退職を前にして、何かと忙しく、新ラッコマンカーであるホンダ:インスパイアに乗る機会がなかったのですが、本日、美瑛までドライブしてきましたので、インプレッションを記載します。
まずインスパイアの特徴です。
エンジンは、ホンダV型6気筒3000cc。J30A型。
車体の型式はUC1型です。2006年式。
フロントエンジン、フロントドライブで、いわゆるFF車です。
それにホンダのトラクションコントロールが載っています。
トラクションコントロールは、横滑り防止装置という言われ方もしますが、発進時にあって片輪が空転した時に、空転しているタイヤに自動的にブレーキをかけて、もう一方のタイヤを動かす機能が備わっていますので、4輪駆動ほどの効果はないにしても、雪道で、それなりの効果は期待できそうです。
このクルマのもう一つの特徴は、巡航運転になった時に6気筒のうち、3気筒を自動的に停止させて、3気筒で航行するんです。
つまり一定の航行になった場合、3気筒が自動停止して1500ccのエンジンになるのです。それで燃費が良くなる仕組みです。
6気筒カーを3気筒で動かすためには、エンジンのバランスを自動的に変更したり、不安定な音を消すためにスピーカーから正反対の波長の音を流すなど、いろいろな工夫が凝られています。
ホンダ社こだわりのエンジンだと思います。
運転していた状況では、気筒の切り替わりは、ほとんど気が付かないくらいですので、それなりにすばらしい技術だと思います。
こうしたシステムの効果で、現時点での平均燃費は11キロ/Lを確保しています。
北海道という道路状況を考慮しても、3000CCのエンジンとしては立派な燃費ですね。
次にハンドリング。
こちらは、やはり6気筒エンジンをフロントに積んでいるだけに、頭が重い感じは否めません。
4気筒カムリの方が、軽快でした。
パワーステアリングが重めに設定されていることも、そのような印象になる一因かもしれません。
足回り。
こちらは、とにかく硬いです。
3000CCの高級セダンとは思えない硬さです。
そのため低速での巡航には、ゴツゴツします。
80キロ以上の高速巡航になると、ハンドリングも落ち着き、実に快適な乗り心地です。
やはり、その辺がホンダ車なのだろうなぁと思わせるところです。
低速の荒れた路面で、酷く後輪が跳ねるような感触があったため、すごく気になっていたのですが、本日、タイヤの空気圧を確認したところ、規定より2割ほど高くなっていました。
空気を抜いて規定値に戻したところ、実に快適になりました。
こういう所は、日頃から点検しておく必要がありますね。
たかが空気圧ですが、全然、感触が変わってきます。
さて、最後にインスパイアの性能評価です。
まずは、ボディがでかいこと。とにかくでかいです。
クラウンマジェスタと同じくらいでしょうか。
四隅が、絞られているので、やや小ぶりには見えます。
室内は広いです。すご~く広いです。
後ろの見切りと、前の見切りが難しいです。嫁さんはきっと近いうちにぶつけるでしょう。。。。。(泣)
エアロが付いていて、カッコいいです。
見とれてしまいます。。。。。。
でも冬の雪道にはブルドーザになってしまうような気がします。。。。。(泣)
きっと嫁さんが、壊してくれることでしょう。。。。
ここまでは、マイナスポイントが多い感じですが。。。。。。。
いや~びっくりしました。
旭川の山中に入って、直線道路でアクセルを全開にしてみました。
すごいです。
250馬力炸裂!
飛行機が離陸するときのような感じになります。
怖いです。
V6エンジンの音が素晴らしいです。。。
このエンジンだけでも、それなりの値段がつくと思います。
10年前に新車で買った前のオーナーさんは、九州の方のようで、下回りのサビがありません。
当時は、おそらく車体価格で最低でも350万円を支払っているはずですから、それを車検付で80万円で譲っていただいたラッコは幸せです。
大切に使わせていただきます。
そんな、こんなで新しくなったラッコマンカー。。。
すごくいいような気がします。。。。。。
あとはトヨタ・カムリのように壊れないクルマであることを祈るばかりです。。。。
ホンダ.インスパイア、カッコいいでしょ!(笑)
世間ではあまり走っていないクルマですが、アメリカではずいぶんと売れているようですよ。
大きさも、フィーリングもアメリカンな感じです。
3000ccにしては、燃費がいいのがありがたいです。
また、お立ちよりくださいませ。