劇団ぷにぷにパイレーツ座長日記

劇団ぷにぷにパイレーツ座長・石崎一気が、演劇、パントマイム、音楽等、舞台芸術の情報を、毎日発信!

「樹海」あらすじ

2014-01-31 07:39:31 | 演劇
2月9日(日)に糀ホールで開催する「ぷにぷに!離婚万歳」の3本目は、「樹海」という作品です。
これは、一見典型的な社会風刺コントに思われますが、作風はかなり不条理劇の影響を受けています。
演劇の初心者でも、芝居通の方でも、十分お楽しみ頂ける脚本となっております。
とにかく、ギャグのオンパレード!
それも、言葉のギャグだけでなく、ありとあらゆるクスグリを盛り込んでいます。
後半の展開は、書いた自分でも異常だと思います。
この不条理な笑いは、他の劇団ではまず味わうとこは出来ません。
是非、この機会にご覧下さい。

ストーリーは、単純です。
自殺しようとする男を、懸命に女が止める!
ただ、それだけです。
男を演じるのは、脇坂浩司。
女は、緒方朋恵です。
この2人が、どれだけ狂った演技が出来るのか?
どうぞ、お楽しみに!

「樹海」は、上演時間25分程度を予定しています。
本公演最大の作品になります。
「ぷにぷに!離婚万歳」が成功するか、失敗するかは、この作品にかかっています。
脇坂君、緒方さんには、頑張って稽古して貰いたいものです。

「特別料理」あらすじ

2014-01-30 07:31:54 | 演劇
2月9日に開催する「ぷにぷに!離婚万歳」の2本目に上演するのは、「特別料理」という作品です。
ジャンルは、サスペンス・ホラー。
伊東かおりさんによる一人芝居です。

この作品のあらすじは、ご紹介しない方が良さそうです。
醍醐味が、ストーリーのどんでん返しにあるからです。
誰もがビックリするような、意外な結末を用意しておきました。
内容的には、妻が愛する夫の為に心を込めて料理を作るだけの物語です。
でも、実はね…。

この作品の見どころは、何と言っても、伊東かおりさんの演技です。
一人芝居の中でも、相当難しい演技をこなさなければなりません。
しかも、軽いコントではありませんから、徹底的に緻密に、リアルに演じる必要があります。
伊東さんが観客を、どこまで作品の世界に引き込んでくれるのか!?
その辺りに、注目して下さい。

僕は、この「特別料理」という作品が大好きです。
出来れば、自分で上演したいぐらいです。
脚本を書いた僕でさえ、ラストではゾクゾクしてしまいます。
20分程度の小品ですが、スケールの大きな大作の風格がありますよ!

「7人の小人」あらすじ

2014-01-29 07:16:23 | 演劇
2月9日(日)に開催する「ぷにぷに!離婚万歳」では、4本の演劇作品を上演します。
今日から、そのあらすじを、1本ずつご紹介していきます。
ただし、社会風刺コントの場合、ネタばらしをしてしまうと面白さが半減してしまいます。
出来る範囲内で、なんとかストーリーをお伝えしたいと思っています。
まずは、公演の冒頭で上演する音楽劇「7人の小人」です。

舞台は、○○○○により滅茶苦茶に○○された○○の内部。
そこでは、7人の小人が、○○作業に従事していた。
しかし、そんな小人たちを、○○○が襲う!
小人たちの運命はいかに…?

伏字ばかりで申し訳ありません!
でも、当局が提示してくる資料も伏字ばかりですから、これで勘弁して下さい。
この作品では、日本が真剣に取り組まなければならない重大な問題を、ミュージカル仕立てで提示していきます。

あなたは、「7人の小人」で笑えるのか?
それとも、戦慄を覚えるのか?
はたまた、悲しみに涙をこぼすのか?
それは、ご覧になってのお楽しみです。

なお、タイトルは「7人の小人」ですが、出演するのは3名のみです。
どうやって、7人を表現するんでしょうね?

抜けがら

2014-01-28 07:27:15 | 演劇
劇団ぷにぷにパイレーツの稽古は、とても静かです。
大声を出したり、走り回ったりすることは、まずありません。
それなのに、役者は大変な体力を求められます。
それ以上に、強靭な精神力も必要となるのです。
イメージ的には、針の穴に糸を通す作業を延々とやっている感じです。
ですから、長時間稽古をすると、みんなクタクタになってしまいます。
ぐったりして意識が遠のいたり、床に倒れ込んでしまう人も出てくるのです。

26日の稽古でも、11時から19時までみっちり稽古を行った脇坂君は、ヘトヘトに疲れてしまいました。
その姿を、写真に撮ってみましたのでご覧下さい。
やらせ写真ではありません。
これが、人間の抜けがらです。

楽しみなような…

2014-01-27 07:16:15 | 演劇
昨日は、「ぷにぷに!離婚万歳」に向けての稽古でした。
本番2週間前とあって、気合いの入った厳しい稽古が、午前11時から午後7時までみっちり行われました。

さすがにここまで稽古を重ねてくると、劇団が家族みたいな雰囲気になってきますね。
メンバーが揃うと、とても心安らぐ気がします。
素晴らしいチームワークが整ってきました。
劇団員たちが、自分のことはさておいて、まず周りの人に対し配慮できる状態になってきたんですね。
これが、劇団の醍醐味ですね。

この1週間で、みんな、またグッとレベルを上げてきました。
まず、伊東さんは、演技にパワーが付いてきました。
スタミナも増し、内面の表現力も豊かになってきました。
あとは、負のエネルギーを強く打ち出せるようになれば、申し分ありません。

次に、脇坂君は、役が心にしっかり降りてきました。
特殊な役柄ばかり務めることになっていますが、どれも違和感を感じなくなってきました。
動きもこなれてきて、笑いの要素が大幅に増しています。
出番が多いだけに、あとは、精神力を鍛え上げることが大切です。

緒方さんは、セリフ回しも動きも、かなり綺麗になってきました。
可笑しみがいっぱいの演技が出来ますから、爆笑を取ることは間違いないと思います。
気の力も強い女性ですから、波に乗れば相当凄い舞台を見せてくれそうです。
課題は、とにかく精度です。

毎週、こんなに進化してくれると、2週間後の本番が楽しみになります。
ただ、本番が終わってしまうと、このチームは解散してしまいます。
メンバーみんなが、早くも、その寂しさを感じ始めています。
2月9日(日)が楽しみなような、来てほしくないような…。