などでいろいろと取沙汰されている安倍総理夫妻の離婚問題はどうなっているのでありましょうか?
〔返〕 広島の市長宣言腰砕け
長崎の市長宣言一直線
(前橋市・吉江充慶)
〇 戦争へまた戦争へ原爆忌
戦時歌謡や火野葦平作の『麦と兵隊』を思わせるが、入選願望見え見えの凡作である。
〔返〕 ああ佐渡へ佐渡へ佐渡へと憧るる
麦の秋ああ戦線へ戦線へ
(宇陀市・前尾清子)
〇 山国の夜空の色や茄子漬
「茄子漬」を「山国の夜空の色」のように色濃く漬ける為には、材料の茄子に焼き明礬を擦り付けてから漬けなければなりません。
〔返〕 山国の茄子漬け色佳く美味しそう
上掲の返句の語り口は、なんだか「秋田音頭」の語り口みたいですね。
折も折、今日は盂蘭盆の8月16日。
私の郷里の隣町の秋田県羽後町の西馬音内地区では、世界民俗遺産候補にも数えられている「西馬音内の盆踊り」が華やかに展開されている事でありましょう。
「西馬音内盆踊り」の「地口=囃し文句」は前述の「秋田音頭」を基本としたものであり、子供の踊り手が帰宅してからのそれは、猥褻極まり無いものであるが、事の序でにその一節、二節を記して、郷土秋田の民俗芸能に敬意を示すと致しましょう。
時勢はどうでも 世間はなんでも 踊りこ踊りたんせ
日本開闢 天の岩戸も 踊りで夜が明けた
西馬音内女(なしもねゃおなご)は どこさ行(え)たたて 目に立つはずだんす
手つき見てたんせ 足つき見てたんせ 腰つき見てたんせ
名物踊りは 数ある中にも 西馬音内(にしもなゃ)一番だ
嫁こも踊るし 姑も踊る 息子はなお踊る
日本一(にっぽんいぢ) 日本一 絶対日本一
西馬音内(にしもね)盆踊り 絶対日本一
女(おなご)は顔(つら)えし 男(おどご)は声え 地口(ぢぐぢ)もすんばらしぃ
そのうぢ必ず 世界民俗 文化遺産になる絶対はずだ
日本一(にっぽんいぢ) 日本一 早稲田は日本一
野球(やぎゅう)で負けで 駅伝で負げで 勉強(べんきょ)でも負けじまた
おめさんがだなば 早稲田大学(わせだでぇがぐ) あんまし馬鹿(ばが)にすな
スタップ細胞 見つけだ姉こ おぼちゃんの出だ学校(がっこ)だ
コピペはするし噓はこぐ 色目は使うし泣きもする あれなばやじまげだ
見掛けはちょっぴり 負げるがも知れねど 西馬音内女(にしもねおなご)がずっとええ
いろはにほへと つねならむ ういのおくやま今朝越えで
あねつぁ夢見で小便(しょべ)垂れだ おらも夢見で魔羅濡れだ
地口という奴 口から出放題(でほでぇ) 音頭の拍子です
言われて悪いやつ 後ろさ廻って 五升樽ぶら下げれ
地口櫓で 地口を言うのは 俺らよな馬鹿ばかり
気の利いたあんちゃは ぐりっと廻って 二三度やった頃だ
良いごど悪いごど 地口櫓で あんまりしゃべてけな
隣のあねこは 何とか言われで その晩ぼだされだ
おら家(え)のお多福 滅多に無い(ねえ)ごど 鬢取って髪ゆった
お寺さ行ぐどて 蕎麦屋さ引掛って みんなに笑われだ
仲のよいのは おら家(え)の爺さまど 隣りの独り婆(ばばあ)
盆参りするどて 蕎麦屋さ引掛って 御布施で酒飲んだ
嫁こ嫁こど 三度呼ばたば ようやぐ返事した
きのう結った勝山 左さぶ曲げで おがわこ持って来た
踊るて跳ねるて 若いうちだよ 俺らよに年行げば
なんぼ上手に 踊って見せても 誰も見る人ね
貧乏たらたら 一升買いするたて 寝酒こやめられねエ
褌質やて 半杯買た酒(さげ) 板の間(いだのま)みな舐めた
ええとこ見つけだ 間男見つけだ 七両二分よごせ
七両二分なら いつでもやるがら そなたの嬶よごせ
なんだでごどねぐ 嬶どこ叩えだば 寝てから動ぎゃがらね
今度のこと 御免してこれから うんとて動け嬶
お寺の和尚(のの)さん マルメロ畑さ マルメロもぎに行(え)った
長い棹こで ボッキリつづだば 同役(どやく)が落ぢで来た
文福茶釜を ドッサリ投げだば バッサリ毛が生えだ
和尚も長老も 閑居も小僧も これ見でたんまげだ
