劇団ぷにぷにパイレーツ座長日記

劇団ぷにぷにパイレーツ座長・石崎一気が、演劇、パントマイム、音楽等、舞台芸術の情報を、毎日発信!

大晦日です!

2016-12-31 07:59:43 | 演劇
大晦日を迎えました。
ことしは、まさに波乱万丈!疾風怒濤の一年でした。
あっという間だったような、すごく長かったような、不思議な感覚を覚えています。

さて、ことしの元日、僕は2016年の抱負を述べています。
そこでは、大きく3つの目標を掲げていました。
①5回の公演を実現!
②新しいスタイルの作品を上演!
③観客動員増!
なんと、3つとも実現させているではありませんか!
有言実行とは、まさにこのことです。
”ぷにぷにパイレーツ”にとっては、上出来の一年となりました。

これも、すべて、劇団を応援して下さっている方々のおかげです。
新年早々、あるいは8月の最も暑い時期に、わざわざ劇場まで足を運んで下さった皆様!
観劇はできなかったけど、劇団に関心を持って下さった皆様!
本当にありがとうございました。

来年は、劇団にとって、さらに意味のある年にしたいと思っています。
皆様にとって、2017年が素晴らしい一年でありますように!
では、良いお年をお迎えください。

2016年の”ぷにぷにパイレーツ”

2016-12-30 07:48:24 | 演劇
ことしの”ぷにぷにパイレーツ”の活動を振り返ると、非常に充実していたように思います。

まず、全5回の公演を実施しました。
①「天使の組曲」1月3日
②「ぷにぷに実験室」3月6日
③「星空の朗読会」3月26日
④「ぷにぷに!肉の祭典」8月21日
⑤「背徳の朗読会」11月20日
内容的にもバラエティに富んでいましたし、大勢の人が公演に関わってくれました。
不測の事態に見舞われたこともあり、すべてが思い通りになったわけではありません。
そういった状況のなかで、まずまずの成果を収められたのではないでしょうか?
特に、「天使の組曲」と「ぷにぷに!肉の祭典」では、お客様から絶賛を頂戴しました。
芸術性を求めるストイックな公演と、お客様に楽しんで頂くためのエンタテインメント公演の両方で、好評を博したわけです。
また、かつて誰も見たことのないスタイルの作品でも、皆様にご満足頂けたようです。
実験を行いながら成果も収めるという目標は、何とかクリアできたのではないでしょうか?

また、劇団員のレベルアップも、ことしの大きな課題でした。
そのために、毎月、練習会を実施しました(参加者は限られましたが…)。
また、練習のモチベーションを高めるために、「ぷにぷに実験室」と「背徳の朗読会」を開催しました。
練習は正直なもので、参加した人はその分だけ確実に上手くなっていきました。
座して待っていても、劇団員は決して成長しません。
座長たるもの、彼らの尻を叩いて、やる気を起こさせなくてはいけません。
ことしは、これまで以上に頑張ってみたつもりですが、十分な成果を得られたように思います。

また、観客動員においても、充実した一年となりました。
ここ数年、客席がガラガラな公演が多かったのですが、「ぷにぷに!肉の祭典」は超満員!
あの大きな”あかいくつ劇場”が、狭く見えたほどです。
この人気が、来年も続けば良いのですが…。

2017年は、”ぷにぷにパイレーツ”にとって、節目の年となります。
せっかくですから、なにか特別なことをやりたいと思っています。
さらに魅力的に!さらに過激に!
来年の”ぷにぷにパイレーツ”に、ぜひ、ご期待下さい!

初参加4人

2016-12-29 08:18:30 | 演劇
ことし、4人が”ぷにぷにパイレーツ”の公演に初参加してくれました。
セリフ劇初挑戦のビジュリー。
中学2年生の松本くるみ。
そして、「天使の組曲」終演後の大抽選会で出演権が当たった藤田直哉さんと森山修さんです。
8月の「ぷにぷに!肉の祭典」では、総勢8名という、”ぷにぷにパイレーツ”史上最多出演者数を記録しました。

当たり前のことですが、演劇は人がやるものです。
役者が変われば、作品もまるっきり変わってしまいます。
新メンバー4人を得て、僕は、また新たな世界に挑戦することができました。
子役がいなければ、「キョンちゃん」という不条理コントは成立しません。
また、藤田さんと森山さんはダブルキャストだったのですが、同じ役でも役者が違えば作品の印象がまったく変わってしまうことを証明してくれました。

どこの劇団も、メンバーは新陳代謝していくものです。
その変化を通して、劇団は常に魅力をアップさせていかなくてはなりません。
特定の個人(役者)の実力に頼っていてはダメなのです。
抜けていく人は止めようがないので、いかに優秀な人を集め、育成し、モチベーションを高めていくか?
結局は、座長の腕次第ということです。
来年、どんな人と、どんな公演が行えるか?
楽しみであると同時に、すでにプレッシャーを感じております。

さらに過激に!

2016-12-28 08:39:43 | 演劇
ことし・2016年、劇団”ぷにぷにパイレーツ”は5回の公演を開催し、全部で16の作品を上演しました。
そのうち、再演や朗読を除いたオリジナルの新作は、7作品です。
ありがたいことに、すべての新作が高い評価を頂戴しました。
不条理コント、ナンセンスコント、サスペンス、ラヴ・ストーリー、ヒューマン・ドラマなど、多岐に渡るジャンルで好評を博したんですね。
さらに、セリフのない「もっとふれたい」や「くちづけ」も、かなり集中してお楽しみ頂けたようです。
かつて誰も見たことのない新しいスタイルの作品でご満足頂けたのが、ことし最大の収穫かもしれません。
演劇のあり方を見つめ直す、良いきっかけとなりました。

しかし、一度上演してしまえば、その新しいスタイルは既成のものになってしまいます。
そのなかで評判の良い作品を作り続けても、僕にとっては停滞としか感じられません。
もっと遠くへ!もっと高く!
来年は、自分の領域を広げるために、さらに過激に挑戦していきたいと思っています。

教えません

2016-12-27 05:58:36 | 演劇
ニーチェの言葉だそうです。

私はあなたを教えません。
私の教えたことを、まるまる繰り返してはなりません。
私はあなたにある衝動を与えるので、後は自分のやり方でそれを発展させればよいのです。

これこそ、指導者のあるべき姿だと思います。
劇団員に演出を施すとき、忘れないようにしないと…。