ただ生きるのではなく、よく生きる

自然の法則をとらえ、善(よ)く生きるために役に立つ情報を探して考えてみる

正しい行いで向上する     ジェームズ・アレン

2016-09-16 18:50:01 | 知恵の情報
ブッダが説いた「八正道」(完成に至るための崇高な八つの道)の一つは、「正道」
すなわち「正しい行い」「よい振る舞い」です。他の人にたいして思いやりを持ち、
愛想よく、相手のためを考えて行動する方法が身についていない人は、神聖な人
生の道にまだ入っていません。それはだれの目にも明らかでしょう。

心のにごりを取り除くなら、振る舞いのにごりも取り除かれます。逆に、振る舞い
が浄化されれば、心を浄化する助けとなるでしょう。

下品で、残酷で、怒りっぽいというのは、獣なら当たり前のことかもしれません。
しかし、社会のよき一員でああろうとするならば(よりよい人間であろうとするなら
なおさら)、自分のなかにあるかもしれない獣のような習性をすぐに捨て去るべき
です。

音楽、絵画、詩、作法など、人を優雅にする助けとなるものはすべて、自分を
向上させる助けとなります。逆に、粗暴な人を見習えば堕落します。野蛮である
ことと素朴であることは違いますし、下品であることと正直であることは同じでは
ありません。

他の人と接するときに、自分のことばかり考えず、親切で、思いやりがあるならば、
優しさや愛想のよさ、優雅さが外側ににじみ出てきます。「うわべだけ、こういった
優雅さを備えているふりをすればうまくいく」と考える人がいるかもしれませんが、
そんなことはありません。見せかけや偽善は、じきに暴かれます。遅かれ、早
かれ、だれの目にも薄っぺらさが明らかになり、最終的にはよほどの役者でも
なければごまかしきれなくなります。

エマソンもこう語っています。
「打算があってやったことは、打算のためにやったことだとわかる。愛のために
なしたことは、愛のためになしたのだと感じでもらえる。」

─『「意志」と「人生」の法則』 Light on Life's Difficulties ジェームズ・アレン
 KKベストセラーズより

八正道は、記憶していて損はない。
仏教解説書、や、倫理教科書など、いろいろなところででてくる。
八つの項目を完全に理解してしまえばよいが、すぐできなくとも暗記だけは
しておくべきだ。昔、日本人が寺子屋で論語を暗記したように八正道を完全に
覚える。それをすすめます。(ブログの前の方にもわかりやすい解説があります。)

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