五徳とゆう奴 小首をかしげで 囲炉裏の隅にいる
鍋こ乗せろが 釜こ乗せろが 此処らが思案どご
鍋こも種類は 飯鍋汁鍋 あるい貝焼鍋(かやぎなべ)
世間の口鍋 俺ら嬶焼なべ 夫(てで)どさ 毟り付ぐ
豊年だ万作だ こりぁまだいい秋だ
面白まぎれに ひとつ踊ったば あばはら万作だ
貧乏というのもの あさましものだよ 夜討ちの忠臣蔵
朝食うて伴内 米櫃ぁお軽で からだは由良之助
おめだぢおめだぢ 踊りこ見るとて 必ず立って見るな
今なばええども 春さぎなるど 雀こ巣こ掛ける
おめだぢおめだぢ 踊りこ見るとて 必ず立って見るな
立っているのは 電信柱ど あんちやのガモばがり
おら家(え)のばっちゃど 隣りのじっちゃど
お茶(じゃ)っこ飲むどて 戸棚こ開けだば 茄子漬げヘコしてだ
院内(いんなゃ)の町(まぢ)がら 湯沢のまぢさ 不思議な大工(だゃぐ)が来た
飲みだゃぐ 喰だゃぐ ヘコしだゃぐ 仕事(しごど)はしでぁぐなぐ
あるもの質(しぢ)置いで せっきり飲んで喰って ヘコして死んだ方(ほ)え
あるもの質置いで せっきりまぐらって ヘコして死んだ方え
お粗末様でした。
(いわき市・中田昇)
〇 フクシマを忘るる国に原爆忌
是を以って、俳句と称する事が可能でありましょうか?
ただ単に朝日俳壇に入選したい一心で、「フクシマ」と「原爆忌」とを強引に結び付けただけの事ではありませんか!
〔返〕 福島を忘れて原発再稼働
(洲本市・高田菲路)
〇 荒縄の山なす鉾の解かれけり
洲本市の夏祭りの「鉾」は、「荒縄」で造った俄か造りの「鉾」でありましょうか?
だとしたら、「荒縄」を解いた後は、竹か木材の骨組が残るだけの事でありましょう。
〔返〕 荒縄で縛りて鉾で刺しにけり
(福岡市・松重成一)
〇 紫陽花の今日確かむるけふの色
紫陽花の彩りの微妙な変化は、毎日、写真にでも撮って比較するしか判りようがありません。
〔返〕 紫陽花の色移り行く原爆忌
(青森市・小山内豊彦)
〇 青萩や目に青銅の乱反射
「青萩」の比喩としての「青銅」は、同じ「青」の字を用いているだけに、あまりにも付き過ぎである。
作者としては、「青銅の基督像」をイメージしてのことでありましょうが・・・・・。
〔返〕 敗戦忌B29の乱反射
敗戦直後の昭和20年8月15日の午後の事、私の出生地の上空にアメリカ軍のB29が飛来した事を、私は未だに記憶しています。
件のB29は、極めて低空を飛んでいたので、私の目には操縦士の笑顔まで確かに見えました。
そして、そのB29の銀翼が折からの夏の太陽を浴びて乱反射していた事も、私は未だに記憶しています。
決して作り事ではありませんよ!
私には、是を以って「戦争の語り部」と言われようなどとの疚しい根性は決してありませんから。
(海老名市・川上益男)
〇 炎天の一樹の蔭や去りがたく
この頃の天候は極めて不安定ですから、一旦、落雷に見舞われたら命取りになってしまいますよ。
〔返〕 炎天の一樹の蔭や敗戦忌
(大津市・西村千鶴子)
〇 終戦といはざる人や敗戦忌
実のところは「敗戦忌」であったのに、そうは言わずに「終戦忌」としたところに私たち日本人の懲り性の無い体質が覗われるのである。
〔返〕 敗戦と敢へて謂ふかな終戦日
(青梅市・津田洋行)
〇 原発を睨んで立つは原爆忌
真に残念な事に、今年の原爆忌での広島市長・松井一實氏の挨拶は、推薦母体の自公連立政権を気にするあまり「原発を睨んで立つは原爆忌」という具合には行かなかったようです。
彼は元々厚生官僚なので、今年の原爆忌の市長挨拶で、解釈改憲問題や原発再稼働問題にまで踏み込んで欲しいと期待するのは無理だったのかも知れません。
しかし、「広島の仇は長崎で」という諺もありますから、私たち良識者は、長崎市長の挨拶や被爆者代表のそれに大いに期待することにしましょう。
ところで、今年の広島原爆忌での安倍首相の挨拶は、昨年のそれと瓜二つのコピペだったと言うではありませんか!
