PSW研究室

専門職大学院の教員をしてる精神保健福祉士のブログ

2016年師走にあたり:近況報告とご挨拶

2016年12月22日 15時24分27秒 | 日々の雑記

いよいよ年の暮れ、師走の季節、今年も結局、あちこち走り回っています。

もう、さすがに若くはないので、疲労も溜まり、移動中はしばしば爆睡していますが。

それでも、ようやく来週で仕事納めかと思うとホッとします。

先週からの1週間、あちこちでお世話になった皆さまに感謝申し上げます。

 

16日(金)は、名古屋市社会福祉協議会の社会福祉施設研修会にお邪魔しました。

精神障害をお持ちの方へのアセスメント面接について、講義と演習を5時間行いました。

受講生41人中18人の方に、面接ロールプレイを体験して頂きましたが、いかがだったでしょうか。

夜は東京に戻り、弘文堂の教科書の編集委員会の方々と懇談させて頂きました。

 

17日(土)は、午前中は個別スーパービジョン2件、午後は専門職大学院のゼミでした。

ゼミは13時半から19時まで、途中2回休憩は挟みましたが、院生の途中報告と質疑討論で3コマ。

それから清瀬の駅前に繰り出しましたが、忘年会シーズンのためか、どこも満席。

6軒目に入った「わらべ」で、美味しい刺身を頂きながら、将来の夢物語を語り合いました。

 

18日(日)は、午後に立川のアイムで、精神医療国家賠償請求訴訟研究会の月例会。

その後、18時半~21時まで同会主催による、今井康雄さん(日本女子大教授・東京大学名誉教授)の講演会。

『プロパガンダとメディアを読み解く』とのお堅いテーマでしたが、さすがに中身の濃いお話でした。

参加者は少ないでしたが、問題意識の明確な方々と45分の質疑が繰り広げられました。

 

19日(月)~20日(火)は、和歌山県の精神障害者地域移行推進研修会へ。

県の報告、ピアサポーターの鼎談、病棟看護の実践報告など、内容も盛りだくさんでした。

夜の懇親会では、初めて会う方々と酒を酌み交わしながら、取り組み課題を語り合いました。

二日目のフル職種演習や、圏域ごとの推進戦略検討演習は、とても勉強になり面白かったです。

 

21日(水)は、夜「第九交響曲」をやっている池袋の東京芸術劇場で、ミーティング。

東京医療社会福祉協会のグループスーパービジョン、都内の病院MSW8名が参加しました。

柏木昭さんの「グループA」を引き継がせて頂きましたが、毎回真剣な省察の場です。

現行診療報酬の制度の下で業務を行う、MSWたちの苦悩とジレンマが伝わってきます。

 

22日(木)、今日は一日、学務にいそしむために、清瀬の校舎にいます。

研究室でメール対応をしていると、結構じゃんじゃん電話がかかって来ます。

この後、三つ会議がありますが、何時に終わるのか、読めません。

これでも会議の短縮化をかなり意識してはいるのですが、なかなか上手くいきません。

 

23日(金)、明日の祝日は、専門職大学院の「福祉実践フォーラム2016」が行われます。

今回のテーマは、福祉人材育成の方法と戦略を考えようというものです。

どなたでも参加できますし、まだ定員に余裕もあるので、下記のご案内もご参照ください。

夜は、霞が関ビルの上で、例年通り専門職大学院の同窓会を行います。

 

24日(土)、明後日は文京校舎で、今年最後の専門職大学院の授業です。

「発達障がいの理解と支援」の2回目、朝9時~夕方4時半までの4コマ連続講義です。

午前中は、かつて病院で同僚だった精神科医、東大の渡辺慶一郎さんをお招きします。

午後は、東京都発達障害者支援センター長の山﨑順子さんをゲストにお招きしています。

 

まだ来週も仕事は続きますが、キリがないので、ここまでにしておきます。

今年も、本当に様々な人と出会い、色々な場面でお世話になりました。

皆さまにとって、来年が良いお年となりますように。

少し気が早いですが、年末のご挨拶とさせて頂きます。

 

※画像は、今年9月に文京校舎の2階にオープンした「多目的ラウンジ」。本文の内容とは関係ありません。

 

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2016 年度 日本社会事業大学専門職大学院福祉実践フォーラム

力量ある福祉人材として自らを磨き、新たな時代を拓くための方略

~それぞれの学びと成長を支える魅力ある職場、そして職能団体・大学の役割

 

日時 2016年12月23日(金・祝)13:30 ~ 16:40

会場 全国社会福祉協議会 灘尾ホール

定員 300 名

参加費 無料

プログラム

13:30

主催挨拶:潮谷義子(学校法人日本社会事業大学理事長)

13:35 ~

第Ⅰ部 基調講演 

大島巌(日本社会事業大学・学長)

『ソーシャルワーカーを育てるという使命』

14:35 ~

第Ⅱ部 シンポジウム 

発題者

宇梶和子氏(元家庭裁判所調査官、家庭児童相談員/ 社会福祉士)

田村綾子氏(聖学院大学教授/ 日本精神保健福祉士協会副会長)

野口百香氏(一般社団法人戸田中央医科グループ本部医療福祉部部長/ 日本医療社会福祉協会副会長)

指定討論者

宮島渡(専門職大学院特任教授/ 社会福祉法人恵仁福祉協会常務理事・アザレアンさなだ総合施設長)

司会・コーディネーター

古屋龍太(専門職大学院教授・研究科長)

