劇団ぷにぷにパイレーツ座長日記

劇団ぷにぷにパイレーツ座長・石崎一気が、演劇、パントマイム、音楽等、舞台芸術の情報を、毎日発信!

クールな脚本

2014-04-30 07:36:20 | 演劇
第23回公演で上演する2本目の脚本が、ほぼ完成しました。
最初に書いた作品が、非常に情熱的なものでした。
それと似ないように、出来るだけクールな脚本にしてみました。
雰囲気はかなり違う2作品ですが、どちらも演技がとんでもなく難しそうです。
世界観、空気感をしっかりイメージ出来るように、頑張ります!

民主的運営

2014-04-29 08:28:44 | 演劇
日曜日の演劇ワークショップ終了後、しゃぶしゃぶ食べ放題のお店で、打ち上げを開催しました。
こちらも、大変盛り上がりましたね。
色々なお話をすることが出来ました。

参加した若い女性たちは、これまで余所の劇団で活動してきました。
そこではどんな条件だったのか伺いましたが、相当厳しいものでしたね。
費用やスケジュール等、かなり大変なんですね。
しかも、精神的苦痛も少なくないようです。
(具体的なことは、ここには書けないぐらいです)
皆さん、よくそんな状況下で、演劇を続けられますね。
とても、僕には耐えられません。

その点、”劇団ぷにぷにパイレーツ”は、かなり民主的な運営をしています。
甘いといえば甘いんでしょうが、みんなが気分良く演劇活動が出来なければ意味がありません。
もちろん、客観的で冷静な経営上の判断も必要です。
でも、少なくとも、劇団は、メンバーを不幸にしてはいけません。
身内を幸せにできないのに、観客を幸せに出来るわけがないでしょう?

演劇経験が多い人ほど、”ぷにぷにパイレーツ”の考え方に共感して下さいます。
「もっと早く出会いたかった」という感想を漏らす人もいます。
出来れば、余所の劇団を遠回りすることなく、最初からうちの劇団に入って頂きたいのですが…。
奈何せん知名度が低い劇団なので、若い人は”ぷにぷにパイレーツ”を知らないのです。

何をすべきか

2014-04-28 08:13:26 | 演劇
昨日、約2か月ぶりとなる演劇ワークショップを開催しました。
初参加の女性を含め、若手中心のメンバーで行いました。
(一人、おっさんも混じっていましたが…)

参加者全員が演劇公演の経験者だったので、少しレベルの高い内容にしてみました。
「俳優とは何ぞや?」ということを、実践の中で掴みとって貰えたように思います。
面白いもので、僕がちょっとヒントを出すと、みんな、たちどころに演技が良くなるんですよ。
「出来ない」のではなく、「何をやればいいのか分からない」んでしょうね。
もちろん、発声、滑舌等の基本技術も向上させなければなりません。
しかし、それ以上に「何をすべきか」を考える作業が重要だということを感じ取って頂けたのではないでしょうか。

当初は2時間の予定でしたが、大変盛り上がったので、結局3時間もやってしまいました。
きっと、参加者はクタクタに疲れただろうと思います。
でも、充実感いっぱいの疲れだった筈です。
昨日掴んだことをスタート地点として、更に、自分を磨いていって貰いたいですね。

どうぶつドーナツ

2014-04-27 07:28:50 | グルメ
近所の元住吉まで、ブラリと散歩してみました。
有名な”ブレーメン通り商店街”がある所です。
その一角に、ちょっとした行列が出来ていました。
子ども連れのお母さんたちがズラリと並んでいたのです。
気になった僕も、時間があったので、行列に加わってみました。

そのお店の名前は、「イクミママのどうぶつドーナツ」といいます。
ほとんどのドーナツに、猫の顔が施しあります。
人気のキャラクターは”ミケ”ちゃんです。
そのほか、馬やアルパカ、タイガーなど、様々な動物の顔もあります。
それが可愛いと、女性たちの間で、大人気なんですね。

いくら人気があるとはいえ、なぜこんなに行列が出来るのか、その理由を探りました。
どうやら、お客さん一人一人が購入にかける時間が、異様に長いようなんですね。
手造りのドーナツですから、同じ”ミケ”ちゃんでも、一つ一つ顔が微妙に違います。
その中でどれが一番自分好みか、お客さんがじっくりご覧になって吟味していたんですよ!
こういう細やかなこだわりが、大事なんですね。
少々お高いドーナツですが、飛ぶように売れていました。

やっぱり、今売れるには、可愛さが肝心です。
美味しさよりも、可愛さの方が重要です。
それも、分かりやすいキャッチーな可愛さでなくてはいけません。
一方、僕の作る演劇作品には、可愛さのかけらもありません。
むしろ、気持ち悪さを売りにしています。
だから、観客動員が一向に伸びないのかもしれませんね。

さて、ドーナツのお味の方ですが、甘さ控え目で、素材の良さを感じさせるものでした。
元住吉にいらした際には、おみやげにいかがですか?

ネタかぶり

2014-04-26 07:24:08 | 演劇
2本、3本と続けて脚本を書くと、それぞれが似てくることが良くあります。
いわゆる、”ネタかぶり”をしてしまうのです。

後で書いた脚本を修正すれば良いのでしょうが、必ずしも、そうはいきません。
先に書いた作品を直した方が良いケースが多々あります。
つまり、オムニバス公演を行う場合、1本脚本を仕上げたらそれで終了ではありません。
公演全体のバランスを考えて、すべての作品を修正していかなくてはならないのです。

脚本の時点で、その”かぶり感”に気付けばラッキーです。
セリフを覚えて、演出を付けた時に、ふと気になることも多いんですよ。
そうなると、またセリフを書き直し、覚え直し、動きのプランを考え直さなくてはなりません。
これがまた、一苦労なんですよ。

一人の作家の作品でオムニバス公演を行えば、この”ネタかぶり”は絶対に避けられません。
「事後の修正作業は必要不可欠なものだ」と割り切るべきです。
時間と手間が掛かって気持ちが折れそうになりますけど、これも演劇の醍醐味の一つ!
粘り強く取り組んでいくことにいたしましょう。