うん,早速なんですけど,多変量解析について今日はやりたいのですね。
昔,心理学の先生が「心理の売りは統計だ」みたいなことを仰ってて,フムフムそうかい,とミセリもといシコースキーもとい首肯してたわけですが,もちろん,そこココロを全くわかってなかったわけですよ,ボクチン。
で,ね,よく心理学なんて役立たんみたいなイメージってありますけど,そもそも専門的な知識って心理学でなくとも日常生活にそうは役に立たんわけで,もし役立つとすれば,その方法論,心理でいえば統計つうのはこれ役に立ちうるわけでして,実際役立ててる人もいます。
そんな役立ててる人を見てると,僕だって統計を仕事に生かしてみたい! 企画会議なんかで,漠然と「これからは絶対コレがキますヨ,現に今もうキてるし,え? 根拠? それはワシがそう思うからジャー!」なんつう,出席者全員お口アングリ状態ももう飽きてるし,このままじゃクビになる! ということで,レッツ・マーケティングと思うのであります。
つってもさ,結局,仕事への情熱って「それはワシがそう思うからジャー!」ってところに支えられてるとこ,あるわけですよね。
もう何度も紹介してるけど,おなじみのこの本でも「望む結果が出るように解析する」という統計的分析の自家発電的性質が指摘されてるわけですが,コレ,一見おかしいようでありながら,現実的に考えると,そうでなくちゃむしろ困るわけですよ。「それはワシがそう思うからジャー!」で済んだら,島耕作ですが,島耕作の地位に上るためには,ギンザのママと恋仲になるだけじゃなく,ソレラシイことをせねばならない,つまり「それはワシがそう思うからジャー!」とブチあげた後に「で,データを見て頂きたいんですが」となれば,これSDHですよ,シゴトデキルヒト。それで実際売れるのかどうか知りませんけどね。
まあ実際問題,使用頻度を考えると,多変量解析つうのはモノにしてみたいわけですけど,マンガでわかるシリーズも確かにいいんですが,多変量解析そのもののイメージっつうのが僕の中でどうもぼんやりしてるわけで,すなわち,その手法と「それはワシがそう思うからジャー!」という情熱の間があの子が出てった部屋の中でポッカリ胸に穴が開いたみたいになっとるわけですよ,ボクチン。
で,
を猛然と読み始めたわけですが,これ,まあ実用的な本というかみもふたもない本というか(悪いといってるわけではありません),ただ,これでは冷静と情熱の間は埋まらない(まあ僕の頭が悪いからなんですけど)。なんかそういう気がするんですね,などと誰に向けていってるのか不明な独り言をつぶやきつつ,しかし,「数量化理論」が登場するあたりから,「アラ,いいですね」と思い始めてきたのです。
じゃあ,数量化理論ってなんですか,といわれても,サックリ説明できないので,下記HPなんかも参照してほしいのですが,
■林の数量化理論って何だろう
http://www.geocities.co.jp/WallStreet/7166/SP/sp_inde.html
欧米発の多変量解析と一味違うのは,データ生成というところから始まる話,のような……気がする?……。日本で開発されたからというわけではないけど,イメージがつかみやすい気がするんですよ(つっても数式連発になると結局一緒ですけどネ)。
だってさ,量的データと質的データとかいうけどさ,純粋な量的データなんて日常生活上ほとんど見当たらんし,いってしまえば量的データなんて幻想ですよ。量的データなんて質的データの一表象に過ぎない! ゆえに数量化理論ですよ(ホンマか?)。
ま,こういうのも出てるみたいですね。SPSS用のプラグインもあるみたいですが。
で,結局,データ,データといっても,じゃあそのデータ自体はいったいなんなのか,ってところがあやふやだと,いくら緻密な解析しようが,結果意味なしなんで,統計学っていってもキモは結局認識論なのか,などとアリキタリのメタフィジックをボヤきつつ,
この名著を紹介したいと思います。イメージをつかむという意味では,やっぱこれがいいですネ。さっきの言い方でいえば,手法と「それはワシがそう思うからジャー!」の間を具体的かつ数式フリーで埋めてくれます。そういう意味ではこれがイチバン本質的かもしれません。マンガでわかるシリーズも確かにいいのだけど,多変量解析全体の見通し,という意味では,こっちかな。あくまで理論入門ですけどね。
まあでもさ,ベイズとフィッシャーとかピアソンとか,もはや歴史的な名前ですけど,でもそもそもは「それはワシがそう思うからジャー!」をどう実現するかってとこで苦闘してたわけですから,その性質上,一般性を有してるわけですが,そもそもは「それはワシがそう思うからジャー!」ですから,いわば統計とはコミュニケーションツール,なんかそこんとこヨロシクと思うわけで,
まあ以前に紹介してるわけですが,でもまあこの統計学版仁義なき(?)血風録を読んでると,「望む結果が出るように解析する」というのが,別にアンチテーゼでもなんでもないことがよくわかるわけですよ。
などと,なんとなく煙に巻きつつ,でもやっぱり目指したいのはここですよね。
サラバ! SPSS! なんて言えたらいいなあ! つっても,SPSSなんて使ったことないけどね!
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この名著を紹介したいと思います。イメージをつかむという意味では,やっぱこれがいいですネ。さっきの言い方でいえば,手法と「それはワシがそう思うからジャー!」の間を具体的かつ数式フリーで埋めてくれます。そういう意味ではこれがイチバン本質的かもしれません。マンガでわかるシリーズも確かにいいのだけど,多変量解析全体の見通し,という意味では,こっちかな。あくまで理論入門ですけどね。
まあでもさ,ベイズとフィッシャーとかピアソンとか,もはや歴史的な名前ですけど,でもそもそもは「それはワシがそう思うからジャー!」をどう実現するかってとこで苦闘してたわけですから,その性質上,一般性を有してるわけですが,そもそもは「それはワシがそう思うからジャー!」ですから,いわば統計とはコミュニケーションツール,なんかそこんとこヨロシクと思うわけで,
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サラバ! SPSS! なんて言えたらいいなあ! つっても,SPSSなんて使ったことないけどね!
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