心理学の本(仮題)

【職場に】心理学書編集研究会(略称:心編研)による臨床心理学・精神医学関連書籍のブックレヴュー【内緒♪】

【何で勉強してんだ】教科書なに使ってんだ【WWWW】 第2弾

2006-04-12 14:06:10 | 特集・シリーズ

前回,現役女子大スパイ012号からのチクリメールによって判明した,某大学の内部文書。そこには10冊の「教科書」となるにふさわしい書名が並んでおりました。しかし,内部文書はここで終わりではなく,次は,持っておくべき辞典類が網羅されていたのであった。


 

心理学辞典

中島義明・安藤清志・子安増生・坂野雄二・繁桝算男・立花政夫・箱田裕司(編)

有斐閣

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CD-ROM版もあり。

 

心理臨床大事典

氏原 寛・亀口憲司・成田善弘・東山紘久・山中康裕(編)

培風館

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東の事典を作らないか,だれか。でも,必携か。

 

カウンセリング辞典

氏原 寛・小川捷之・近藤邦夫・鑪 幹八郎・東山紘久・村山正治・山中康裕(編)

ミネルヴァ書房

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すんごい数だね,編者が。

 

精神医学事典

加藤正明・保崎秀夫・笠原嘉・宮本忠雄・小比木啓吾(編)

弘文堂

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これも必携。

事典類は,いま買い時ですかね。どれもそんなに古くないので(あと5~10年は改訂しないでしょう),そんなふうに思います。
ま,卒論を書くときにあると便利なので,あるといいですよね。ワタシも,卒論のためだけに買った記憶がありますよ。埋め草代わりだな,こりゃ,と思いつつ。原稿用紙 100枚書くの大変なんだ,これが。(原稿用紙ではなかったですけどね。ワープロ専用機でありましたよ=オヤジ談orz)

それから,雑誌類の紹介もあり。

「興味をもったテーマについては雑誌も探してみること」

ということがスパイ012号ちゃんの学校の秘密文書には記載があり,そのあと,下記の雑誌の紹介が。


「現代のエスプリ」(至文堂
 ↓
「こころの科学」(日本評論社
 ↓
「臨床心理学」(金剛出版),「精神療法」(金剛出版),「こころの臨床あらかると」(星和書店
 ↓
各学会誌

この雑誌の並びは,やさしい→むずかしい,の順なんですと。「エスプリ」の四つくらい手前に我らが「プシコ」を入れねば,とは思いますが……ま,今日はマジメに行こう。
これがスパイ012号のリストの全貌であります。

~・~・~・~・~・~・~

しかーし,それにしても,このブログは,コメントがあまりつかないことで有名なワケですが,なのに,コメント,いっぱいもらって,ありがたいことであります。

教科書ってのはホント難しい。

心理学の分野は広いし,専門教科とは何かとか,大学とは何かとか,大学に何を求めるのかとか,そういうことを考えてしまうのと,どの辺りに焦点を絞るべきなのかわからないというのもあります。

でも,まだまだ,情報お待ちしておりますよ。(というか,何だ,マーケティングか…)

大学時代,何を読みました?
またまた,いろいろ教えてくだされ!
(続く――たぶん)



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2 コメント

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Unknown (ダーウィン4078)
2006-04-13 17:58:52
事典ではないが,



『心の臨床家のための精神医学ハンドブック』

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4422113259



人脈がほぼ精神分析に限られるが,そのぶん一線級を揃え,意外と幅広く体系的な教科書になっていると思う。大野氏の存在は効いてると思う。



姉妹編の



心理療法ハンドブック

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4422113267



とあわせても,1万円いかず,加えて,人脈的な偏りも解消されるので,大学生にはこの2冊がおすすめかもしれない。
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なるほど (psy-pub)
2006-04-13 23:01:28


>ダーウィン4078さま



コメントありがとうございます。



値段! なるほど。確かに一番大きい要因かもしれない。それでなくとも上記2冊は確かにいいですね。ちと難しいやもしれませんが。
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