PSW研究室

専門職大学院の教員をしてる精神保健福祉士のブログ

ゼミ・ガイダンスを終えて

2009年04月12日 02時30分17秒 | 専門職大学院

新学期が、いよいよ本格的に稼働し始めました。

4月3日に入学式を終えてから、しばらくはオリエンテーション期間です。
健康診断から始まって、学生生活や単位履修に関するガイダンスが続きます。
既に講義も一部スタートしていますが、今週はゼミ(演習)選択についてのガイダンスがありました。

教員も学生も、初めて出会う者同士ですから、良く知り合う必要があります。
履修登録をしてから、後悔しないように、十分に時間をとって学生達にゼミの紹介をします。
1年間つきあっていく相手との、集団お見合いの場です。

ゼミを持つ教員全員が、学生達の前でプレゼンテーションを行います。
演習の概要を口頭で説明する教員や、パワーポイントを用いる教員、色々です。
学生達からすると、パンフレットでしか顔を知らなかった教員たちの肉声を聞く場になります。

教員のプレゼンは、それぞれ個性が出ますが、内容は似通っています。
まず、教員自身の出自というか履歴(生活史?)を自己紹介します。
兼務の仕事や、様々な公職を兼ねている教員も多く、教員同士でも「へぇ~、そうなんだ?」と初めて聞く話しも出ます。

次いで、専門領域のテーマや、実際のゼミの内容が紹介されます。
シラバス(講義要目)の概要が、ここで要約して示されます。
学生からすれば、自分の考えている研究テーマと、どれだけ合致する先生かを査定することになります。

続いて、卒業したゼミ生の取り組みや卒論テーマが紹介されます。
学生達からすれば、モデリングの対象を、自らと重ね合わせる場面といえるでしょうか。
本当は、実際に卒業したOB・OGに来てもらえば良いのでしょうが、そうもいかないようです。

プレゼンが済むと、各教員ごとのグループに分かれます。
だいたいの学生は、既に「この先生のゼミ」と決めているので、その教員のグループに参加します。
教員は「ティーチャー・ショッピング」をすることを勧めていますが、あれこれ訪ね歩く学生は少数です。

各グループで2時間弱、教員と学生でお見合いタイムです。
教員からは、演習で行う内容や、今年度取り組みたいテーマなどが説明されます。
学生からは、自己紹介と取り組んでみたいテーマなどが話されます。
それぞれの話しに、自然と質問や情報交換なども生まれてきます。

来週から、本格的にゼミが動き始めます。
今年の入学生たちも、なかなか個性的なキャラの方ばかりのようです。
教員2年目のゼミがどう展開していくか、今から、とっても楽しみです。



※画像は、キャンパスで学生達に可愛がられている猫です。
 僕がよく煙草を吸う喫煙所の横で、いつもひなたぼっこをしています。