劇団ぷにぷにパイレーツ座長日記

劇団ぷにぷにパイレーツ座長・石崎一気が、演劇、パントマイム、音楽等、舞台芸術の情報を、毎日発信!

暗黒!

2013-03-04 07:32:18 | 演劇
「星空の下の朗読会」は、五反田文化センター・プラネタリウムでの開催でした。
お客様は、ほぼ寝転がって、天井のドームの星空を見ながら、朗読を聞く形になります。
かすかに星が光っている他は、まさに暗黒!
会場内の様子は、ほとんど見えないのです。

それは、朗読する僕にとっては、難しい環境でした。
いつも僕は、お客様の様子を見ながら、演技をしたり、朗読をしたりしています。
会場の反応を確認しながら、演技プランを修正しているのです。
しかし、会場内が真っ暗だと、お客様がまったく見えません。
万が一、見えたとしても、皆さんは横になっている訳ですから、顔が見えません。
しかも、場内には防音措置が施してあるので、お客様の呼吸を聞こうと思っても、全然僕の耳に届いてこないのです。
仕方ないので、稽古で構築したプランを、忠実に遂行していくしかありませんでした。
その分、内的パワーを増して、僕のエネルギーで観客を包み込むように工夫しました。

そうすると、開場の雰囲気が変わっていきました。
会場内に、大きな渦が巻き起こったように感じ始めました。
気の流れみたいなものが、動き出したんですね。
後半の緊張感溢れるシーンになると、横になっていたお客様の多くが起き上がってきて、僕の朗読する姿を見始めました。
(暗い中でも、それぐらいは分かります)
また、クライマックスを終えて、エンディング・シーンに入った所で、場内から一斉にため息が漏れたのが聞こえました。
きっと、恐怖が解けて、リラックスされたのでしょう。
皆さんの気持ちが一つになったんでしょうね。
実に良い雰囲気で、朗読を終えることが出来ました。

プラネタリウムでの朗読で、僕は、沢山のことを学びました。
やはり、常にチャレンジしていかなくてはダメですね。
本当に良い機会を頂戴しました。
皆様、誠にありがとうございました!

3月3日(日)のつぶやき

2013-03-04 01:52:24 | スポーツ

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