2月2日(木)
ここ数か月、子どもたちのスマホ等の使い方について、危うさを感じることがありました。
具体的には、13歳未満では禁止されている動画投稿・再生サイトへの投稿を、保護者の知らないところで行っていたということです。
6年生では、1か月前の学年朝会でもこのことを取り上げて、子どもたちへの指導を行っていました。
しかし、その後も心配な状況が続いていました。
そこで、4年以上の児童・保護者に、アンケート調査を行い、実態調査とともに保護者への注意喚起を行いました。
また、きのうの2月の学年朝会では、5,6年合同で学年集会を開き、動画投稿がなぜ危険なのか、子どもたちへの指導を行いました。
写真を不用意にアップロードしたことで、住所や名前が特定されてしまうことがあります。
また、相手が自分と同じくらいの女の子と思っていたら、実は女の子になりすましていたおじさんだったということも、しばしば起きています。
こうした相手に心を許し、個人情報を伝えたり、会う約束をしてしまったりして、誘拐などの被害に遭ってしまった事件も少なくありません。
このような内容の話を、今日の参観日を利用してぜひ保護者の皆さんにも聞いてもらおうと、PTA主催の「スマホ安全教室」が開かれました。
お話いただいたのは、KDDIの認定講師として、全国を駆け回っておられる先生です。
5,6年児童と保護者合わせて200名近くが話を聞きました。
スマホと上手に付き合っていかないと、こんなことになってしまうという3つの例を、映像を見せながら分かりやすくお話していただきました。
一つ目は、スマホゲームにのめり込み、部活や学習がおろそかになってしまったばかりか、課金してアイテムを手に入れることを繰り返し、多額の請求が来てしまった話。
二つ目は、LINEグループに入ってメールを送ったところ、文字だけでは気持ちが誤って伝わることになってしまい、グループで仲間はずしにあってしまった話。
三つ目は、SNSを通じて知り合った同じ年くらいの女の子に気を許してしまい、相手が写真と名前を送ってくれたので、こちらもそれにこたえて写真と名前を伝えたところ、実は相手はおじさんで、危うく誘拐されそうになったという話。
大事なことは、「判断する力」、そして、「自分をコントロールする力」だよと教えていただきました。
スマホやケータイは、大志小学校としては、持たせない方が望ましいという考えをお伝えしています。
しかし、本校児童の実際の所持率、使用率はかなり高く、講師の先生も、その高さに驚いておられました。
学校が持たせないでほしいとお伝えしたことで、それでもスマホ等を持たせるのであれば、それは保護者の責任において、しっかりとルールを守らせ、トラブルに巻き込まれないように、スマホ等と上手につき合っていくことを教えてください。