ただ生きるのではなく、よく生きる

自然の法則をとらえ、善(よ)く生きるために役に立つ情報を探して考えてみる

最良の友とは、いつでも、苦しいときに友を見捨てない人のことである

2017-07-05 19:16:07 | 知恵の情報
最良の友とは、いつでも、苦しいときに友を見捨てない人のことである。しかし、やや
厭世的なことわざにもある通り、苦しいときには「友人一ダースは半オンスの目方にも
あたらない」(金の切れ目が縁の切れ目)のが普通である。

不幸な時に遠ざかるどころか、もし近づいてくる人があれば、それはその人の性格が
善良で信頼するにたることを示す一番いいしるしである。

ところが逆に、友人が不幸になるとさっさと背をむけて、なに、あれはただの「知人」だと
格下げしてしまうような、まことにあつかましいやり口をとる抜け目のない人がないでは
ない。こういう連中にかぎって、旭日昇天のいきおいで友人に運が向いてくると、たちまち
また押しかけてくるのだ。こういう連中を、そのとき、はねつけてやることは、われわれの
義務である。(書簡 友情)

─『希望と幸福 ヒルティの言葉』 秋山英夫訳編 現代教養文庫
  社会思想社

■以前に紹介したがまた、友情について考えてみたくなり、読みなおしている。
友を見捨てないというのは、けっきょく他者に対する個人の姿勢によるものだと
思う。まず、自分が他者意識がどのくらいあるかによって、友情の感情も
現れてくるのだと思う・・・共存共栄を体得したい・・・

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