劇団ぷにぷにパイレーツ座長日記

劇団ぷにぷにパイレーツ座長・石崎一気が、演劇、パントマイム、音楽等、舞台芸術の情報を、毎日発信!

イッツ・ア・スモウ・ワールド

2012-04-30 08:43:57 | スポーツ
一昨日、サッカーJ1・川崎フロンターレ対サンフレッチェ広島を観戦してきました。
試合会場となった等々力陸上競技場は、朝から晩まで、大変な盛り上がりを見せていました。

僕は、試合開始3時間前に競技場に行きましたが、すでに大勢のお客さんが詰め掛けていました。
競技場前のフロンパークというイベント・スペースには、沢山の屋台が出ていて、お祭り気分!
地元・川崎の食材や、世界の珍しい料理が、各種、提供されていました。

また、この日は、「イッツ・ア・スモウ・ワールド」と題して、大相撲の力士達がイベントに参加!
手押し相撲や、どすこいPK対決、餅つきなどで、子どもたちを喜ばせていました。
サッカーの試合を見なくても、ここに来るだけで楽しい雰囲気作りがなされていたのです。

試合開始1時間半前に、競技場内に入りました。
この時点で、アウェイ側自由席には、かなりのお客さんが詰め掛けていました。
大勢で観戦しようとすると、空席を一所懸命探さないといけないぐらい混み合っていました。
試合の30分前に会場入りしたのでは、立ち見になってしまうほどの盛況ぶりです。
そのほぼ全員が、紫のユニフォームやTシャツを着ていました。
「連休で、暇だから来た」という人はほとんど見当たらず、筋金入りのサポーターが集結した感じです。
勿論、フロンターレのサポーター席も大入り満員!
素晴らしい一体感に包まれていました。
数年前までは、ホーム側もアウェイ側も空席が目立っていましたが、年々、人気が上昇しているのでしょう。
去年辺りからは、少し早めに来ないとならないぐらい、観客動員が増えています。
確実に、人気がアップしていますね。

フロンターレは、Jリーグの中でも、最もファンサービスに力を注ぐチームとして知られています。
サッカーの試合中は勿論ですが、来た時から帰るまでずっと楽しい会場作りを目指しているようです。
その努力が、今の人気に繋がっているんでしょうね。
いかにサッカー・ファン以外を取り込んでいくか…。
このスタッフの努力に、エンタテインメント業界に役立つ、様々なヒントが隠されているように思いました。

12年ぶりの勝利!

2012-04-28 18:43:08 | スポーツ
大型連休の初日の昨日は、最高の一日となりました。
12年振りの快挙を、生で見ることが出来たのです。

昨日行われたサッカー・J1第8節で、サンフレッチェ広島は、風間八宏新監督が就任した川崎フロンターレに4-1で勝ちました。
広島は、前半15分に、MF山岸智の今季初ゴールで先制。
川崎Fも、同33分に、DF伊藤宏樹が同点ゴールを決めたました。
しかし、広島は、前半38分に、MF石原直樹のゴールで勝ち越し。
後半2分、33分にも、FW佐藤寿人がゴールを決め、結局、4-1で快勝!
3試合ぶりの勝ち点3を挙げました。
広島の対川崎戦勝利は、05年4月23日以来、7年ぶり。
等々力陸上競技場では、00年3月25日以来、実に12年ぶりの勝利となりました。

広島にとっては、素晴らしい試合となりましたね。
まず、苦手・川崎に、苦手・等々力で勝ったのが大きい!
これまで、何度も等々力で観戦しましたが、広島はいずれも惨敗。
酷い時には、7-0で負けていましたから…。
やっと、溜飲を下げることが出来ました。

また、今季これまで、点を取っていなかった山岸、石原が得点を挙げたのも大きいですね。
これで、得点パターンのオプションが増えて、ますます可能性が広がるように思います。
特に、石原選手は、これでようやく広島の一員になれたような気がしているのではないでしょうか?

DFの千葉選手からの長い縦パスが、得点の起点になっているのも良いことです。
ファン選手のクロスから得点が生まれたのも、好材料です。
今季の補強は、地味ながら、とても効果を挙げていると感じました。

しかし、なにより、寿人選手のゴールを目の前で見ることが出来たのが、最大の喜びです。
しかも2ゴールも!
なんたって、寿人がゴールすれば、盛り上がりが違います!
まさに、千両役者!
サポーターの思いをしっかり受け止めてプレーしている真摯な姿勢が、感動を呼ぶのです。
寿人の現役時代を生で見ることが出来た我々は、本当に幸せだと思います。
寿人選手は今季7点目で、現在、得点ランキング・トップを走っています。

実は、昨日は、川崎のディフェンスが不安定で、後半は、ほぼ一方的な展開になっていました。
クロスバー直撃が3本もありましたから、実際には、広島にもう少し点が入った試合ではありましたね。

これで、サンフレッチェ広島は、5勝1分2敗の勝ち点16にまで伸ばし、2位に浮上しました!
この連休中、5月3日には新潟とホームで、6日には柏とアウェイで対戦します。
ここは連勝を飾って、首位・仙台をきっちりマークしていきたいですね。

昨日、僕は、柏戦のビジター指定席のチケットを購入しました。
熱い声援を送ってきますね!
頑張れ、サンフレッチェ!