彼も亦、おぼちゃん症候群のウィルスに感染してしまったのでありましょうか?
それともう一点、週刊誌などでいろいろと取沙汰されている安倍総理夫妻の離婚問題はどうなっているのでありましょうか?
〔返〕 広島の市長宣言腰砕け
長崎の市長宣言一直線
(前橋市・吉江充慶)
〇 戦争へまた戦争へ原爆忌
戦時歌謡や火野葦平作の『麦と兵隊』を思わせるが、入選願望見え見えの凡作である。
〔返〕 ああ佐渡へ佐渡へ佐渡へと憧るる
麦の秋ああ戦線へ戦線へ
(宇陀市・前尾清子)
〇 山国の夜空の色や茄子漬
「茄子漬」を「山国の夜空の色」のように色濃く漬ける為には、材料の茄子に焼き明礬を擦り付けてから漬けなければなりません。
〔返〕 山国の茄子漬け色佳く美味しそう
上掲の返句の語り口は、なんだか「秋田音頭」の語り口みたいですね。
折も折、今日は盂蘭盆の8月16日。
私の郷里の隣町の秋田県羽後町の西馬音内地区では、世界民俗遺産候補にも数えられている「西馬音内の盆踊り」が華やかに展開されている事でありましょう。
「西馬音内盆踊り」の「地口=囃し文句」は前述の「秋田音頭」を基本としたものであり、子供の踊り手が帰宅してからのそれは、猥褻極まり無いものであるが、事の序でにその一節、二節を記して、郷土秋田の民俗芸能に敬意を示すと致しましょう。
時勢はどうでも 世間はなんでも 踊りこ踊りたんせ
日本開闢 天の岩戸も 踊りで夜が明けた
西馬音内女(なしもねゃおなご)は どこさ行(え)たたて 目に立つはずだんす
手つき見てたんせ 足つき見てたんせ 腰つき見てたんせ
名物踊りは 数ある中にも 西馬音内(にしもなゃ)一番だ
嫁こも踊るし 姑も踊る 息子はなお踊る
日本一(にっぽんいぢ) 日本一 絶対日本一
西馬音内(にしもね)盆踊り 絶対日本一
女(おなご)は顔(つら)えし 男(おどご)は声え 地口(ぢぐぢ)もすんばらしぃ
そのうぢ必ず 世界民俗 文化遺産になる絶対はずだ
日本一(にっぽんいぢ) 日本一 早稲田は日本一
野球(やぎゅう)で負けで 駅伝で負げで 勉強(べんきょ)でも負けじまた
おめさんがだなば 早稲田大学(わせだでぇがぐ) あんまし馬鹿(ばが)にすな
スタップ細胞 見つけだ姉こ おぼちゃんの出だ学校(がっこ)だ
コピペはするし噓はこぐ 色目は使うし泣きもする あれなばやじまげだ
見掛けはちょっぴり 負げるがも知れねど 西馬音内女(にしもねおなご)がずっとええ
いろはにほへと つねならむ ういのおくやま今朝越えで
あねつぁ夢見で小便(しょべ)垂れだ おらも夢見で魔羅濡れだ
地口という奴 口から出放題(でほでぇ) 音頭の拍子です
言われて悪いやつ 後ろさ廻って 五升樽ぶら下げれ
地口櫓で 地口を言うのは 俺らよな馬鹿ばかり
気の利いたあんちゃは ぐりっと廻って 二三度やった頃だ
良いごど悪いごど 地口櫓で あんまりしゃべてけな
隣のあねこは 何とか言われで その晩ぼだされだ
おら家(え)のお多福 滅多に無い(ねえ)ごど 鬢取って髪ゆった
お寺さ行ぐどて 蕎麦屋さ引掛って みんなに笑われだ
仲のよいのは おら家(え)の爺さまど 隣りの独り婆(ばばあ)
盆参りするどて 蕎麦屋さ引掛って 御布施で酒飲んだ
嫁こ嫁こど 三度呼ばたば ようやぐ返事した
きのう結った勝山 左さぶ曲げで おがわこ持って来た
踊るて跳ねるて 若いうちだよ 俺らよに年行げば
なんぼ上手に 踊って見せても 誰も見る人ね
貧乏たらたら 一升買いするたて 寝酒こやめられねエ
褌質やて 半杯買た酒(さげ) 板の間(いだのま)みな舐めた
ええとこ見つけだ 間男見つけだ 七両二分よごせ
