劇団ぷにぷにパイレーツ座長日記

劇団ぷにぷにパイレーツ座長・石崎一気が、演劇、パントマイム、音楽等、舞台芸術の情報を、毎日発信!

ブログの更新について

2018-01-28 07:46:42 | 演劇
劇団の旗揚げから10年以上、毎日休みなくブログを更新してきました。
本日をもちまして、毎日更新するのはやめることにいたします。

そもそも、10年前にブログを始めたのは、皆さんに劇団について知ってもらうためです。
いわば、公演の宣伝のために、毎日時間をかけて文章を書き続けてきました。
しかし、このところ観客数は減少の一途を辿り、ブログの効果はまったく現れていません。
それどころか、公演に来場して下さる方のほとんどが、このブログを読んでいないのです。
むしろ、この文章のせいで、観客動員が減っているのかもしれません。
それ以前に、このブログを読んでいる人の数は少なく、反応もほとんど届きません。
あまり意味のないことを、わざわざ手間と時間をかけてやる必要はありません。
そこで、劇団旗揚げ10周年記念公演を終えたこのタイミングで、毎日ブログを更新するのをやめることにしました。
今後は、ブログを書くための時間を、作品の制作や稽古に使っていきたいと思っています。

とはいえ、発信しなければならない情報があれば、随時、掲載していきます。
気が向いたとき、時々チェックして頂ければ幸いです。

稽古開始

2018-01-27 08:08:39 | 演劇
「ぷにぷに!1/2成人式」を終えた翌日、僕は次の公演に向けた稽古を始めました。
毎朝、約25分の作品を練習しています。
また、2月下旬に発表する新しいマイム作品も作っています。
さらに、夏以降に上演を考えているセリフ劇の構成も考えているところです。
むしろ、「1/2成人式」を終えてからの方が忙しくなっています。
でも、それが良いのです。
のんびりなんかしていても、得るものはありません。
常に向上心を持って、さらなる高みを目指していきたいと思っています。


10年を振り返る公演

2018-01-26 07:59:00 | 演劇
「ぷにぷに!1/2成人式」は、劇団創立10周年を記念した公演でした。
これまでの10年を振り返る意味をこめて、比較的初期の作品を中心に再演してみました。
当時は、すべてのお客様が楽しめるように、分かりやすい作品作りを心がけていました。
また、結果が見えるように、観客から笑いや涙が出るような仕掛けをたくさん取り入れていました。
初演から8~9年たった今再演しても、会場は爆笑に包まれ、多くのお客様が涙を流されていました。
若書きのところが散見される作品ばかりでしたが、普遍的な力を持っていたことが確認できました。

しかし、今回の公演をもって、過去の10年間とは決別しようと思っています。
新たな10年に向けて進んでいくつもりです。
お客様に受ける作品を作るのではなく、演劇の新たな可能性を求めていきます。
より過激に!より斬新に!
観客動員はさらに減っていくかもしれませんが、そんなことはどうでもいい!
自分の能力を高め、領域を広げるために、努力を惜しまないつもりです。

経験が生きた

2018-01-25 07:29:14 | 演劇
「ぷにぷに!1/2成人式」は、劇団ぷにぷにパイレーツ創立10周年を記念する公演でした。
去年の梅雨どきに、創立記念日周辺の12月で会場を探しましたが、適当な会場がまったく空いていませんでした。
最近は劇場を確保するのが、本当に大変なんです。
なんとか今年の1月中に開催するため、レンタルスペースの"ida cafe"で開催する運びになりました。
("ida cafe"を予約したのは、去年の7月なんですよ)
劇場ではないので舞台はなく、出演者が姿を隠す袖もありません。
キャパも少なく、多くのお客様をお迎えすることもできません。
外光が差し込む明るい会場なので、照明効果はまったく使えません。
そこで、小さいけれど濃密な世界観の作品だけを集めてお届けすることにしました。
演出も繊細なものに変更して上演しました。
また、客席数が少ないので、上演時間を70分にして公演回数を3回に増やしました。
そのほか、さまざまな工夫を施した結果、ほぼすべてのお客様にご満足頂ける公演とすることができました。
やはり公演を行う上で最も大切なのは、コンセプト作りだということを再確認いたしました。
作品は公演の一要素に過ぎないのです。
旗揚げから10年間で計36回の公演を開催してきた経験が大いに生きたイベントだったと思います。