16:20~

終了挨拶:渋谷篤男(社会福祉法人全国社会福祉協議会常務理事)

 

【問合せ】

日本社会事業大学専門職大学院

〒204-8555 東京都清瀬市竹丘3-1-30

大学院教務課 福祉実践フォーラム事務局

TEL:042-496-3105

WEB:http://www.jcsw.ac.jp

E-Mail:inkyoumu@jcsw.ac.jp

 

全国生活協同組合連合会・全国労働者共済生活協同組合連合会助成事業

 



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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お久しぶりです (原田純子)
2017-01-14 23:08:33
昔、学生のころ、もう20年前になりますが。
まだ国立武蔵病院だったころにお世話になりました。覚えてらっしゃいますか?大変ご迷惑をおかけしました。すみませんでした。
社事大のページを見たら、偶然古屋さんのお名前を見つけました。お元気そうで良かったです。
返信する
初めて投稿されて頂きます (流山のクマ)
2017-01-23 10:06:22
昨年12月23日に灘尾ホールで開催された福祉実践フォーラムでは大変お世話になりました。
福祉実践フォーラムでは『心にひっかかるものがあるのに質問しないのは勿体無い』と思い、質問させて頂いたのですが、176名の参加者がいるなかで、途中で頭が真っ白になってしまい、しどろもどろとなり、大変申し訳ございませんでした。
前置きはさており、福祉実践フォーラムでは、シンポジウムの3人のソーシャルワーカーの言葉が心に響きました。
『日々の実践を言葉に、かつ感覚的ではなく論理的に伝えることが出来れば良いなぁ』という思いにかられました。
『日々の実践を人に伝える』『人から意見を頂き、視野を拡げる』『感覚的ではなく、論理的に人に伝える術を身につける』、まずは出来ることからコツコツと積み上げていきたいと思っております。

追伸
龍龍先生のブログを毎回楽しみに拝見させて頂いております。
龍龍先生は半ば冷やかしと思えるようなコメントに対して真摯にコメントを返されるのですね。
龍龍先生の真面目で爽やかで大らかなお人柄が垣間見れたように思えます。
返信する
ちゃんと、知ってください (だーれだ)
2018-11-17 17:38:09
流山市にある心療内科 ひだクリニック


ttp://soramugi.com


こちらのクリニックは、患者にまつわる内容の書類の一切が、カルテを初めとして職員ならば誰でも読める環境にあります。

通院を始めたばかりの頃からのサイコドラマ 担当の石川淳子氏 の私への接し方が、私の
カルテを読んだ上でのものと思っています。人前で恥ずかしい思いをさせられてばかりいると感じています。

普通、自分の行動や言動を相手がどう受け取るか、ということぐらい臨床心理士でなくたって誰でも考えることなのに、石川氏の私に対する接し方にはまるでそういった様子が見られず。嫌な思いをさせられているのは私自身なのですが、見ていてこちらが恥ずかしくなるほど子供じみていました。

余りに酷いと感じたので、とある女医の先生に実際に石川氏にされたことを相談すると、「それは聞きづてならないですね」と石川氏本人に問い質しに行ってくださいました。

すると、その日を境に人前に出るところでは石川氏の姿を見かけなくなりました。

その女医の先生がクリニックを辞められてからは再び見かけるようになりました。

私自身は、石川氏の姿を見ない時期でもクリニック内のいろんな立場の方に自分の窮状を相談していましたが、全くもって埒が開かない対応しかされずにいました。

新しい主治医の先生に「石川氏は患者からも既に見放されていて他の職員ともまともに関わっていないようだ」と自分の感じたことをカルテに書き込んでもらった時期辺りから、再び石川氏を人前で見かけなくなりましたが、同時に私自身の自宅宛に無言電話がよく掛かるようになりました。無気味で気持ち悪いです。

一般的に言っても、利用者の個人情報を職業上の立場から知り得る状況で職員が持ち出すということは十分に起こり得ることであり、ニュースを見ていても何処も後手後手の対応ですね。しかも、一度持ち出されたら一生何かしらついて回るのでしょうね。当人には何の落ち度もないのに。

石川氏についてはクリニックによるブログでも"日本では数少ないサイコドラマの有資格者だ"と触れられている文章を見かけたことがありますが、少なくとも日本における認定自体が所定の講座を受けた上で条件を満たせば大体の人がところてん方式で取れてしまえる程度のもので、何ら難しいことではありません。日本心理劇学会の常任理事という役職も、会員費を払えばなれるもの、という可能性が高いです。

そもそも日本における芸術療法を取り巻く現状が黎明期にあたるのであり、施す立場の人間の数が少ないのは当然のことです。実際にご自分でWSを立ち上げたり上梓までなさる方もいるし、そのぐらいの方ならば芸術療法の研究がもっと進んでいる諸外国の大学に留学して自ら体験しながら事の本質に触れていく、という方が殆どのように感じます。

日本の研究所だけの受講で仕事をしている方を決してけなす気はないのですが、外国で博士号まで取られた方のWSに出た経験を踏まえると、どうも薄っぺらくて物足りないような感じを受けてしまいます。

物言い自体も受け売りで話すだけ、というか上からトレースしただけのもの、みたいな。

何であれ患者の皆さんにも気をつけてください、とは言いたくはありますが、一体何をどう気をつければ良いのか。

皆さんは病院関係者によるプライバシー侵害に困ったことはありませんか?

最近よく起こるような動機や経緯もまるで理解出来ないような不可解な事件を目にするたびに、石川氏のことが頭をよぎります。
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