劇団ぷにぷにパイレーツ座長日記

劇団ぷにぷにパイレーツ座長・石崎一気が、演劇、パントマイム、音楽等、舞台芸術の情報を、毎日発信!

分裂

2013-07-31 07:01:57 | 演劇
役者の仕事は、役を演じることではありません。
その人物の人生を生きることです。

綺麗事のように聞こえるかもしれませんが、稽古が進んでくると、僕は心からそう思います。
自分と登場人物との間の境目がなくなってくるのです。
役の上での出来事を、実際に自分が体験したかのような錯覚を覚えることもしばしばです。
それどころか、役柄の性格まで、僕自身に移植されてしまいます。
僕自身が、狂暴になったり、臆病になったり、陰湿になったりするのです。
それらの性格が混然一体となっているというよりは、二重三重に重なって存在しているような感じです。
特に、「ぷにぷに!夜想曲集」のように短編オムニバス公演を開催する時は、酷いですね。
心がバラバラに分裂してしまいます。
「あっ!今は、“夜間飛行”の主人公のキャラクターが、僕を支配している!」
こんな風に感じることもあります。
それが良いことなのか、悪いことなのか分かりませんが、特別な経験であることは確かです。
演劇でなければ味わえないこの感覚を、皆さんも体験してみたいと思いませんか?

愛情物語

2013-07-30 06:55:18 | 演劇
僕の作る作品の出来が良いかどうか、評判が良いかどうかは、自分では判断出来ません。
ただ、僕の選曲については、必ず高い評価を得ています。
クラシックの名曲が、まるで僕の作品の為に書かれたかのように感じる程、ピッタリはまっているそうです。
特に、今回の「ぷにぷに!夜想曲集」の選曲には自信があります。
ピアノで演奏される曲は、すべて”夜想曲”です。
しかも、色々な時代や地域の作曲家の”夜想曲”を散りばめています。
映画「愛情物語」で有名な、ショパンの2番!
知られざる名曲、プーランクの”夜想曲”!
そして、あまりにも圧倒的なフォーレの作品群!
それらが、僕の書いたセリフの何倍もの説得力をもって、芝居を作り上げてくれます。
「ぷにぷに!夜想曲集」にご来場頂ければ、必ずや、これまでご存じなかった名曲に出会えるに違いありません。
是非、ピアノ生演奏を聞きにいらして下さいね!

ピアノも役者

2013-07-29 07:10:13 | 演劇
昨日、「ぷにぷに!夜想曲集」本番1週間前の稽古を行いました。
ピアノ演奏の吉田幸子さんと、1回、完全通しでやってみました。
やはり、生演奏にのせて演じると、気合いが入りますね。
作品に魂が宿ります。
1本演じ終わると、その役の人生を生きたような気がして、へとへとになります。
それを、3本続けてやると、僕は完全にエネルギーが切れてしまいます。
それだけのボリュームがある作品ばかりなのです。
吉田さんも、稽古終了後、脱力しているようでした。
今回は、ソワレの1回公演だけにとどめて正解でした。
こんなに大変な公演を、昼夜2回回しするのは無理です。
その1回に、すべてを注ぎ込みたいと思っています。

さてさて、内容の方ですが、稽古の度にどんどんレベルが上がってきましたよ。
自分で言うのもなんですが(誰も言ってくれないので…)、凄く面白いものになってきました。
特に、ピアノとのコラボレーションが、良い感じになってきたんです。
お互いに支え合って、一つの作品を演じています。
ピアノ演奏も、立派な役者さんなんですよ。
いい演技をしてくれます。
やればやるほど面白くなっていきます。
”一人芝居”と銘打っていますが、実際には(ピアノ演奏との)二人芝居です。
この辺は、実際にご覧頂いたことのある方にしか、ご理解頂けないでしょうね。
他の劇団では、まず見ることの出来ない、ユニークな企画です。
是非、生で、ご覧頂きたいと思っています。

サロンパス

2013-07-28 08:27:21 | 演劇
8月4日の「ぷにぷに!夜想曲集」まで、1週間となりました。
「あと1週間しかない!」という気持ちと、「あんな大変な稽古を、あと1週間もやらなければいけないのか!」という両方の気持ちがあります。
とにかく、肉体的にきついんです。
毎晩、脚にサロンパスを貼って寝ています。
見た目ではその大変さは分からないようですが、凄い無理な姿勢を取り続けるから、ふくらはぎが悲鳴を上げています。
最後の1週間は、気合いで乗り切りますね!

さて、昨夜、公演でお配りするアンケート用紙を作りました。
今回は真面目な公演なので、真面目なものにしておきました。
感想を書きにくい内容の公演ですけど、思ったことを自由に書いて頂ければ幸いです。

それから、昨日、「Endless Summer`64」で伊東かおりさんが朗読する「日記」の稽古を行いました。
約2時間に渡って、ノンストップで演出していきました。
伊東さんは、普段、良く稽古をしているようですね。
その手ごたえが、僕にしっかり伝わってきました。
ただ、どう読めば良いのか分からないところがあったらしく、僕はその辺を丁寧に説明していきました。
昨日の稽古で、伊東さんは、感覚を掴めたようです。
この稽古をふまえて練習を重ねていけば、必ずや感動的な朗読になるに違いありません。
僕は、伊東さんに、とても期待をしています。

「恋に恋して」の衣装

2013-07-27 07:14:43 | 演劇
「ぷにぷに!夜想曲集」で上演する「恋に恋して」の衣装も決まりました。
魔女のキャラクターですから、さすがに普通の服装ではいけません。
例によって、アジアンテイストの格好にしてみました。
以前、「オーガニックマイムな夕べ」で着用した黒いパンツ。
普段着ている黒いタンクトップ。
今回購入した黒いアジア風カーディガン。
そして、大きな黒い布を頭に巻きつける予定です。
イメージとしては、2011年に上演した「魔術師」に近いですね。
真っ黒になってしまいますけど、真っ黒な内容の作品ですから、これで良いのです。
肝心なのは、演技の方です。
衣装は、演技の邪魔にならなければ十分なのです。