ただ生きるのではなく、よく生きる

自然の法則をとらえ、善(よ)く生きるために役に立つ情報を探して考えてみる

自分の苦しみを受け入れる       ジェームズ・アレン

2016-09-17 18:53:09 | 知恵の情報
自分の問題や厄介ごとが山積みになるときがあります。失敗して友人たちが離れて
いくときがあります。今まであなたを褒めそやしてきた人が鋭く批判してくるときが
あります。あなたの唇に押し当てられ、柔らかく、温かい愛情のこもったキスをして
くれた愛しい人の唇が、あなたをあざけり、馬鹿にしてきて、一人寂しく悲しみに
暮れるときがあります。昨日はその冷たい体を芝生の下の棺に横たえるときがあり
ます。

イエスも、自分が十字架にかけられる運命を予見して、ゲッセマネの園で苦悶し
ました。さまざまな苦しみがあなたの身にふりかかるとき、そのような苦難のとき
がきたのだと考えましょう。苦悩のさかずきはあなたのものですから、それを自分
で飲みほさねばなりません。黙って飲みほし、文句を言ってはいけません。

苛酷で暗く、一寸先も見えない苦悩が押し寄せるときには、どんな祈りも助けには
なりません。天に叫んでも、気分転換させてもらえるわけではありません。信じて
絶えようとするしかありません。そうすれば忍耐力が身につきます。愚痴をこぼす
こともなく、だれをも非難せず、自分自身の運命としてその苦難を受け入れて、
おとなしく、穏やかな心ではりつけの場所へ向かうことができるようになるのです。

─『「意志」と「人生」の法則』 Light on Life's Difficulties ジェームズ・アレン
  松永英明訳 KKベストセラーズより


あるがままに受け入れ、それに耐えること。森田先生のアドバイスもそうだった。
それに逆らおうとすると、精神が変調してきてしまう。思想の矛盾がでたりする。
苦しみをどうにかしようとするのではなく、それを受け止め、耐えることそれが
正しい生き方の選択だと教えている。

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