ただ生きるのではなく、よく生きる

自然の法則をとらえ、善(よ)く生きるために役に立つ情報を探して考えてみる

魂の実態②──自分との合体

2016-07-08 18:06:35 | 知恵の情報
赤ん坊として生まれ、三ヶ月たったころ、本人の魂、に加えて、その人間を天上世界に
向けて誤りなく導くため、「誰々の本体(分身)として生まれる」というために、天上界から
善霊が降りてきます。
そして、それが本人の中にスッポリ入るのです。つまり、二つの魂が合体するわけです。
(この合体霊は、幽体離脱の時、普通は合体したままで、合体した人の身体をともに
守ります。それ以外、合体ではなく、天上界から降りてきて付き添ってくれる守護霊、
指導霊とともに三つの霊の関係性で人生を過ごします。死後は、それらの霊と別れ、
本人だけの魂が残ります。)

そして、天上界の霊の名前を用いて、「誰々の本体(分身)」となるわけです。
ですから、「山中さんの過去世」というのは正しい、言葉ではなくて、「山中さんと合体し
ている善霊の過去世」というべきなのです。山中さんが、昔から続く永遠の生命を
持っているわけではなく、これから手に入れる永遠に転生輪廻を繰り返す不滅の魂を、
今、現在の人生を通して、形作っているわけなのです。過去ではなく、未来が待っている
のです。

ですから、皆さんは、自然との調和、人との調和への責任と義務ばかりでなく、自分に
対する責任と義務があるのです。「自分の生命を大切にする」大きな意義が、ここに
存在するのです。未来において、一個の人間として、どの位の長い間、いろいろな
使命を与えられ、また、果たして行かねばならないか、自分が、天上界からの三人の
善霊(合体霊、守護霊、指導霊)に守られ、支えられ、導かれて一生を終え、天上界に
上がることが出来たなら、次の世で誰かの魂と合体し、その赤子のように(赤ん坊の
ときに入るのですが)何もしらぬ魂に、生きるべき道を手を取ってリードし、意識を通じて
自分の知恵と知識を与え、ともに喜び、ともに泣き、ともに苦しみあって行かねばならぬ
義務を、感じるようになるでしょう。

これは、先ず人類が発祥し、そして、魂ができて、その霊魂が永遠に存在するという
自然発生的な理論に即したもので、進化論あるいは、「物質不滅の法則」という科学
の理論にかなうものなのです。魂が最初からあるのならば、その魂は何処から来たか、
いろいろな属性、個性がなぜ霊魂に附随するのか─とまた、未解決の神秘な謎が
残されてしまうのです。科学とは神秘の解明であって、新たな謎を作るものではない
ことは改めて申すまでもありません。

そして、元素およびその化合物によって、構成される魂であるがゆえに、本人の記憶は
何億年、恐らく永遠に、保持することができ、このように魂は、不思議といえば不思議で
もある、一つのガス体(有機体)ともいえる、永遠不滅のものなのです。

─『天国の扉』たま出版

このメカニズムを考えるとき、ソクラテスがダイモニオンの声がするとか、
カントが定言命法といって、内なる道徳律を内なる感覚的な命令を受けている仕組みが
わかる気がする。私の記憶で面白いのは、片岡鶴太郎という芸能人がいるが、
彼の絵の本を読んだとき、彼がお笑いだけでなく、俳優をやったり、ボクサーをやったり
絵描きになったりしてこられたが、彼の転機には、彼は、「腹の声にしたがう」というエピソード
を語っている。実際に声が聞こえるらしいが、あれは、合体している善霊のように思う。
渡部昇一氏の『渡部昇一の 人生観・歴史観を高める事典』(PHP研究所)の本の
なかに内なる声をきく、という項目がある。あれも、上記合体霊の声に違いない。
脳の中で、客観的な自分が存在すると脳科学で言われるかもしれないが、霊体の
メカニズムを考えるとその方が現実的だ。自分の内側に問うときその答えが出てくる
時がある。自分の脳の考えだけでなく、善霊の方の考えだと思うとき心強いのでは
ないか。人は、孤独ではなく、生まれたときから守られているのだ。
うそ臭いと思わず、よく考えてみるとよい・・・