劇団ぷにぷにパイレーツ座長日記

劇団ぷにぷにパイレーツ座長・石崎一気が、演劇、パントマイム、音楽等、舞台芸術の情報を、毎日発信!

学んだこと

2016-08-31 07:24:52 | 演劇
「ぷにぷに!肉の祭典」で学んだことがあります。
今回は、8月21日と暑い盛りの公演でした。
当然、劇場内は冷房が良く効いています。
最初は快適でも、90分間静かに座っていると寒く感じるものです。
そこで、予め、劇団ホームページなどで「羽織るものお持ちください」と告知してみました。
それも1回だけでなく、何度も何度も繰り返しお知らせさせて頂きました。
すると、多くの方が羽織りものをお持ちになったようで、「寒い」というクレームはほとんどありませんでした。
事前の情報提供や告知は、効果があるものなんですね。
それ以上に、沢山の方が劇団のHPをご覧になっていることに驚きました。
今後も、お客様に役立つ情報を、HP等で発信していきたいと思っています。

演劇初挑戦

2016-08-30 07:29:34 | 演劇
「私もお芝居をやってみたくなりました!」
”ぷにぷに!肉の祭典”をご覧下さった何人かのお客様から、こんな言葉を頂戴しました。
それは、「公演が面白かった」ということだと思うので、とても嬉しく感じます。
また、演劇初挑戦の藤田直哉さん、森山修さんが舞台で輝いていたことの証でもあります。
「芝居の経験がなくても、あんなに笑いを取れるんだ」と、皆さん、さぞ驚かれたことでしょう。
実際、藤田さん、森山さんは良く稽古されていましたし、自分なりの工夫も加えていらっしゃいました。
努力すれば、その分の報いが確実にあります。
お2人のおかげで、素晴らしい上演になったと思います。

今回、藤田さんと森山さんが主役として輝けるように、脚本を書く際に様々な工夫をしました。
まず、セリフをなしにすること!
さすがに、演劇未経験の方にセリフを与えるのは難しいです。
発声ができていませんし、音も聞き取りにくいことがほとんどです。
また、セリフの暗記は想像以上に大変で、初心者の方にものすごいプレッシャーを与えてしまいます。
そこで、セリフをなくす代わりに、動きの要素をたっぷり加えておきました。
お2人ともスポーツマンで、日々、北澤ボクシングジムで練習されるほか、マラソンなどにも出場されています。
体幹もしっかりされているはずなので、結構大変な振付をさせて頂きました。
激しい動きはありませんが、やってみるとビックリするほど地味につらい姿勢がたくさんありました。
だからこそ受けたんですけどね。

初心者の方が、お飾りではなく、ちゃんとした役を演じ、輝けるようにするのは本当に難しいです。
こんなことに挑戦する劇団は、ほかにないでしょう。
でも、僕の場合、難しいことほどやってみたくなるんです。
演劇未経験の人をこれだけ生かし切ることができたのは、劇作家として大きな誇りとなりました。

さて、次は、どんな難しいことに挑戦しようかな?

のんびりしている暇はない!

2016-08-29 07:21:29 | 演劇
第31回公演「ぷにぷに!肉の祭典」は終わりましたが、のんびりしている暇はありません。
次回・第32回公演の準備が大幅に遅れている上に、9月末にはパントマイムの新作を発表しなくてななりません。
どちらも、構想のようなものは持っていますが、まだ具体的な形にはなっていないのです。
「ぷにぷに!肉の祭典」の疲れがとれて下っ腹に力が入るようになってきたら、早急に創作に取り掛かっていきたいと思っています。

喪失感

2016-08-28 08:26:22 | 演劇
「ぷにぷに!肉の祭典」から1週間たちました。
あっという間に時間が過ぎていった感じです。
気温も急に下がってしまって、公演とともに夏が過ぎていった印象です。

公演を終えた直後は興奮状態にあるため、なんだか良く分かっていませんでした。
しかし、週末を迎えると、急に喪失感が襲ってきます。
5月以降、毎週末に稽古場に集まって、汗だくになりながら稽古をするのが普通になっていました。
その時間は、もう二度と訪れません。
もちろん今後も稽古はしていきますが、今回のメンバー全員が同じように集まることは、多分ありません。
また、「ぷにぷに!肉の祭典」で上演した作品を稽古することもないでしょう。
心にぽっかり穴が空いたような気がします。
稽古期間中、「こんな暑い中、朝から稽古に行くのは面倒くさいなあ…」なんて思ったこともありました。
でも、今から考えれば、貴重な時間だったんですね。
本番よりも、稽古の方が遥かに素晴らしいんです!
ことしも夏らしいことは何一つしませんでしたが、稽古場に向けて自転車で何度も山を越えていったことは生涯忘れません。
素晴らしい夏を過ごすことが出来ました。

さて、過去ばかり振り返っていないで、そろそろ前を向いて進んでいくことにいたしましょう!

アンケ糸

2016-08-27 07:17:36 | 演劇
これまで、「ぷにぷに!肉の祭典」の最後に上演したコントのタイトルを公表していませんでした。
今さらですけど、発表させて頂きます。
そのタイトルは…、「アンケ糸」でした!

”ぷにぷにパイレーツ”では、公演のラストにアンコール・コントを上演しています。
ご来場下さった皆様に、アンケートを書いて下さるよう促すことを目的としています。
第1回公演では1分程度のごく短いものでしたが、回を重ねるごとに長大化してきました。
今回の「アンケ糸」は、上演時間が約10分に及ぶ大作になってしまいました。

アンコールコントでは、芸術性やメッセージ性をまったく求めていません。
とにかく笑いを取ることだけが目的です。
逆に言えば、笑いが取れなければ大失敗となる作品です。
下らないわりには、プレッシャーがきついんですね。

しかし、今回は、良く受けました。
最初のギャグから爆笑が巻き起こり、ギャグを発するたびに笑い声が大きくなっていきました。
最後には笑い声が途絶えることがなくなり、ずっと爆笑が続いていました。
こんなに受けたのは、久しぶりです。
(最近、あまり純正のコントをやっていなかったせいでもありますが…)

終わりよければすべて良し!
最後に面白かった印象が残れば、公演すべてのイメージも良くなります。
皆さん、ニコニコして劇場を出て行かれました。
あらためて、アンコールコントの重要性を感じることができました。