劇団ぷにぷにパイレーツ座長日記

劇団ぷにぷにパイレーツ座長・石崎一気が、演劇、パントマイム、音楽等、舞台芸術の情報を、毎日発信!

ラーメンは…

2016-04-30 08:00:25 | 演劇
きのうは、珍しく、電車に乗らない一日でした。

早朝から新作脚本を書こうと張り切ってPCに向かったものの、様々な難題が押し寄せてきて、昼過ぎに挫折!
とりあえず、家から走って逃げ出しました。
そして、うちから2番目に近い飲食店となるラーメン店へ!
たまたま前を通りかかった時、「これまで、一度も入ったことがないなあ…」と思ったんです。
これを機に、偵察することにしました。
しかし、そこにもまた大きな問題が!
僕は、ラーメンが苦手なのです。
店内には力士やプロ野球選手、Jリーガーが来店した際の写真や色紙が多数飾ってありましたから、それなりのお店なんでしょうね。
味は、きっと、美味しい方だと思います。
ただ、好きじゃないものの評価を下すのは難しい。
まさか、メニューがラーメンと餃子だけとは…。

続いて、脚本についての考えをまとめるために、近くのせせらぎ緑道へ足を運びました!
新緑を見ながらぶらぶら歩いていると、おやおやおや!
アイディアが浮かんできたぞ!
まだ、ぼんやりしたものだけど、イメージが膨らんできたのです。

きのうの収穫は、ここまで!
(サンフレ見たり、カープを応援したりしていたら、あっという間に一日が終わってしまいました)
全然、前に進んだ気がしませんが、脚本執筆なんてそんなものです。
能力の乏しい僕は、亀の歩みのようにゆっくりと進んでいきますね。

春の大型連休

2016-04-29 07:34:30 | 演劇
きょうから、春の大型連休に突入しました!
せっかく、まとまった時間があるのですから、脚本の執筆に専念することにいたしましょう。
(連休中、意外に仕事が沢山入っていますが…)

脚本を書くには、自分が作品の世界に入りきらなくてはなりません。
また、登場人物と同一化しなくては、説得力を持ちません。
それには、結構、時間が掛かります。
作品に見合った音楽を選ぶのも、大変な手間なんです。
ですから、脚本を書き始めると、あっという間に時が過ぎていきます。
ことしの春の連休は長いと言われていますが、僕にとってはすごく短いものになるかもしれません。

もうすぐ、夏の公演の稽古が始まります。
その前に、新作脚本の初稿だけは上げておきたいですね。

演技が上手くなりたかったら…

2016-04-28 06:56:52 | 演劇
ぷにぷにパイレーツの劇団員の何人かに、以前、伝えたことがあります。
「演技が上手くなりたかったら、クラシック音楽を聞け!」

とんでもなく長い文章になるので、理由はあえて書きません。
劇団によって演技スタイルが違うので、すべての俳優に進めるものでもありません。
あくまで僕と一緒に舞台作品を作っていきたいのなら、クラシック音楽に精通してもらいたいということです。

曲はなんでも結構です。
バロック、古典派、ロマン派、現代音楽、どれでも大丈夫です。
楽器も問いませんし、編成もお好きなものをどうぞ!
ただし、一つの曲を聞き込んで聞き込んで、一緒に歌えるようになってほしいんです。
それができるようになったら、同じ曲を、別の演奏家のモノで聞き込んで頂きたい!
そして、演奏の違いを味わって貰いたい!
日々、こんなことをするだけで、確実に表現力が向上すると思います。

ただし、これはクラシック音楽に限ります。
ポップス、ロック、歌謡曲、とりわけデジタルサウンドではダメなんです。
僕が一番好きな音楽はジャズなのですが、公演の準備が始まるとクラシックしか聞きません。
音楽を聞き込むことで、演劇向きに体質改善を図るのです。
(毎公演、その効果を実感しております)
最近は公演が立て込んでいるので、一年中、クラシック音楽ばかり聞いています。

アリストテレス

2016-04-27 07:15:15 | 演劇
演劇を学んでいた大学時代、教科書としてアリストテレスの『詩学』を読まされました。
古代の哲学者の著作だけあって、とても難しく、苦労した覚えがあります。
しかし、そこで学んだことが、僕に大きな影響を与えたようです。
僕の作る演劇作品は、すべて、アリストテレスの主張に則っています。
若い時に影響を受けてしまうと、一生、その呪縛から逃れられないものなんですね。

『詩学』の中で、僕が、特に意識している一節があります。
非常に有名なフレーズなので、ご存知の方がいらっしゃるかもしれませんね。
1月に上演した「私が寝てる間に」では、この考え方を自分なりに実践してみたつもりです。
果たして、上手くいったかどうかは分かりませんが…。

「悲劇は、高貴な行為のミメーシス(真似)である。
 叙述によってではなく、行為する人物たちによって行われる。
 憐憫と恐怖を通じて、感情の浄化を達成するものだ」

マーラー

2016-04-26 07:07:52 | 演劇
僕のいとこで、ドイツ在住のヴァイオリン奏者の浩二さんから、マーラー作曲のピアノ四重奏曲を勧めてもらいました。
早速、入手しようと思って調べたところ、その曲が入ったCDは1枚2500円ぐらいでした。
一方、中古盤を見てみると、マーラーの全作品を収録した16枚組のボックスセットが2160円でした。
当然、16枚組を選びますよね。
そのCDが、先週、うちに届きました。

内容のほとんどは、10の交響曲と歌曲でした。
ピアノ四重奏曲は素晴らしいのですが、交響曲はちょっと…。
僕の世界観にはスケールが大きすぎます。
そのいずれもが長尺で、聞くのに随分時間がかかるんです。
また、超大編成のオーケストラなので、狭い我が家で聞くとけたたましい!
生涯に一度は全曲聞いておきたいとは思いながら、一向に聞き進みません。
1週間たって、まだ2番と5番だけ!
一体、いつ聞き終わるのでしょう…?