劇団ぷにぷにパイレーツ座長日記

劇団ぷにぷにパイレーツ座長・石崎一気が、演劇、パントマイム、音楽等、舞台芸術の情報を、毎日発信!

本読み稽古

2012-09-30 07:39:17 | 演劇
昨日、劇団員の一人、脇坂君のご自宅にお邪魔しました。
脇坂君には既に冬の公演の脚本を渡してあるのですが、それについて質問があるというのです。
詳しく聞くと、脚本の読み方やセリフ回し、演出意図等が分からないので、暗記が出来ないというのです。
そこで、実際に台本を読んで貰いながら、舞台をイメージしやすいように説明していきました。
セリフ回しにはルールがあるので、それについても、基本から解説しておきました。
頭のいい脇坂君はしっかり理解してくれたようで、2時間ほどのレクチャーの後は、随分すっきりした表情になっていました。
これで、気分良くセリフを覚えてくれることでしょう。

ぷにぷにパイレーツでは、普段、本読み稽古をやっていません。
とにかくセリフを覚えてきて貰って、立ち稽古の中で、意図を説明していきました。
その方が省力化できますし、稽古回数を減らすことも出来るからです。
そもそも、僕は、本読み稽古に意味を見出していませんでした。
過去に色々な劇団に参加した時、当然、本読み稽古はありました。
しかし、それをやる意味が、まったく分からなかったのです。
時間の無駄にしか思えなかったんですね。
いくら理屈を振りかざしても、それを具体化するプランを提示されなければ、意味がないからです。
結局、舞台の完成図は演出家しか持っていない訳ですから、「役者に期待せずに、好きなように指示を出してくれ!」と思っていました。
また、一般的な劇団はセリフ至上主義なので、言葉を一番に考えて、本読みを大切にしているんでしょうね。

ただ、昨日、マンツーマンで本読みをやってみて、「人によっては、こんな機会も必要なのかな…」と思いました。
特に、今回、脇坂君には、多少前衛的な色合いのある作品を演じて貰いますので、理解が難しかったのかもしれません。
僕は、かなり論理的に脚本も演出も作り上げていく方なので、きちんと説明さえすれば必ず分かって貰える自信があります。
今後は、稽古の回数や時間を増やして、より丁寧に稽古を進めていけるよう、配慮していきたいと思います。
でも、劇団員のみんなは、沢山稽古に参加してくれるのかな?

オープニング・コント出来ました!

2012-09-29 07:46:04 | 演劇
昨夜、頑張って、冬の公演のオープニング・コントを書き上げました。
6人も出ると、かなりのボリュームになってしまいますね。
でも、各人に見せ場はあるし、様々な演出のアイディアが取り込めているし、結構上手く書けたように思います。
趣向を凝らし過ぎた面もありますが、めくるめく展開で観客を飽きさせない自信があります。
特に、最近のニュースを風刺する要素をたっぷり盛り込めたのが良かったですね。
オープニング・コントにしては長すぎますし、意外に演技が難しくなってしまいましたが、是非とも上演したいと考えています。
ただ、6人全員が揃って稽古出来る機会って、何回あるんでしょうね?
ちょっと心配になってきました…。

東日本新人王準決勝

2012-09-28 07:34:45 | スポーツ
昨夜、後楽園ホールに行ってきました。
ボクシング・東日本新人王の準決勝を観戦する為です。
僕が通っている北澤ボクシング・ジムの期待の新鋭、齊藤裕太プロが、決勝進出を掛けて戦いました。
齊藤プロは、とてもリラックスした雰囲気でリングに上がり、調子の良さを伺わせました。
ただ、相手がサウスポーだったためか、あるいは長身でリーチが長かったためか、齊藤プロは序盤、受けに回ってしまった印象がありました。
しかし、時間が経つとともにペースと間合いを掴んでいったようで、いいパンチが当たるようになっていきました。
最終4Rでは、相手が嫌がって、逃げ回っているように見えました。
残念ながらKOはなりませんでしたが、余裕で判定勝ちしているものだと思っていました。
しかし、蓋を開けてみたら、ドロー!
本当に、ビックリしました。
判定は、怖いですね!
やはりKO、最低でもダウンを取っておかないと、どちらに転ぶかは全くわかりません。
ただ、試合はドローでしたが、優勢だったということで、何とか齊藤プロが決勝に進出することが出来ました。
我々応援団も、ホッと胸を撫で下ろしました。

さあ、決勝戦は11月4日です!
これから約1ヶ月しかありませんが、今度こそ、スッキリKO勝ちして貰えるように頑張って練習して頂きたいと思います。
自分が戦う訳ではありませんが、何だか、僕自身に気合いが入ってきましたよ。

大勢モノ

2012-09-27 08:25:48 | 演劇
冬の公演には、(僕を含めて)6人が出演します。
せっかくですから、オープニングで上演するコントは、全員が出演するものにしようと思っています。
そこで、早速、昨日、試しに書いてみました。
大勢出演する作品を書くのは久しぶりですが、実に楽しいですね。
舞台が重層的かつ立体的になるので、イメージがどんどん膨らんでいきます。
脚本を書くのが、面白くてたまりません。
調子にのって、群衆シーンまで付けてしまいました。
で、ふと気が付けば、大変な長編になっていたのです。
このままでは、上演時間30分に及んでしまいます。
オープニング・コントのサイズではありませんね。
心を鬼にして、今後、大々的にカットしなくてはなりません。
全員に見せ場を作りつつ、各出演者の公演全体でのセリフ量が均等になるよう配慮する必要もあります。
(他の作品で大役を演じる人は、オープニング・コントでのセリフを少なめにしてあります)
あらゆる面を考慮に入れながら、完成版台本を仕上げていきたいと思っています。

それにしても、他の劇団の座付き作家の方は、普段から良い思いをされているんですね。
条件の付かない大勢モノの脚本の執筆が、こんなに楽しいとは知りませんでした!
これなら、無限に書き進めることが出来そうです。
どんどんアイディアが湧いてきて、止まらなくなるんですよね。
ただ、イメージを膨らませ過ぎると、演出する時に大変なことに…。

案外スッキリ!

2012-09-26 08:08:12 | 演劇
昨夜、超ショート・コントを1本書いてみました。
予想通り、とんでもなく長くなってしまいました。
相当量、削らなくてはなりません。
最低でも、3分の1以下にしなくてはいけないのです。
そうなると、落ち以外のギャグは、全部カットする必要があるかもしれません。
せっかく考えたギャグですから、捨ててしまうのは忍びないのですが、仕方ありません。
ここは割り切って、血も涙もなく切り捨てていこうと思います。
削る作業は辛いものですが、カットしてしまえば、案外スッキリして良くなるものですから…。