SAKIMANIA~目指せ!?日本一のカオラー~

ゴスペラーズ、杉山清貴&オメガトライブ、杉山清貴氏、そしてまさかのSixTONES(笑)にドハマリ中のさっきーのブログ。

仮タイトル「Simple Words」

2007-10-07 21:20:04 | ドリー夢小説
さっきからカオルは白紙の紙を前にして頭を抱えて悩んでいる。
新アルバム用の曲を考えているのだが、曲は出来たのにそれにあう
歌詞が出来ないらしい。
思いついては書き、書いては消し、それをくしゃくしゃに丸めてぽんと投げる。
おかげでカオルの周りには紙くずだらけ。誰が掃除すると思ってるの?
「本当に安岡は凄いよ、あんないいフレーズどこで見つけてくるんだろう。
あいつにはかなわないよ」
バンと両手でテーブルを叩いたカオルは、軽く首を左右に振った後
私の隣に座り、ちょこんと私の左肩に頭を乗せた。
私は何も言わずただカオルの髪を優しく撫でた。
「俺って才能ないのかな・・上手く表現できないんだ・・。言葉に出来ないというか・・」
カオルは私にどう言ってもらいたいのだろう。
そんなことはないよと励ましてもらいたいのかな?
それとも諦めて安岡君に詞書いてもらったら?って言ってもらいたいのかな?
こう言う時は何も言わずにただ頷いていた方がいいのかな?
「何で何も言わないんだよ、俺がこんなに悩んでるのに」
私の左肩から頭を上げるとカオルは顔をそむけた。
何か言えば機嫌を損ね、かといって何も言わなければそれでも機嫌を損ねる。
いつものパターン。全く困った子だこと。
「何をテーマにした曲なの?どんな曲なの?聞かせてよ」
本当はもう少し放っておきたいけどさらに機嫌損ねると面倒なので仕方なく声をかける。
「聴きたい?」
パッとカオルが振り返った。
「聴きたい、聴きたい。すっごく聴きたい、私にだけ聴かせて?」
「もう、仕方ないなー、仮曲だけど○○にだけ特別聴かせて上げる」
すっかり機嫌が直ったようだ。本当に単純なんだから。
耳元でカオルが優しく鼻歌を奏でる。甘くて優しい声に高音が響き渡る、何とも
耳心地のよい曲。
誰も聞いた事のない仮曲。私だけが独占している。
しかもすぐそばでカオルが歌ってくれている。これ以上の贅沢他にはない。
「優しい曲だね。何かきゅんとくるというか・・これってラブソングだよね」
「うん。究極のラブソング。けどそれを言葉として表現できないんだ。
好きとか愛してるとかありきたりの言葉じゃダメなんだよ・・」
カオルはそういうと顔を伏せた。
「この曲は特別なんだ。だから安岡じゃなくて自分の言葉で詞を書きたいんだ。
それなのに・・」
「いいじゃない、ありきたりの言葉でも。好きな人から言われたら嬉しいよ、
好きだとか愛してるとか言われたら」
顔を伏せたカオルを覗き込むように見ながら私はカオルの右肩に手を置いた。
「難しい言葉で表現されるよりストレートにシンプルに言ってもらう方が
嬉しいもんだよ」
「本当?それなら書けるかもしれない・・いや、書ける。今の思い全て
書けるよ。ありがとう!」
顔をあげたカオルは最高の笑顔を見せるとすぐさま私に抱きついた。
「けど書くのは後、今はこうしていたい・・」
抱きしめる力がだんだん強くなってきた。痛いくらいに・・。

これ、当初タイトル「愛の歌」だったんですが、やんやんリスペクトということでつい先ほどタイトル変えました。
やんやん以外のメンバーで妄想お願いします。
今回エロほとんどなしです。快挙です(え?)
本当は純愛ものとか激甘ものを書きたいのよ。
じゃないと、これを会社で読んでる後輩に
ますますさっきー=エロと思われてしまい
先輩の威厳たるものが薄れてしまうからね(元々ないわい)
余談ですが、初めて「ミモザ」聴いた時
自分のために作ってくれたのね、カオルさん
マジで思いましたよ

けど詞書いたのやんやんだった・・