2本目の暗記始めました!

2012-04-28 08:07:10 | 演劇
ついに、夏の本公演で上演するオープニング作品の暗記を始めました。
ラストに上演する作品の暗記に、大方の目処が付いたからです。

勿論、ラストの作品の全てを、完璧に覚え切った訳ではありません。
でも、どうせ、まだまだ何度も直すに決まっています。
同時並行で、複数作品を覚えていった方が、効率が良いのです。

新しい作品を覚え始めると、すぐに、これまで気付かなかった欠点が、続々見えてきます。
それらを直していたら、全然、暗記が進みません。
たちまち、脚本が、真っ赤になってしまいました。
また、新たに、面白そうな演出を思い付きました。
それを取り込むと、脚本が、また少し長くなってしまいます。
楽しく、また苦しい戦いが始まりましたよ。
今日も、時間を見つけて、頑張るぞ!

演劇初体験

2012-04-27 08:53:05 | 演劇
「”ぷにぷにパイレーツ”に参加したい!」という希望者が、また1名現れました。
この男性も、まったくの演技未経験者です。
しかし、懐の深い”ぷにぷにパイレーツ”は、快く受け入れます。
そして、多分、その人には、夏の新人公演に出演して貰うことになるでしょう。
色々な方に演劇を体験して頂き、その魅力を広く発信していきたいと思っているからです。

”ぷにぷにパイレーツ”は、過去にも、演劇初体験という人を、舞台に登用してきました。
「究極のロハス・スタイル」の池戸さん。
「Fight the power」の宮下さん、古田さん。
「ノー・モア納豆」の内田君…。
この他、かつてセリフ劇をやったことのないメンバーに、お芝居をやって貰ったことが多々あります。
ところが、それでつまらない舞台になったかというと、そんなことはありません。
実際、どれも爆笑を取りましたし、いまだに「あの演技は凄かった!」と言われる作品ばかりです。
少なくとも、「演技がしょぼくて、見ていられなかった」という声は、まったく聞かれませんでした。

勿論、舞台経験は豊富な方が有難いですし、キャリアのある人の方が演出しやすいのは確かです。
でも、プランニングさえしっかりしていれば、いわば素人が上演しても、それなりに面白い舞台を作れるのではないかと、僕は思っています。
どこかの劇団で変な癖が付いてしまっている俳優より、全くの素人の方が、扱いやすいものです。
色の付いたキャンバスより、白紙の方が、画家のイメージ通りに絵が描けるのと同じ理屈です。
その人の素材を理解し、長所を生かす脚本を書き(あるいは、選び)、丁寧に指導していけば、まったく問題ありません。
演技の上手さと作品の面白さは、比例しないのです。

今度の参加希望者は、ダンスという特技を持っています。
しかも、体力には、相当、自信があるようです。
その持ち味を生かせる作品を、作っていきたいですね。

志獅丸悩む!

2012-04-26 08:37:05 | 演劇
落語家・立川らく太が、先月末に、二つ目に昇進しました。
名前も、立川志獅丸(たてかわ・ししまる)に変わりました。
志獅丸君には、夏に予定している”ぷにぷにパイレーツ”の新人公演で、リーダーを務めて貰おうと思っています。
(新人公演に、僕は、一切出演いたしません。裏方に徹するつもりです)

その志獅丸君は、今、悩んでいます。
今度の公演で、どの演目を上演すべきか、決めかねているようです。
”ぷにぷにパイレーツ”は、これまで、ちょうど50本のオリジナル作品を上演してきました。
新人公演では、その中から、好きな演目を自由に選んで貰って、再演することにしています。
なお、本当の新人さんたちは、初演を見ていないので、選びようがありません。
だから、僕が、お薦めの作品を選び、脚本を読んで貰って、決定しています。
その点、志獅丸君は、これまで上演してきた社会風刺コントのほとんどを見ています。
それだけに、彼は、迷ってしまって、決断出来ないようなんですね。
笑いが多い作品を選びたい気持ちもあり、演技力を問われる作品に挑戦したい気持ちもあり、二人芝居をやってみたい気持ちもあり…。
どれも魅力的だし、どれも難しそうに思っているようなんですね。
特に、初演の際にバカ受けを取った作品の再演は、相当プレッシャーを感じるみたいです。
(スベったら、役者が悪いということになりますので…)
僕が強制的に決めても良いのですが、演目を選ぶ楽しみを奪ってしまっては気の毒です。
どの演目を上演するか、役者自身が決められる劇団なんて、滅多にないんですから…。

それでも、徐々に、志獅丸君の中で方向性が出てきているようです。
近々、正式に決定する筈です。
決まり次第、皆さんに、ご紹介させて頂きますね!