前回,現役女子大スパイ012号からのチクリメールによって判明した,某大学の内部文書。そこには10冊の「教科書」となるにふさわしい書名が並んでおりました。しかし,内部文書はここで終わりではなく,次は,持っておくべき辞典類が網羅されていたのであった。
心理学辞典 有斐閣 |
CD-ROM版もあり。
心理臨床大事典 培風館 |
東の事典を作らないか,だれか。でも,必携か。
カウンセリング辞典 ミネルヴァ書房 |
すんごい数だね,編者が。
精神医学事典 弘文堂 |
これも必携。
事典類は,いま買い時ですかね。どれもそんなに古くないので(あと5~10年は改訂しないでしょう),そんなふうに思います。
ま,卒論を書くときにあると便利なので,あるといいですよね。ワタシも,卒論のためだけに買った記憶がありますよ。埋め草代わりだな,こりゃ,と思いつつ。原稿用紙 100枚書くの大変なんだ,これが。(原稿用紙ではなかったですけどね。ワープロ専用機でありましたよ=オヤジ談orz)
それから,雑誌類の紹介もあり。
「興味をもったテーマについては雑誌も探してみること」
ということがスパイ012号ちゃんの学校の秘密文書には記載があり,そのあと,下記の雑誌の紹介が。
「現代のエスプリ」(至文堂)
↓
「こころの科学」(日本評論社)
↓
「臨床心理学」(金剛出版),「精神療法」(金剛出版),「こころの臨床あらかると」(星和書店)
↓
各学会誌
この雑誌の並びは,やさしい→むずかしい,の順なんですと。「エスプリ」の四つくらい手前に我らが「プシコ」を入れねば,とは思いますが……ま,今日はマジメに行こう。
これがスパイ012号のリストの全貌であります。
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しかーし,それにしても,このブログは,コメントがあまりつかないことで有名なワケですが,なのに,コメント,いっぱいもらって,ありがたいことであります。
教科書ってのはホント難しい。
心理学の分野は広いし,専門教科とは何かとか,大学とは何かとか,大学に何を求めるのかとか,そういうことを考えてしまうのと,どの辺りに焦点を絞るべきなのかわからないというのもあります。
でも,まだまだ,情報お待ちしておりますよ。(というか,何だ,マーケティングか…)
大学時代,何を読みました?
またまた,いろいろ教えてくだされ!
(続く――たぶん)
『心の臨床家のための精神医学ハンドブック』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4422113259
人脈がほぼ精神分析に限られるが,そのぶん一線級を揃え,意外と幅広く体系的な教科書になっていると思う。大野氏の存在は効いてると思う。
姉妹編の
心理療法ハンドブック
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4422113267
とあわせても,1万円いかず,加えて,人脈的な偏りも解消されるので,大学生にはこの2冊がおすすめかもしれない。
>ダーウィン4078さま
コメントありがとうございます。
値段! なるほど。確かに一番大きい要因かもしれない。それでなくとも上記2冊は確かにいいですね。ちと難しいやもしれませんが。