七両二分なら いつでもやるがら そなたの嬶よごせ
なんだでごどねぐ 嬶どこ叩えだば 寝てから動ぎゃがらね
今度のこと 御免してこれから うんとて動け嬶
お寺の和尚(のの)さん マルメロ畑さ マルメロもぎに行(え)った
長い棹こで ボッキリつづだば 同役(どやく)が落ぢで来た
文福茶釜を ドッサリ投げだば バッサリ毛が生えだ
和尚も長老も 閑居も小僧も これ見でたんまげだ
五徳とゆう奴 小首をかしげで 囲炉裏の隅にいる
鍋こ乗せろが 釜こ乗せろが 此処らが思案どご
鍋こも種類は 飯鍋汁鍋 あるい貝焼鍋(かやぎなべ)
世間の口鍋 俺ら嬶焼なべ 夫(てで)どさ 毟り付ぐ
豊年だ万作だ こりぁまだいい秋だ
面白まぎれに ひとつ踊ったば あばはら万作だ
貧乏というのもの あさましものだよ 夜討ちの忠臣蔵
朝食うて伴内 米櫃ぁお軽で からだは由良之助
おめだぢおめだぢ 踊りこ見るとて 必ず立って見るな
今なばええども 春さぎなるど 雀こ巣こ掛ける
おめだぢおめだぢ 踊りこ見るとて 必ず立って見るな
立っているのは 電信柱ど あんちやのガモばがり
おら家(え)のばっちゃど 隣りのじっちゃど
お茶(じゃ)っこ飲むどて 戸棚こ開けだば 茄子漬げヘコしてだ
院内(いんなゃ)の町(まぢ)がら 湯沢のまぢさ 不思議な大工(だゃぐ)が来た
飲みだゃぐ 喰だゃぐ ヘコしだゃぐ 仕事(しごど)はしでぁぐなぐ
あるもの質(しぢ)置いで せっきり飲んで喰って ヘコして死んだ方(ほ)え
あるもの質置いで せっきりまぐらって ヘコして死んだ方え
お粗末様でした。
(いわき市・中田昇)
〇 フクシマを忘るる国に原爆忌
是を以って、俳句と称する事が可能でありましょうか?
ただ単に朝日俳壇に入選したい一心で、「フクシマ」と「原爆忌」とを強引に結び付けただけの事ではありませんか!
〔返〕 福島を忘れて原発再稼働
(洲本市・高田菲路)
〇 荒縄の山なす鉾の解かれけり
洲本市の夏祭りの「鉾」は、「荒縄」で造った俄か造りの「鉾」でありましょうか?
だとしたら、「荒縄」を解いた後は、竹か木材の骨組が残るだけの事でありましょう。
〔返〕 荒縄で縛りて鉾で刺しにけり
(福岡市・松重成一)
〇 紫陽花の今日確かむるけふの色
紫陽花の彩りの微妙な変化は、毎日、写真にでも撮って比較するしか判りようがありません。
〔返〕 紫陽花の色移り行く原爆忌
(青森市・小山内豊彦)
〇 青萩や目に青銅の乱反射
「青萩」の比喩としての「青銅」は、同じ「青」の字を用いているだけに、あまりにも付き過ぎである。
作者としては、「青銅の基督像」をイメージしてのことでありましょうが・・・・・。
〔返〕 敗戦忌B29の乱反射
敗戦直後の昭和20年8月15日の午後の事、私の出生地の上空にアメリカ軍のB29が飛来した事を、私は未だに記憶しています。
件のB29は、極めて低空を飛んでいたので、私の目には操縦士の笑顔まで確かに見えました。
そして、そのB29の銀翼が折からの夏の太陽を浴びて乱反射していた事も、私は未だに記憶しています。
決して作り事ではありませんよ!
私には、是を以って「戦争の語り部」と言われようなどとの疚しい根性は決してありませんから。
(海老名市・川上益男)
〇 炎天の一樹の蔭や去りがたく
この頃の天候は極めて不安定ですから、一旦、落雷に見舞われたら命取りになってしまいますよ。
〔返〕 炎天の一樹の蔭や敗戦忌
(大津市・西村千鶴子)
〇 終戦といはざる人や敗戦忌
実のところは「敗戦忌」であったのに、そうは言わずに「終戦忌」としたところに私たち日本人の懲り性の無い体質が覗われるのである。
〔返〕 敗戦と敢へて謂ふかな終戦日