もう年度末です。
あわただしいうちに、もう1年が過ぎてしまいました。
ひょんなことでなった大学教員の、2年目が終わろうとしています。
大学は今、静かに次のスタートを待っています。
病院現場にいる時は、あまり年度末は関係ありませんでした。
年度替わりでの人事異動は、もちろんありましたが。
PSWとしての業務が、年度で大きく変わることはなかったし。
外来も入院病棟も、患者さんが急に変わるわけではないので。
学校は違います。
年度単位で、大きく変わります。
今まで慣れ親しんだ学生たちは、卒業し、いなくなります。
まったく新しい学生たちが、入学してきて、新しい時間が動き始めます。
昨年度、この新陳代謝が、教員1年目の僕には衝撃でした。
学校は通過機関であるという、この当たり前のことに、随分ビックリしました。
目の前の対象者が、急に総入れ替えになるんですから。
医療や福祉の現場では、考えられない出来事です。
卒業式も終えて、今は静かな大学で、この1年を振り返ります。
新米教員の1年目に比べると、かなり教員らしくなりました。
一応1年間を見通して、為すべき事や流れがわかるようになりましたし。
あれこれの役割を負い、大学の運営にも関与するようになりましたし。
でも、やや悔いが残ります。
もっと、色々できたんじゃないか…。
もっと、色々伝えることがあったんじゃないか…。
もっと、学生たちと向き合い、語り合えたんじゃないか…。
先輩教員のゼミの様子など聞くと、やはり教員として未熟だなと思います。
自分の不勉強もさることながら、教員としてのスキルが不足しています。
まだまだ、一杯いっぱいで、余裕がありません。
伝える力、語る力が、足りません。
それなりに1年やれたのは、自分の力じゃありません。
結局、周囲の学生(院生)に助けられていたんでしょうね。
特に、専門職大学院のゼミは、経験も力もある院生が揃っていました。
僕は、どちらかというと、ピアな立場でのコーディネーターのような位置だったのかも…。
教員3年目の新年度は、少し変わろうと思います。
さすがにもう、新米だ、古米だと言ってられないので。
学生同様に、教員自身も、年度ごとに新陳代謝していかないと。
どのようなスタンスとコンセプトでやっていくか、現在、思案中です(笑)
※画像は、昨年デビューした西武鉄道の新型車両です。
電車も、どんどん新陳代謝していきますね。
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