苫小牧から滝川に帰る道すがら、ラッコマンカーの
前をなんとも懐かしい車が走っていた。
正確には走っていたというのではなく、走っている
トラックに載せられていたというべきだろう。。。
いすゞ117クーペ。。。。
70年代のいすゞの最高級車だ。。。
イタリア・ジウジアーロのデザインによるボディスタイル。。
クルマの運転を始めたころに憧れたクルマだった。。。
とにかく丸みを帯びたスタイルがカッコよかった。
三角窓が付いていて、ヨーロッパの雰囲気がムンムン
だったなぁ。。。。
一度、ハンドルを握ったことがあった。
太めのタイヤで、ノン・パワーステアリング。。。
ハンドルの重さが印象的だった。。。
でもカッコよかった。。。
当時は飛びぬけた高級車で、とても一般人が買える
ようなクルマではなかった。。。
トラックに積み込まれた117クーペ。
どこかに捨てられていたものだろう。。。。
廃車屋さんに向かうのだろうなぁ。。。
トラックの上でもカッコよさは、しっかりと残していた。。。
20代の頃に憧れたクルマとの出会いで、はっきりと
青春時代の思い出が蘇ってきた。。。。
あの頃は、今よりワクワクする車が多かったような気が
するのは、私だけだろうか。。。。
すれ違う車を見ても、まったくワクワクするクルマは無い
ような気がした。。。。
117クーペは、今でも乗ってみたいと思う。。。。